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「誹謗」と「中傷」は、それぞれ異なる意味を持つ独立した熟語で、それをまとめて「誹謗中傷」と使っている方がかなり増えました
おそらく、誹謗の意味も、中傷の意味もよくわからない方が使っているのだと思います。
誹謗と中傷を並べたいのであれば、「誹謗・中傷」等と書くべきですが、それ以前に、誹謗とも中傷とも異なる意味で使っている用例ばかりに出くわします。
単に「非難する」という意味で使っている場合もあれば、「異なる意見を言う」という意味で使っている方もおり、その意味の曖昧さから、話の流れがおかしくなってしまうことが大半です。
新しい言葉が発生するはよくあることで、そのきっかけが誤用であることもまた多いのですが、「誹謗中傷(新語)」に関しては、あまり使いやすい言葉でも、いい意味の言葉でもありません。
そもそもその意味の定義に十分なコンセンサスがないというのが、新語として認めるには致命的だと思います。
その本来の意味に忠実な用法を除いて、なるべく、この新しい意味での「誹謗中傷」は、使うべきでない、と考えますが、皆さんいかがお考えでしょうか?

A 回答 (8件)

私は、aupenさんに賛成です。



「中傷」は、根拠がないとか、嘘に基づいているといった意味の成分を含むはずですが、「誹謗中傷」という言葉を当たり前のように使っていると、いずれ多くの人がそのことを理解しなくなるでしょう。これは、例えば、ある言葉の使用が正当化されるために条件がA、B、Cの3つが必要である時に、そのうちの1つだけを満たせばその語が使用できるようになるということです。このように、言葉の中身が貧しくなることは、社会全体の認識の分解能の低下を意味しており、それは思考力の低下といって差し支えないと思います。よって、私はこういう使い方に反対です。
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この回答へのお礼

仰るとおりだと思います。
新しい用法に新しいきちんとした意味があれば別ですが、実際にはただ何となく使われているだけですから。

言葉は生き物、意味はどんどん変わりますが、それとは別の問題だと思います。

お礼日時:2008/10/05 08:38

姑息な手段



「卑怯な手段」と思ってる人が70%で本来の意味とは異なる理解をしてる人がほとんどだそうです。

言葉とは生き物です。
型におさめようというのが無理な・・・
乱れるのがいいのでじゃなくて変化するのは仕方ないということです。

江戸の人が聞いたら今の言葉の乱れように嘆くのでしょうね・・・
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>>「誹謗中傷」とまるで四文字熟語のように使うのはおかしくないですか?




全然おかしくないと思います。
質問者さんの言いたいことは理解できます。
でも、日常会話で「誹謗中傷」という単語が出てきて、「その使い方は違うよ。誹謗は○○という意味で、中傷は××という意味なので、四文字熟語じゃないんだよ」なんて、いちいち説明するの?

また、言葉は時代とともに変化します。
今の若者言葉には賛成できませんが、これらが何十年か経てば、スタンダードになっていることもあり得ます。
「誹謗中傷」も四文字熟語として成立しているので問題ないと思います。

それとも、日常会話で江戸時代の武士語、明治の文豪の文体、京都のお公家言葉で会話しているんですか??
そんなわけないでしょう。
いちいち気にすることではないでしょう。
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誹謗も中傷も言葉の暴力でしょう。


厳密に使い分ける人もいないし、使い分ける必要も感じません。
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辞書などになんの注意書きもなく記載してあるように思います。


よって、私も使いますが。

おっしゃりたいことは判ります。
今と、30年前とでは言葉が変化しております。
アナウンサーがめちゃくちゃな表現をし、それが許される世の中ですから。
でも、それで、大勢の方がその内容、彼らが言わんとすることが伝わるのだからいいのではないでしょうか。
もし、質問者さんが、このような掲示板で「これはおかしな使い方だなぁー??」とお思いになられれば、その点を指摘なりご質問されればいいではないですか?(こういう意味でお使いなんでしょうか?とお聞きになるとか)

正規な文書。論文や新聞の記事で使い方を間違っている!とおっしゃるならば、文字で伝える者たちのレベルの低下といえますが、掲示板などでのご意見ならば、別段そこまで気にしなくてもいいのではないかと思います。

どういう場面で、これはおかしい使い方だと思われたのでしょうか。
それが、どこかの掲示板での注意書きであれば、そのスタッフに「文章がおかしいよ」と指摘してあげればいいだけかと思います。
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>そもそもその意味の定義に十分なコンセンサスがないというのが、新語として認めるには致命的だと思います。



新語や言葉使いは誰かが(特定の個人とか公的機関)認めたりするものではなく、人々が使って発生するものです。 現状を見ると広く元々の意味からするとおかしいとする意見の人より、何も考えずに使っている人の方が多いと思われます。したがって、元の意味からすればおかしいのでしょうが、現状では「誹謗中傷」を使って十分に意志が疎通できるので問題ないでしょう。
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>この新しい意味での「誹謗中傷」は、使うべきでない



オレは、およそどんな言葉であれ、「~すべきでない」ということで何らかの制御を意図することにはすべて反対。

そもそも、言葉を誰かが意図的に「使うべき」「使うべきでない」と決めて、その通りにできると考えるほうがおかしいだろ。イヤだろうが何だろうが、広まるものは広まるし、広まらないものは広まらない。そこに、特定の人間の意志は介在できないし、すべきではないだろう。

できるのは、「オレは、使わない」「オレは、使う」という、それぞれの個人の判断だけ。それが多数であれば広まるだろうし、そうでなければ広まらないだろう。もし、「使うべきでないのに広まっている」としたら、「使うべきでない」という判断が人々に支持されない、ということに他ならんだろ。人々に支持されないものが、たとえ正しくとも「よい」ものとは思えんね。
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「誹謗中傷」が「異なる意見を言う」とか、「非難する」という意味でマスコミ(特に新聞紙)で使われる事はまず無いです。



「誹謗中傷」は、国語辞書にも「用例として」掲載されるほどで、そもそも使うべきではない新語と言う意見には賛成しかねます。

TVなどを見ていると、「鳥肌が立つほど感動した」などと言う表現がアナウンサーの口から出てきます(^^;)。「誹謗中傷」も、本来の意味とは違う使われ方をしても、それが一般的になったら受け入れるしかないんじゃないですかねぇ…???

そんなことを言うから日本語が乱れるんだ!と、言う人も居ますが、500年、1000年前の言葉遣いをそのまましている人は今居ないのですから、ある程度の変化は許容してやっても良いと思います。
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