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テレビで 映画をやっている場合 縦横比がやたらある いわゆるシネマスコープを よく見るのですが 映画館では せいぜい ワイドテレビくらいの比しか有りませんが これは 本来 シネスコなんだが 映画館の都合で勝手に 左右をカットして上映しているのでしょうか?今 衛星劇場で 黒の超特急をやっていますが 上下が半分以上 黒です。計ってみましたら 5:2 です。最近見た 宣戦布告は どうみても 5:2 では無かったです。

A 回答 (4件)

映画のサイズ。

つまり上映方式は昔から色々ありますが、現在のサイズは主に次の3種です。「スタンダード」縦横1:1.33。3:4とも言います。いわゆる普通のTVと同じサイズで35mmフィルムを何の手も加えずに撮影するとこのサイズです。
今はこのサイズの映画は少ないですね。「ビスタビジョンサイズ」本当のビスタビジョンというのは、フィルムを横にして2コマを1コマにして撮影。高画像と大画面を得る方式でしたがコストが倍になるため、現在は逆にスタンダードフィルムの上下を縮めて横長にして撮影しています。縦横比は1:1,75です。
日本映画は殆どこのサイズですが、1970年代後半まではシネマスコープが90%以上でした。
「シネマスコープ」スタンダードフィルムに特殊圧縮レンズで横幅を縮め、2倍の幅の映像を撮影します。そして映写時は、反対に広角レンズを使って横幅を2倍に広げて上映します。縦横比は正確には1:2,35になります。
映画館の都合ではありません。映画館で見るサイズが本当のその作品のサイズです。TVで放映するときやビデオ化するときは、シネスコサイズをそのまま放送することもありますが、ビスタビジョンサイズにしたりスタンダードサイズに直したりすることも多いです。映画館というよりTVの都合ですよ。
サイズは作品によって違いますしね。因みにあなたが見た「黒の超特急」はシネマスコープ。「宣戦布告」はビスタビジョンサイズで撮られた作品です。
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この回答へのお礼

どうも ありがとうございます。
そうですか 最近の映画は シネマスコープじゃないんですか。ちっとも知りませんでした。寅さんも シネマスコープのように思ってましたが 初期の物なんですね。てっきり 映画会社の作る映画は 全てシネマスコープで 自分の行く映画館のスクリーンに幅が無いので 勝手に左右をカットして上映しているか もしくは 各映画館向けに 3種類のサイズを焼いて 配給しているのだと思ってました。

お礼日時:2002/11/09 12:34

ichien様。

補足ありがとうございます。s320403様、この場を借りて討論会みたいになってすみません^^;。1について。これは私もその認識はありました。私が一番映画館に通ったのはもう30年前ですが、確かに当時はそういう映画館多かったです。小規模の劇場では上下の調節がなくシネスコ作品をビスタサイズで見せられました。記憶しているのは「日劇文化」「シネマ新宿」あたりはそうでしたね。(ただスタンダードが立て切れしているのはお目にかかったことはなかったですが)。でも最近は小~中規模の劇場、特にシネコンではシネマスコープ上映時は殆ど上下を調節していますので、今でもそういう映画館があるとは思いませんでした。2について。30%というのは私自身が専門家ではないので保障は出来ませんが、私より映画に詳しい友人に聞いた話でした。ビスタには2種類あることも分かりますが、概ね中間をとって1:1,75と称するのでしょうね。日本はヨーロッパサイズを採用していると聞いたことがあります。余談ですが、一時期サウンドトラックがフィルムの一部を占めた時代は、スタンダードサイズが1:1.13だったらしいですね。
殆ど正方形でみにくかったでしょうね。なんだか昔が懐かしくなってきちゃいました^^;。あのころは有楽座とかテアトル東京など2000席以上ある大劇場が首都圏に君臨しており、70mm大画面を競ってましたね。あの巨大画面はもう見られないんでしょうねえ。
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この回答へのお礼

映画のサイズについては やはり商業主義を背景にした歴史が存在するんですね。私は 70年代後半から全く映画館に行った事が無かったので 映画は シネマスコープだと思い込んでいました。最近また行くようになって あれぇ何か昔と違ってヘン と思い続けていました。最近の映画館は こじんまりとした狭い所が多いので 勝手にサイズ変更していると 自分ひとり納得してました。何度も ありがとうございます。

お礼日時:2002/11/11 08:01

今晩は。

まだ締め切られていなくて良かったです。
 yamabe40さんの回答の中に引っ掛かる部分が有りますので、念のために書き加えておきたいと思います。非常に良く映画を観ているようで、2回の回答に関してもほとんど言うことは無いのですが、一、二点気になります。

