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先日、クリニックで健康診断を受けました。血液検査もあったのですが、その際気になったことがあります。

通常、採血の際、駆血帯というゴムで腕をしばってから採血されていたと思うのですが、今回はそれをしませんでした。これは特に手順としては問題無いものでしょうか?
真空採血管であればそちらが陰圧なので逆流は無いのでしょうか…。

また、(1)日本国内で使う採血管は今は全て滅菌であるのか
   (2)ホルダーは使い回していても問題ないのか
以上2点も教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

逆流のことについてお答えしたい思います。


平成15年11月に厚生労働省から、各都道府県衛生主幹部局あてに各関係機関に指導するようにと出されたことがあります。
それによりますと、(以下引用)

 <真空採血管は本来、採血管内を減圧することにより自動的に血液を採取できるように設計された医療用具であり、採血管内の内容物が患者の体内に移行することはないが、適切な手順で採血を行なわなかった場合、採血管内の内容物や細菌等(以下「内容物」という)が逆流し、患者の体内にはいる可能性があることから、今般、逆流を発生させる恐れのあるリスクについて再整理し、より詳細な真空採血管の使用方法等の注意事項について貴管内関係業者に対し、下記の通り自主点検を行い、適切な措置を速やかに講ずるよう、ご指導方お願いする。
            (中略)
1)駆血帯を装着した状態で採血管をホルダーに挿入しないこと。(駆血帯を装着した状態で採血を開始し、採血後採血管を挿入した状態で駆血帯を外した場合、静脈血圧が急激に低下し、採血管内の内容物が患者の体内に逆流する恐れがある)
2)採血管が室内温度に戻らないうちに採血を行なわないこと。(以下略)
3)採血針を抜くまで、被採血者の腕の血管を圧迫したり、動かしたりしないこと。(以下略)
4)採血管に血液が流入し始めた後は、採血ホルダーに押し込むような力を採血管に加えないこと。(以下略)
5)対外循環回路又は中心静脈から採血は行なわないこと。(以下略)
         (以下略)>

とあります。
特に1)の事項がご質問に最も関係があると思い、きちんと記述しました。採血管内は陰圧であるため、上記のようなことがある可能性があるということです。従って、真空採血管を使っての採血時は駆血帯をしないほうが返って無難でよいのではということで、血管が十分に出ている方については、特に駆血しておりません。
他のご質問については、No.1とNo2.の方々がお答えくださった通りだと思います。
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この回答へのお礼

とても詳細にご説明くださり、ありがとうございました。
大変参考になりました、感謝いたします。

お礼日時:2008/05/28 22:18

ホルダーは確かに厚生労働省から患者毎に取り替えるように通達がきていますが、実際に採血ホルダーの汚染が原因で血液媒介感染をおこしたという報告はありません。

でも、少なくとも消毒済みのを使って欲しいですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
何度か健診を受けていますが、ホルダーは消毒すらしていないものが多いようで、やはりあまりいい気分はしませんね。

お礼日時:2008/05/28 22:23

こんにちは。


駆血帯は、静脈を止める事で、その下流を怒張させて刺しやすくする為ののものですから、十分見えているような場合は必ず必要という事はないです。
シリンジでも採血管でも、穿刺後は駆血帯はすぐ外しますよね。
日本では真空採血管は無菌になってます。

ホルダーは針やチューブと構造上分離されており、針のトラブルや穿刺手技により汚染してしまったような場合でなければ使いまわしに問題はないと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
駆血帯は必ずしも必要なわけではないのですね、参考になりました。

お礼日時:2008/05/28 22:20

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