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 植物から堆肥を作るには乾燥させてから山積みにして切り返しを行うとよく書いていますが、その様な堆肥作りは難しいのが実情です。
 現在サツマイモとタマネギを交互に栽培していますが、いつも悩むのがサツマイモを収穫した後のツルや葉、それから定期的に抜く雑草の取り扱いです。
 化学肥料だけをやり続けても土は硬いままで、何らかの堆肥をやりたいところですが、例えばツルや雑草(この場合種子は覚悟する必要はあるが)をある程度小切りにして畝にパラパラと巻いておけば一応肥料にはなるのでしょうか?
連作障害はないものと仮定して回答頂けないでしょうか。

実際に巻いてみると丸虫が集っているようですし、その結果分解すれば立派に肥料成分は回収出来そうな気がします。
また、これを濡れたまま積み過ぎて嫌気性になると脱窒素反応により硝酸塩も分解されて窒素になってしまうと、あるサイトで解説していましたが、私は少なくとも燐酸や加里、石灰などはそのままその場に残るような気がします。

A 回答 (5件)

ご希望により回答します。


 新鮮な残渣を土中に鋤き込むことは、次の作目に向けた効率的な農作業として普及しております。醗酵しておりませんので、当然この残渣は堆肥ではありません。過剰な残渣を鋤き込めば分解に伴うガス発生が懸念されますが、この残渣は少量ですので数週間たてば障害にはなりません。この間、元肥として家畜堆肥、化学肥料を施用したり、耕起、整地など植え付け準備があります。残渣や灰の肥料効果はご期待されているほど大きくはありません。それは家畜堆肥の適正施用量は1反に乾物(含水率0%)で600kg前後、原物で2t前後であり、さらに化学肥料を散布することからもお分かりとお思います。複雑な生態系を持つ土を維持する1つの努力とご理解ください。
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No1です


No2さんの補足のなかの(3)と(4)

「乾かさず撒いて置く」
地面にまいておくと、分解・乾燥によってさらに小さくなり風で飛んでいく
地表に残るのは一部だけ(吹き溜まりに集る)
「乾かさず鋤き込む」
鋤き込む量によります
緑肥のようにイネ科植物は水分が少ないので生えたまま鋤きこんでいきます
野菜屑の場合、水分が多いのであまり多く入れると発酵・分解が遅くなる
しかし、やがて分解終了となれば、肥料成分になります
ちなみに、分解途中に播種すると、害が出る(極端な例:堆肥に種まき)
この時間的ロスを考え、そういった作業をしない農家が多いのでしょう
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>収穫した後のツルや葉、それから定期的に抜く雑草の取り扱いです。


昔は牛か馬のえさでした。
>小切りにして畝にパラパラと巻いておけば
分解が早くて堆肥になりにく井です。適当な山に積んで(雑草の根の土が混ざるのである程度のこうきせいが確保できる)二-3年後に肥料になります。一部分解されないで残る物もあります(既に回答あり)。

「塗れたまま」は、運ぶのが大変ですから、ある程度乾かして、動かし堆肥にします。
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ご指摘のように野菜残渣を畑に放置すれば、それなりに肥料成分は回収できるでしょう。

しかし本来、厩肥を含め堆肥を畑に入れる目的は、土壌中の有機物を多くして、有機物を栄養源にする微生物の増殖を促し、同時に、空気を多く混在させ物理性を改善することです。特に、多様な微生物の活動を促すことは、フザリウムなど連作障害を起こす微生物の増殖を妨げ、微量成分の供給とあわせ、「連作障害」を軽減する機能が期待できます。微生物の存在は菌体形成と分解からある種の肥料成分の貯蔵機能を持つため、肥料の施用に際し緩衝作用と貯蔵が期待されます。水田はほぼ嫌気的なため、計算上は10年以上、有機物を施用しなくとも収量に影響ありませんが、畑は常に空気に曝され有機物の分解が促進されることから、定期的に有機物を投入しなければなりません。
収穫後残渣はすきこむか、鶏糞などを混ぜて堆肥化することをお勧めします。土を作ることが野菜を作ることです。

http://journeytoforever.org/jp/compost.html

この回答への補足

回答有難うございます。
ところで、1つ疑問が湧いてきました。堆肥になる場合と嫌気性金により分解・腐敗する場合など4通りあるような気がします。
(1)乾燥した草を山積みにして切り返し等をこまめに行う。
 この場合好気性菌により堆肥となる。
(2)乾燥させずに草を山積みにするだけ。
 嫌気性菌により腐敗し、窒素も空気中に還元される。
(3)乾燥させずに土の上にパラパラと撒くだけ。
(4)乾燥させず土中に鋤き込む。

どうしても自分が分からないのは(3)と(4)の違いです。回答頂いた文面からは(3)の場合、空気に曝され有機物の分解が促進される。従って無機物になり、即効性の肥料と同じくなる。(4)の場合は適度な空気との接触により、分解されても有機物のままで残るので(これが堆肥と解釈して良いか?)、緩効性肥料としても働くし、保水性もUPすると考えても良いのでしょうか。

補足日時:2008/05/26 01:01
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作物の余計な部分の処理は農家も頭を抱えている所です


これといった適切な処理方法は確立されていません

もっとも良いのは畜産利用~糞尿~堆肥だと思います
しかし、畑は一時期に大量に出て、保存が難しい

蔓・葉をそのまま肥料とするのも良い考えだと思います
しかし、腐葉土を上手に作るには水分調節が必要で、蔓・葉の水分では多すぎる
質問者さんの嫌気発酵~腐敗の原因になりそうです

腐葉土や堆肥にせず、そのまま鋤き込む
これは可能です。これの問題点はサツマイモの場合、蔓が耕運機に巻きついてしまう
この巻きつきの長さより短く(5cmくらいか)ならOK

雑草は燃やして灰にして利用した方がよろしいかと・・・

カブ・大根・ニンジン等を栽培する場合、こういった作業は好まない
根に何か当ると、形がくずれる
サツマイモも若干同様のことが発生し変形芋が出ます

ちなみに葉ものキャベツ・レタス等はそのまま鋤き込む作業は常時行われています

サツマイモ農家の話。畜産堆肥1反(1000m2)に軽トラ1台(350kg)散布/年1回
といっていました
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
やはり農業は農作物→畜産利用→糞尿→堆肥→農作物と言った連鎖が基本な訳ですね。
しかし、それを消費する家畜が居なければどうにもならない訳で、鋤き込みは有効な方法だと感じました。
雑草は灰にすると有機物はなくなりますが、窒素以外の肥料要素は残るので、いわゆる燐、加里、石灰を多く含む肥料になりそうですね。

お礼日時:2008/05/25 20:06

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