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来年から刑事裁判員制度が施行されますよね・・僕はなぜこんな制度を定めたのかわかりません。皆さんはどう思いますか?また、刑事事件以外で一般市民が裁判に参加する制度はないのでしょうか?

A 回答 (6件)

私は企業法務担当者です。

その程度の法知識という前提でお聞き下さい。

私は裁判員制度は反対です。法の素人に、法の解釈・事実認定はムリですし、ましてや量刑の決定なんて出来ないと思っています。
職業裁判官で十分です。
しかもなぜ、殺人のような重大な犯罪だけなのか理解に苦しみます。

思うに、死刑の求刑にたいして無期懲役が確定した判決が出るとすぐ糾弾する、法のことを何も知らない「素人」「一般人」に辟易した裁判官が中心になって「じゃああんたらやってみな」てな感じで始まったのではないですかな。あっ、ちなみに私も山口市の母子殺人事件は死刑が相当であると思料しております。関係ありませんか。
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“なぜこんな制度を定めた”


法律により定められた制度の場合、多くはその法律の冒頭部分に意義が書かれています。
本件の場合は、
裁判員の参加する刑事裁判に関する法律で、
第一条 (趣旨)この法律は、国民の中から選任された裁判員が裁判官と共に刑事訴訟手続に関与することが司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資することにかんがみ、裁判員の参加する刑事裁判に関し、裁判所法...及び刑事訴訟法...の特則その他の必要な事項を定めるものとする。
とあり、“国民の理解の増進とその信頼の向上”が目的です。
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批判はあったものの、日本でも戦前は陪審制があったのです。

戦後、専門家(プロの裁判官)による裁判になりました。

もともと刑事裁判は、被告人の手を熱湯につけて、やけどの具合で決めていました。古来は呪術などで決めていたんですね。
それではあんまりだということで、地元の名士(エリート)などに裁定してもらうことにしました。
それが発展し、民主主義の考えも加わって、国民全体で判断しようということになりました。
さらに発展し、訓練された専門家が判断するようになりました。

考えようによっては、欧米の参審制や陪審制よりも、現在の日本の専門家による裁判の方が発達しているとも言えます。それをわざわざ「後退」させる意味がどこにあるのでしょうか?そもそも国民が求めているのでしょうか?

医療でも同様で、古来は呪術によりましたが、年長者の経験や民間療法を経て専門家による治療に発達しています。もっとも、司法と医療を同一にとらえることには無理があるかもしれませんが、要するに、せっかく訓練を受けた専門家をわざわざ税金で雇って育成もしているのに、なんで彼らを否定するのかが理解できません。

確かに冤罪はありますが、それはどのような仕組みであれ裁判には必ず付きまとうリスクです。
過去の冤罪事件は裁判員制度であれば防ぐことができたのでしょうか?仮に、当時の証拠の範囲で判断した結果有罪であったが、後日新たな証拠が出てきたために再審無罪になったとすれば、当時の裁判は正しかったことになります。裁判員制度でも同じだったはずです。

選ばれてしまった人の仕事や育児をどう面倒見るのか、自営業者の場合、収入の補てんをどうするのか、などなど、「義務」とはいえ実際に施行されると問題点が噴出し、国民の反発から定着は極めて困難だと思います。

そもそも、二審以降は従来どおりプロ裁判官だけですので、控訴しちゃえば裁判員制度による一審は全く無意味なんですよね。あ~あ、壮大な無駄と混乱が始まりそうです。

>刑事事件以外で一般市民が裁判に参加する制度はないのでしょうか?

検察審査会というのがありますが、刑事事件には違いないですよね。
民事事件という意味でしたら、これはありません。専門知識が必要で、離婚だの借金返済だの市井のもめ事に誰も首を突っ込みたくはないでしょう。そもそも事実認定など素人にできるはずがありません。刑事裁判でも難しいですので、民事裁判は市民参加はなじまないでしょうね。

気分や印象ではなく、法廷に提出された証拠と、法令により判断する。理屈では分かってはいますが、実際にはかなり訓練しないとできない芸当ですよ。
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 どの程度判断材料与えられるのかが不安です。

警察の捏造した証拠を提示され片棒を担がされたのではたまりません。アメリカその他多数の国が採用しているよう取調中随時録画しているのならまだしも、取調べの漏洩防止の為に随時録画を拒否した検察側からの(自白)証拠ビデオのみで判断させられたのでは冤罪が増える一方なのではないでしょうか?都合の好い部分のみ導入するのではなく、アメリカのように取り調べのすべての工程で弁護士をつけるべきでしょう。
 裁判員も誰でもが成れるのではなく、試験に合格した希望者のみに限定してもらいたい。周りにいると思いますがこんな奴には裁判員に成ってほしくないと思える人。そんな人間でも裁判員になるんですよ。
 何度も詐欺に引っ掛るような人も辞退してほしいですよね。あと、周りに流されやすい人。小泉ブームにのっかてなんとなく自民党に票入れちゃった人なんか裁判員になってまともな判断できるのでしょうか?
 検察側の求刑の多寡に依って実刑に差が出る事は無いのでしょうか?
世論に煽られパフォーマンスの様に求刑を重くしてケースも多々有るように思えるのですが。
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認めたのは国会です。

裁判所が勝手に決めたのではなく、国会が法律として可決したものです。

>刑事事件以外で一般市民が裁判に参加する制度はないのでしょうか?

ありません。

国家にこびる判事が多いですから、そういった意味ではよいと思います。
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それだけ今の裁判官の感覚が世間とずれている事を


裁判所が認めたのです。
そのため、私たちが参加するのです。
なお、民事事件で裁判に参加する制度はありません。
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