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唯物論について勉強したいんですが、どの本を読めばいいでしょうか?
辞典で調べたら、フォイエルバッハの唯物論に批判的に書いたのがマルクスとエンゲルスの弁証的唯物論、みたいに書いてあった気がします。
フォイエルバッハもマルクスもエンゲルスも読んで、あとは現代では唯物論がどう捉えられているのかを知りたいです。
それぞれの時代について唯物論がどういうものだったのかを知りたいのです。
どういう本(題名を教えてください)を読んでいけばよいでしょうか?

A 回答 (1件)

唯物論のルーツはヘラクレイトスだとされ、その後もベーコンやホッブズなどが唯物論的な思考を展開していますが、一つの思想として確立するのは18世紀のフランスにおいてです。

こちらは「機械的唯物論」と言われています。
その理由は、万物を数学的・力学的に解釈しようとしたためです。ちなみに、こちらの代表的な思想家はディドロやダランベールなどです。彼らの著書を見てみるといいでしょう。
マルクスもエンゲルスもこのフランス唯物論を批判的に継承していますから、参考になると思います。

私はフォイエルバッハには詳しくないので、なんとも言えないのですが、マルクス・エンゲルスの唯物論を知りたいのでしたら、「ドイツ・イデオロギー」や「経済学哲学草稿」「共産党宣言」「反デューリング論」「フォイエルバッハ論」などにあたったほうがいいでしょう。
現代の唯物論に関する論争でしたら、少し古いのですが、見田石介氏の著作に当たってみるのもいいでしょう。ソ連崩壊以降は鰺坂真氏らがいくらか述べてはいます。
また、唯物論を現代に生かす試みとしては唯物論研究協会という学会が活発に行い、青木書店から本も多数でています。
唯物論の歴史などを簡単に解説した本ははっきりいって少ないので、いわゆる「哲学入門」本を読むより、実際に唯物論の研究をなさっている方の本を読んだ方がいいでしょう。少々骨が折れますが。

参考URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssm2/
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
わかりやすかったです。
人がわかっても本の名前がわからなかったりして困っていたのですが、助かりました。

お礼日時:2002/10/31 21:44

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