社員3人で会社をやっています。
オリジナル商品の製造業で、かつネットでの直販のみ行っています。
企画から製造、販売までをすべて自社でやっています。(一部製造業者さんにお願いしているのもあります。全体の1割くらいです)
ほぼすべて自分たちでやっているので毎日忙しいです。
3人の分担は、1人が製造専属。もう1人が製造とWEBデザイン、設計、企画など。そしてわたしが代表でホームページ管理、企画、経理、営業、出荷業務などをやっています。製造に関しては在宅のパートさんが2名います。
会社をはじめて2年、現在社員3人ですが、毎日フルフルに働いているのですが、利益があまりありません。大きな利益もなければ大きな損もないといった状態です。改善点はいろいろあるかと思うのですが、今後利益アップに向けてどれに重点をおけばいいのかよくわかりません。
わたしの考える対策としては、
(1)商品を値上げする
(2)経費を削減する
(3)売上、販売数をのばす
なのですが、
(1)は、今現在でも同業他社と比べると価格は高めなので、これ以上値上げして大丈夫なのかと躊躇しています。
商品価格のうち25%が人件費、材料費は20%くらいです。
(2)わたしを含めて給料は安い方と思います。経費も無駄なモノは買わないし、利益が少ないということで税理士も雇っていません。現状よりさらに経費を削減してもたいした利益アップにはならないと思います。毎月の売上の半分くらいが人件費です。
(3)これが一番の方法と思うのですが、直販のネットショップでは有る程度の客数で平均しています。大手ショッピングモールに出店するとか考えないとダメかなと思っています。
ただ、販売数がたとえば倍になったとして、日々の出荷数も倍になります。こうなるとわたしの出荷作業だけで間に合わなくなる気がしますので、バイトでも雇うないといけないと思います。そうするとまた費用がかかるし、、。なんとも煮え切りません。
客観的に見て、何がまずいのでしょうか?
たしかに製造コストをもっと押さえるということは可能かもしれませんが、大量生産ができるような商品ではないのです。それだとこれ以上の改良は難しいでしょうかね。。
No.2
- 回答日時:
ごくごく一般的な話になってしまいますが。
従業員3名・売り上げの半分が人件費ということで、おおざっぱなモデルケースとして、売り上げが約500万円/月という前提で算出してみます。
(あくまでも、モデルケースなので、数値が大きく異なっているかもしれません)
経費の削減は効果があります。
というのも、利益率を計算してみると、ある利益はどの程度の売り上げに相当するのかがわかります。
一方で、無駄な経費があれば、それを削減することで、直接利益アップにつながります。
利益率が10%と仮定すると、利益は、50万円/月になります。
1万円の無駄な経費を削減することができれば、51万円/月で、2%のアップです。
利益率が5%なら、1万円の無駄な経費の削減は、4%の利益アップになります。
これが一点でしょうか。
また、・価格に占める25%が人件費 ・売り上げの半分が人件費
この矛盾はどこから出てくるのでしょうか?
製造・販売業であれば、売り上げは、文字通り製品を売ったものですから、すべての製品が売れれば、売り上げに対する人件費も25%になるはずです。
これを、単純に考えれば、作られたものの半分が在庫になっている or 廃棄されているということになってしまいます。
必要以上に製造しているということはないのでしょうか?
もしも、必要以上に製造しているということであれば、それは、2つのケースが考えられます。
※実際、「まじめに必要以上のものを製造してしまっている」というのが、利益を圧迫するケースはままあります。
1)単純に作りすぎで在庫があふれている。
2)売れ筋商品と作っている商品が一致しない。ある商品は品薄で、別の商品は在庫を抱えている。
1)のケースであれば、単に「作りすぎないこと」です。
作りすぎないことで、パートさんにお願いしている時間が短くできるかもしれません。
当然、作りすぎないことで、材料コストも削減できます。
2)のケースであれば、なにを作らないかを考える必要があります。
ぱっと見、おもいついたのは、このくらいです。
ありがとうございます。
>また、・価格に占める25%が人件費 ・売り上げの半分が人件費
この矛盾はどこから出てくるのでしょうか?
25%の人件費とは1つの商品を製造する工賃です。非製造部門の人件費が入っていないのです。それを入れると50%くらいになります。
かかっているコストを考えると価格が安すぎるのかもしれませんね。
>1)単純に作りすぎで在庫があふれている。
波はありますが、在庫切れとなっている商品がいくつもあり、手がつけられないものも結構あります。忙しいときは製造部門の人間が足りなくなります。
>2)売れ筋商品と作っている商品が一致しない。ある商品は品薄で、別の商品は在庫を抱えている。
これは難しいですね。今日はAという商品ばかり注文が来たので、Aをたくさん作ると、翌日は別の商品の注文ばかりきます。暇な日が来ると製造を控えめにしてしまうのでその翌日にたくさん注文が来てしまうと在庫切れのままになってしまう、などよくあります。
経費削減は今後も続けますが、、価格の付け方に問題がありそうですね。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
No.2 です。
なるほど、価格に占める人件費は、いわゆる直接人件費で、売り上げに占めるものは、間接人件費を含めたものとなるわけですね。
理想的な価格設定だと、間接人件費を含めて20%を切りたいところです。ただ、これはもちろん、「その値段で売れる」という前提なので、単純に値段を倍にするのは無しということになってしまいます。
もちろん、すでに指摘のあるとおり、2倍の値段でも売れる商品にしてしまうというのが、理想ではあります。
やはり、一般論では対応できず、お役に立てそうにないです。
ただ、これまた一般論ですが、人件費比率が高いので、このまま単純に注文が増えると、質問のところでお書きになっているように、人件費がコストを圧迫するという可能性もあるような気もします。
やはり製造コストを下げるということであれば、大量生産というだけではなく、製造にかかっている時間の中で、「何かを探す」とか、「材料をとってくる」とかいう部分で、少しずつ無駄な時間を削減するというのは、よく行われる手法です。
ただ、実際にコストを下げるためには、この(あるとしたら)無駄な時間を削り取って、パートさんの契約時間を減らすとかで直接コスト削減につなげるか、逆に、この時点で売り上げ拡大を図る(人件費を増やさずに)という方向になるかと思います。
無駄な時間を減らすということで、単に、「急げ」だと失敗しますが、何かの道具を取りに行くのに1日10歩×100回移動していたのを、道具を手もとに置くとか、次に必要な材料をどれかと探していたのを、作るものによって、ケースなどを工夫し、「順番にとっていくだけ」などとするのは、作業者にとっても「楽になる」方向なので、うまくいくことが多いです。
最後まで、一般的なことしか書けませんでしたが。
No.4
- 回答日時:
このお話だけで判断するのは非常に難しいですが、零細ベンチャーで製造業をされているのであれば、
1、利益目標達成のために、商品ごとに何個売るのかを明確にすること
2、目標の商品個数を吸収するだけのマーケットがあるか確認すること
3、目標の商品個数を販売するだけのチャネルを作ること
がまず最低限必要ですね。
マーケットがなければやる意味がないですし、それがあれば販売チャネルを作ることに専念できます。
でも目標個数を設定していないと、いったいどこに向かって経営すれば良いか迷路に迷い込みます。
現在内へ内へ思考が進んでいますが、値上げ、経費削減はおすすめできません。
純粋に目標販売個数をいかに達成するかに集中することをおすすめします。
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