No.6ベストアンサー
- 回答日時:
No.5です。
「孤高のメス」が小説として文庫版で幻冬社から出版されたのはおよそ1年前ですが、この本はおよそ20年前に漫画の原作として書かれたものであり、それを新たに小説として書き直したのがこの小説です。
20年前と言うと、脳死の問題や移植医療の問題、医師のモラルの問題が論議されている時期であり、この本を読む事で、日本の移植医療の慨史がとらえることができます。
とはいえ、元々漫画の原作ですから、難しい本ではありません。
医師の文章なので、本職の文章に比べれば稚拙な箇所もあります。
しかし、医療現場に関する部分や、オペの描写の迫力は凄いです。
著者自身が成功させた、宗教上の理由による無輸血手術のくだりあたりは、背筋がゾクゾクする臨場感があります。
間違いなく、医師しかかけない本です。
その後、チームバチスタ等の医療小説は多く書かれていますが、医師のモラル・理想、現実といった問題を、当事者として書いているこの作品は、医療従事者の支持が高いです。
「氷点」は医療と言うよりも、キリスト教に立脚した作品ですから、ちょっとスタンスは違いますが、むしろこちらの方が平易です。
未青年ならなおさら、主人公の正義感と使命感にあふれた医師としての姿は、共感と憧れを覚えると思います。
■孤高のメスが、漫画の原作でしたら きっとメリハリ効いて、飽きの無い文面かと思います。たぶん娘はいっきに読みそうです。手術も好きそうですので良いかもしれません。有難うございました。
No.7
- 回答日時:
精神科死亡であれば、日本にユング心理学を定着させ、心理療法士として文化庁長官として活躍された、河合隼雄氏の著作は必読だと思います。
河合氏は医師ではありませんが、「こころ」を取り扱う人間であれば、必ず興味を惹かれると思います。
膨大な著作があり、中にはカウンセリングの手法に関するもののあるので、中学~高校生が読むのであれば、
●初期の作品として、「日本人とアイデンティティ」
●河合氏の考えをコンパクトにまとめたものとして、「心の処方箋」
を、お勧めします。
この二つは、若い人が読んでも理解が出来ますし、文庫になっているはずです。
また、お母さんが同時に読んでも十分に面白いです。
■bagnacaudaさんは随分といろんな本にお詳しいですね。
河合隼雄は、有名で専門的で難解そうですが、一度本屋で見てみようとおもいます。本人の志気が上がればいいのですが。
No.5
- 回答日時:
大鐘稔彦「孤高のメス 外科医当麻鉄彦」 全6巻
コレを読むと、TVドラマの「医龍」が、「チームバチスタ…」とこの作品の完全なパクリだと、はっきりわかります。
TVドラマのパクリって、ここまで安易でいい加減なのか!と、ある種の感動を覚えます。
それはともかく、外科医当麻鉄彦氏はカッコイイです。
著者は、現役の開業医。
ご回答、有難うございます。
娘は、新高校1年ですが、
中学校で、氷点を読んで良かったみたいですが、
その本は、難しいでしょうか?
No.4
- 回答日時:
「凱旋門」レマルク
は、どうですか?
実は、私は読んでませんが、
司馬遼太郎はこの本を読んで
「どうして医者にならなかったんだろう」と思ったそうです。
イングリッド・バーグマン主演で映画化されていますが
映画のほうは、とんでもない駄作のようです。
世界文学全集にあるそうなので、図書館で借りて
読もうと思ってます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%B1%E6%97%8B% …
No.3
- 回答日時:
「チーム・バチスタの栄光」シリーズはどうでしょう。
医療ミステリですが、キャラクタがとても魅力的です。
特にシリーズ3作目の「ジェネラル・ルージュの凱旋」なんか、救急医療の部長のお医者さんがカッコいいです^^
娘さんはおいくつでしょうか。
1作目「チーム・バチスタの栄光」は殺人が絡んできますし、2作目「ナイチンゲールの沈黙」には小児ガンで眼を失う子供が出てきて辛い話ですし…
全体的に専門用語も飛び交って、中学生くらいだとちょっと難しいかもしれません。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
私も北杜夫ファンですので北さんの本をお勧めします。「医局記」に加えて「どくとるマンボウ青春記」は旧制松本高校の寮生活から東北大学の医学部に入学して、少しずつ創作を始めるまでの著者の自叙伝です。ユーモアあふれる文体と面白い寮生活、父親(斉藤茂吉氏で、彼も精神科医です)からの助言で失敗した話など、面白く読めると思います。「医局記」と併せていかがでしょうか。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30723968
他には中沢正夫さんの本はいかがですか?著者は精神科医で、作家の椎名誠さんの友達であり主治医です。若い頃軽いノイローゼのようになった時にかかって以来、毎年相談を受けたり、健康診断を受けたりしているようです。著書にも椎名さんの事が少し出てきたりします。「六十で悪いか!ハグレ精神科医の老いのススメ」や「凹の時代」は面白かったのですが、どちらも絶版になっているようですので、図書館などで読んでみて下さい。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30478620
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19891541
作家の原田宗典さんは何年か前から躁鬱病に罹っているのですが、躁鬱病との取り組みなどを、精神科医の町沢先生(テレビによく出ています)に聞いた書簡集のような形の「ぼくの心をなおしてください」は、割と気軽に読める感じで、面白かったです。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31079187
こちらは精神科医ではありませんが、川渕圭一さんの「研修医純情物語 先生と呼ばないで」は著者の実際に研修医として働いた経験を基にして書いた本です。過酷な労働や、知識や経験の不足からくる苛立ちやストレス、対人関係など医師の過酷さがよく分かります。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32022379
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31573823
逆に医師を謳歌した本で「あやしい船医、南太平洋を行く」は、北杜夫さんのように船医に憧れて、医師として何年も仕事していなかったのに、急遽医師の練習(!)をして船に乗り込む話です。私見では「どくとるマンボウ航海記」の方が面白かったですが、医師としての活動はこちらの方が載っています。こちらも絶版のようですので、図書館などで読んでみて下さい。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30717098
ご参考までにm(__)m。
★いろいろな本を教えて頂き有難うございました。きっと娘が好きになりそうな本です。椎名誠は、小学校の時、岳物語を読んでいて面白かったと言っておりましたので中沢正夫の本も、興味を持ちそうですし、高校の寮生活から東北大へというsituationのどくとるマンボウ青春記も興味を持ちそうです。どうも、娘は主人公が、カッコ良くて、自分に置きかえれる事のできる感じで、さらに何かを習得出来、優越感を持てれば、なりたくなる感じです。また宜しくお願いします。
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