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先日、大学でHBVの抗体を調べる検査をしました。数値は覚えてませんが、同級生に比べて超高値でした。
今までワクチン、HBIGなどを打ったことはありません。

母に聞いたところ、私の出産時、母にHBe抗体があることがわかりHBVに感染しているのを知ったそうです。
しかしHBe抗体があるので児に垂直感染しないから大丈夫ということで何もせず出産したそうです。
もちろん出産後も私には何も処置をしなかったそうです。

しかし私の抗体(おそらくHBs抗体)が高かったというのは、HBe抗体陽性の母の生き残ったHBV(変異株)が産道感染し、私も知らない間に一過性肝炎を起こしていてseroconversionが終わって、HBs抗体が出てきたHBe抗体陽性キャリアであるという見解でいいのでしょうか?

また母も自覚症状がなかったというので、出産時はHBe抗体陽性のキャリアだったとは思うのですが、急性肝炎の場合HBe抗体は1年ほどで消失するのに対してキャリアの人のHBe抗体はどれほど持続するのでしょうか?

A 回答 (3件)

いろいろと調べておられるようですね。

ただtermの使い方に関してはいくつか誤解があるように思われます。
キャリアはcarrierであり、ウイルスが血液内にいる必要があると思います。つまり、ANo.2の通り、HBs抗原の有無=ウイルスの有無を調べることから始まります。ウイルスがいない場合にはcarrierではないのです。質問者さんも書いておられるように「HBVが間違いなく存在する」必要があるのです。まずHBs抗原(変異株の話をされているようなので、ウイルスDNAを使って調べてもよいですが)を調べないことには始まりません。
carrierの人がセロコンバージョン後に、変異ウイルスがいることを想定してcarrierとして扱うことはあると思います。しかし、carrierの定義はあくまでも「ウイルスが体内に存在すること」であり、ANo.2の方の使い方が適切と考えられます。

>HBe抗体陽性の母の生き残ったHBV(変異株)が産道感染し、私も知らない間に一過性肝炎を起こしていてseroconversionが終わって、HBs抗体が出てきたHBe抗体陽性キャリアであるという見解でいいのでしょうか?
産道での感染の後、免疫寛容にて持続感染が起こっていればcarrierかもしれません。産道での不顕性感染で終わっていれば、持続感染にならずcarrierになっていないかもしれません。
蛇足ですが、言葉の問題でしょうけど、一過性肝炎の人であれば、seroconversionと言ってよいかも問題です。あくまでcarrierの人に使うべきで、一過性感染や不顕性感染に使うべきではないと思います。
また、産道感染は無かった可能性もあり、質問者さんの水平感染である可能性も否定できません。HBVは性交渉でも感染しますので。この点もあり、過去のことを問うのではなく、建設的な意見として現在のウイルスの有無を確認すべきであると考えます。

>キャリアの人のHBe抗体はどれほど持続するのでしょうか?
ウイルスがHBe抗原を産生し続けいる限り、HBe抗体は産生されるでしょう。その後は抗体価に応じて減衰していくかもしれませんが。

>『無症候性キャリア』
>HBs抗原+ HBe抗原+:垂直感染⇒一過性肝炎(0歳~2,30代)
これは垂直感染に限らず、水平感染後の持続感染でもありうることです。垂直感染後のものは一過性肝炎ではなくセロコンバージョンが適切なtermと思います。

>『HBe抗体陽性キャリア』
>HBs抗原+(その後HBs抗体+) HBe抗体+:一過性肝炎⇒ひとまず安心、肝炎終息(2,30代~4,50代)
セロコンバージョン後のことを言いたいのでしょうか?そして、質問者さんが今この状態だろうと思っておられるのでしょう。ですが、これも前述の通り、一過性肝炎は不適切な使い方だと思います。
また、質問者さんがこれに当てはまるかどうかも前述のように疑問符がつきます。
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どのような検査項目で御自身をキャリアと考えているのですか?



> 私の抗体(おそらくHBs抗体)が高かったというのは
HBs抗体陽性として話をしています。HBc抗体陽性ならば下記のように話は違ってきますが。

>キャリアの経過を見ていくのはHBe抗原が一番重要なはずです。
キャリアであればそうですが、HBs抗体が陽性であれば、通常はHBs抗原は陰性なのでキャリアでない可能性が極めて高いです。したがって、まずキャリアかどうかの判定(=HBs抗原が陽性かどうかの判定)が必要という事です。(HBs抗体陽性HBs抗原陽性は稀ですが変異株でおこりえます)

>HBs抗原陰性の変異株HBVはあり、HBeを重視するとのことです。
HBc抗体陽性では潜在性HBV感染という病態も考えますが、診断はあくまでHBV-PCRで行います。HBc抗体陰性でもHBV-PCR陽性者も稀にはいます。HBs抗原陰性でも心配ならHBV-PCRをされればいいかと思います。それでキャリアかどうかを判定されてください。

とにかく、キャリアかどうかの判定をまずされてください。

参考URL:http://www.bchikari.com/bgatahbkensa.html

この回答への補足

>HBs抗体が陽性であれば、通常はHBs抗原は陰性なのでキャリアでない可能性が極めて高いです。したがって、まずキャリアかどうかの判定(=HBs抗原が陽性かどうかの判定)が必要という事です。

USB99さんの回答有難く思います。

しかし、やはり調べたところ『キャリア』という定義は垂直感染(一部は成人の免疫不全時感染)したあとに、一過性肝炎を起こして、HBe抗体陽性になってもキャリアはキャリアというようです。
なぜなら変異株HBVが間違いなく存在するからだと。

失礼ながらまずはここに考え方の違いがあると思います。

つまり、
『無症候性キャリア』
HBs抗原+ HBe抗原+:垂直感染⇒一過性肝炎(0歳~2,30代)

『HBe抗体陽性キャリア』
HBs抗原+(その後HBs抗体+) HBe抗体+:一過性肝炎⇒ひとまず安心、肝炎終息(2,30代~4,50代)

補足日時:2008/05/11 21:31
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> 私も(略)HBe抗体陽性キャリアであるという見解でいいのでしょうか?


キャリアの定義は、あくまで持続的なHBs抗原陽性です。抗体は関係ありません。なぜ、HBe抗体を気にされるのかが分かりません。何か誤解があるように感じます。
とりあえず、HBs抗原が陰性ならば免疫抑制療法や抗がん剤治療などを受けない限りは問題ないかと思います。

この回答への補足

やはり調べたところ、HBs抗原陰性の変異株HBVはあり、HBeを重視するとのことです。

補足日時:2008/05/11 17:47
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この回答へのお礼

専門家とのことですが、多少??ですね。

キャリアの経過を見ていくのはHBe抗原が一番重要なはずです。

『キャリアにしてみれば、HBe抗体陽性キャリアになれば“ひとまず”安心』という記述が教科書にも記載されてます。

お礼日時:2008/05/11 17:45

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