 1.「映画館で見るサイズが本当のその作品のサイズです。」
 これは実はそうでもありません。
 フィルムをフルサイズで使用して、それを映写していたサイレントの時代ならば確かにこれは全くその通りでした。その後、サウンドトラックがフィルムの一部を占めましたが、まだここまではほぼその通りだったでしょう。
 ところが、その後シネマスコープや本来のヴィスタヴィジョン、何故か名前だけはヴィスタと呼ばれている別の大きさのフレームが2種類、という調子でフレームの種類が増えてきました。70ミリのようにもはや存在しないものもあります。
 映画館でもそれなりに本来のフレームに近付けようとして、映写レンズをいくつか持っているわけです。しかし、それだけでは通常の映画館の左右にしか調節の効かないスクリーンカーテン(と呼びましたっけ? スクリーンの枠の黒地のことです)では対応しきれません。
 きちんと本来のフレームで映写出来るように、上下にも可変なカーテンを備えている劇場も増えてきていますが、未だにそうでないところも多いはずです。特に笑えた(腹が立った)のが、開館当初椅子の立派さを喧伝した渋谷のル・シネマ。カーテンは動かないし、どうやらスタンダード・レンズも持ち合わせていないらしく、ここで初めて上映されたスタンダードサイズの作品は、頭は切れる、脚も全部は映らない。これではあの世のルイス・ブニュエルもさぞ泣けたことでしょう(ブニュエルのメキシコ時代の作品の連続上映でした)。その後改修したのかどうか判りませんが、とにかくその時に私は、もう何が掛かってもここには絶対に来ないぞと思ったものです。
 岩波ホールのように予告編ですらもきちんと指定のフレームで映すところもあれば、適当にごまかしたものを映して済ませているところもあります。もちろんわざと、スタンダードをワイドにしたりはしませんし、逆にヴィスタサイズをスタンダードで映すようなこともしません(昔そういうことをしていたという話を読んだ覚えもありますが)。
 ではありますが、そもそもきちんと映写できないところも有って、その意味では映画館の映像が間違い無く本来のフレームだと考えるのは少々問題が有ると思います。
 映画のフレームに関しては、20年近く前のキネマ旬報で森卓也さんが何度か寄稿していました。彼以外にはほとんどこの件を警告、啓蒙する人はいませんでしたが。

 2.「ビスタサイズは、同じ撮り方でもフィルムのコマが30%くらい多く撮れるので、経費節減にもなるのです。」
 私はこれは参考URLにもあるように、1コマ辺りフィルム使用面積の大きさは変わらないと理解してきました。上記の森さんもそういうことは言っていなかった筈です。
 おそらくこれをウェブでは確認することは出来ないと思いますが、本当ですか? フィルムセンターにでも質問してみないといけませんね。

 最後に簡単ですが、ヴィスタサイズにはヨーロッパ(1:1.66。3:5です)とアメリカ(1:1.85)の2種類が有ります。その上実際にはこの中間のフレームということも有って、その辺は映写係が適宜調整しているのだとか。自分で書いたものではありますが、しつこくなってきましたのでこれくらいにしておきます。

参考URL:http://plaza.harmonix.ne.jp/~ayami/memopad/colum …
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この回答へのお礼

書き込み どうもありがとうございます。
映画のサイズも いろいろ歴史がありますね。私も チビの頃 ゴジラとか東宝の特撮物を見た頃となんか違うと おかしいなあと 思いつづけておりました。TVで ゴジラを見てもまあTVだからと言う事も有るでしょうが 迫力が無いと不思議に思っておりました。さすがに 私の地元には 2000人規模は有りませんでしたが 結構入れる劇場は有りましたので 迫力有ったですね。東映のチャンバラあたりも CATV で見ると 結構シネスコであったりしますので 再度 大きな劇場で見たいです。最近の映画は 結局 TVを見ているのと変わりないように 思います。

お礼日時:2002/11/11 07:55

こんにちは。

もう少し補足しますね。これって日本の性格をよ~くあらわす現象と思っています。(私は個人的には映画館で見る以上はシネスコが好きなんですが)
欧米では作品のサイズを決める権限は監督や製作サイドにあります。作品によって適切なサイズをちゃんと考えるわけです。現在でもシネスコ、ビスタの割合は半々くらいあります。ところが日本では1957年にシネスコを導入してからというもの
猫も杓子もシネスコにしてしまったんです。作品の内容よりも画面の大きさで売るような風潮がありました。では何故?現在はビスタに逆転してしまったのか。
それは日本映画の衰退とビデオの登場が関係します。具体的には日本映画がビスタに転向したのは1978年以降。(つまり寅さんもその時期からサイズが変わりました)映画自体が映画館の興行収入だけでは維持できなくなり、製作に入る前から、TV局に放映権などを売るようになりました。最初からTV放映、ビデオ化を意識した作品作りになりました。そうするとTV局側は、TVで見やすいサイズを歓迎するわけです。さらに、ビスタサイズは、同じ撮り方でもフィルムのコマが30%くらい多く撮れるので、経費節減にもなるのです。それが現在の日本映画がビスタ化してしまった原因です。しかし最近ようやく変わっても来ました。2000年のゴジラから久しぶりにシネスコの作品も出始めました。いい傾向だと思ってます。
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