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映画「神童」みました。
物語に必要な情報がかなりカットされていて、見る人に判断をまかせるような作り方で、なかなかいいと思ったのですが、物語の根幹にある主人公の耳の病気が、原作には無いといううわさを、ちらっと耳にしました。
本当でしょうか?

他に大きな設定の違いはありますか?

原作のまんがは全く知らないので、教えていただけませんか?

A 回答 (4件)

遅い回答ですみません。

私は50才男のクラシックファンです。
コミックを映画化の前に読んでいて、映画化に期待していましたが、DVDを見てガッカリしたクチです。

大きな設定の違いと感じた点をいくつか挙げます。

(1)まず、映画をサポートしているのがYAMAHAです。そのせいか、ピアノ関係が大きく変更されています。コミックでは、ウタの自宅にあって生活のために手放したピアノ、スタインウェイへの愛着が色々な事件に絡んでいくのですが、映画ではそれがありません。コミックではそのピアノは「スタちゃん」と呼ばれていました。代弾きに至るきっかけもスタちゃんがらみですが、映画ではその経緯が意味不明になっています。

(2)ウタが代弾きすることになった巨匠がコミックではホロビッツ風,映画ではハイドシェック風でした。いずれもモーツァルトは弾きますが・・・。

(3)ウタはコミックでは野球大好き少女でしたが、映画ではバスケットを(指を怪我しないように)見学させられているという設定でした。

(4)コミックでは、クラシック音楽ファンも納得する細かな仕掛けがいくつかありましたが、映画の脚本家はたぶんクラシックを知らないのか、それらが殆ど反映されていませんでした。例えば、代弾きのステージに向かうとき、指揮者「カデンツァは?」ウタ「ベートーヴェン」という会話があり、すごく緊張する場面ですが、映画は何の緊張も無く演奏が始まってしまいます。コミックではその後ウタは即興でカデンツァを演奏し、大喝采を浴びるのですが・・・。

(5)コミックではウタは完全に失聴します。映画では一時的なものとされていました。

(6)映画のラストシーンでは、ウタは、どこかの倉庫でワオと一緒に連弾していましたが、コミックでは体で音を感じる訓練をして、復帰コンサートに臨みます。

なおコミックでは、ウタの耳の病気メニエル病は、父親も同じ病気であったという設定でした(さらに、はっきりは書いてありませんが、たぶんそれを苦にして自殺しています)。

曲目については、コミックはドビュッシー,メシアン,ショスタコ,ラベル,プロコ,バルトークなど色々な作曲家の曲が出てきます。映画はおっしゃるように普通の曲?しか出てきません。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。スタインウェイがらみとは!!!!!!!コミックを是非読んでみたくなりました。
>(5)コミックではウタは完全に失聴します。映画では一時的なものとされて・・・
そうですか?  最後に連弾をしたからですか?倉庫に行くまでは筆談していて、私は完全に失聴したと思っていました。あの連弾はそういう意味だった(聞こえるようになった)とは思いませんでしたが・・・
また、映画でもうたの父は耳の病気を苦に自殺してました。

私は予備知識ゼロで見たので、結構楽しめました。ワオとうたの八百屋のシーンとか二人の空気感が好きです。ただ、おっしゃるとおり、音楽ファンとして、物足りなさが残ったのも否めません。
原作者(音大受験の審査員として出演されてましたよね?)はどう感じてるんでしょうね・・あとピアニストの清塚さんとか・・・

お礼日時:2008/05/20 18:14

> コミックを是非読んでみたくなりました。


ご質問者がクラシック好きでいらっしゃるなら、コミックは映画より数倍楽しめると思います。

例えば、代弾きの際は、全然知らなかった曲をトイレに数分こもって暗譜して、楽譜には書いていないカデンツァをハッタリで「ベートーヴェン」と言って、本番では即興で切り抜ける。しかもそれが大喝采もの!
そんなシーンに鳥肌が立ちました。
映画では、和久井冬麦ちゃん(吹き替えを担当したピアニスト)の即興演奏が聴けるかと思いましたが、そこまでやりませんでしたし、楽章ごとのスタンディング・オベーションもありませんでした。

ただ、成海さんは、音は吹き替えとはいえ、鍵盤を叩いていたのはさすがでした。

映画において、最後の連弾をはじめとするクラシックでないオリジナル曲?は、私は不要と思いました。どうしても連弾シーンが欲しいなら、やはりクラシックの曲でという気持ちです。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
即興のカデンツァは神童の和久井冬麦ちゃんでも荷がおもかったのかもしれませんね。それともたかが映画のためにそこまでしなかったのか?

トイレにこもっての暗譜は映画にもありましたが、比較的覚えやすい曲とはいえ、そんなのありか?と思ってしまいました。まあそれが、神童たるゆえんなのでしょうが・・
暗譜にがてな私としては、ワオのだめだめっぷり(和音の音が出せない、とか、呼吸をしてないとか)が自分に重なって感情移入して見ていました。(趣味で弾く程度ですが、いつも先生に言われ続けています)

ピアノやクラッシックを題材としてる割りにこの映画はそこから距離を置こうと意識しすぎていたように思います。「4分間のピアニスト」というドイツ映画もそんな感じでした。その割りに挿入曲が妙に「普通」な気がして、違和感が残りました。

最後の連弾は、失聴したうたとワオとのこれからを象徴する余韻の残る終わり方だったとおもいます。
コミックでは、復帰コンサートに挑むとのこと、読んでみようと思います。

お礼日時:2008/05/24 10:03

漫画の中では、はっきりと曲目が書かれてるところがあまりなかったように思います・・・


今漫画が手元にないんで記憶があやふやなんですが
確か巻末にBGMの曲目リスト?を記載していたはずです。
どんな曲が載ってたかまでは覚えてないです・・・すみません。。
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この回答へのお礼

お礼が大変おそくなってすみません。
BGMリストがあるとは、凝ってますね。
出演者のインタヴューで、漫画の中では、音符が音楽を感じさせてくれた、と言っていた人がいました。
漫画も読んでみようとおもいます。

お礼日時:2008/05/24 10:08

映画を観ていないので他の大きな違いはわかりませんが、


漫画でも主人公の耳の病気はとても重要なポイントになってましたよ☆
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この回答へのお礼

回答有難うございました。
やはり病気はあったのですね。
お礼が遅くなってすみません。

ところで、映画では、演奏される曲が、モーツァルト、シューベルト、
ベートーベン、メンデルスゾーン、ショパンどまりで、のだめカンタービレ(テレビしか見てませんが)のように、ガーシュインやシューマン、ドビュッシーといった、マニアック?(つまりあまり一般受けしないような)ものがなかったのですが、マンガもそうなのですか?
(と、こんなところで質問してはいけないかな?)  

お礼日時:2008/05/10 15:59

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