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某製薬メーカーの銀イオン入り消臭剤に対して
排除命令が出されたというニュースを見ました。

で、消臭剤ではなく衣類のニオイとりスプレーについてですが
購入時に銀イオン入りかどうかでいつも迷わされます。

ひょっとして、銀イオンってあまり意味ないんですかね?
もしそうなら銀イオンを無視して迷うことなく安い方を買います。

どなたか、ご存知の方いらっしゃいませんか?
両方使ってみた感想などでもいいので教えてください。

A 回答 (4件)

こんばんは。


消臭剤等にどれ位銀が含まれているかは不明ですが、日常品を汚したり変色させない量でしょうからppm単位の微々たる量なはずです。

銀イオンに抗菌作用があるというのは、銀イオンが細菌内部のSH基に結合して、細菌の活性を失わせる事に由来するのは確かです。
つまり細菌が保有するある種のたんぱく質に銀イオンが結合してしまうことで初めて効果がでるんです。
銀を1000kg(1立方メートル)の純水に僅か0.05g程度をイオンの形で添加してもその溶液に殺菌効果があると言われています。
イメージとしては、縦横1m深さ1mの枡に入った『純水』、「耳かき1杯にも満たない」の銀を硝酸などを利用して、完全に溶け込ませた量で効果がある事になります。

ただ、銀イオンと言うのは、別に細菌のたんぱく質だけに結合するわけではない。
銀イオンは人間の手垢の成分、ホコリ、し尿の成分、空気中の硫黄化合物、水道水の塩素なんかにも結合してしまう。

※銀イオンが細菌に取り込まれる以前に、他の物質と結合して細菌に直接作用しない可能性のほうが実生活上では高いんです。

銀イオンが便器の黒ずみを防ぐ等と詠っていても、実際は銀イオンの大分部分が水道水の塩素、し尿成分と結合し沈殿するして
本来の効果が発揮されるとは限らないし、銀イオンが蒸気となって空中を浮遊して殺菌すると言うのも現実性がないんです。
また、衣類のスプレーしたとしても、銀イオンが汚れや染料、人体から移行した汗由来のたんぱく質などと結合して、
必ずしも細菌を死滅させる濃度、活性を安定して得れるわけではないんです。

ちなみに、水道水には塩素が概ね1000kgに0.4g程度存在し、理屈の上では水道水で手洗いしただけでも十分な殺菌効果があるはずですが、
実際はそうとは限りませんね。細菌を殺菌する以前に、人間の手垢や汚れと結合して、殺菌作用をしめす濃度まで達しにくいからです。
ただし、洗剤等で殺菌を邪魔する汚れ成分を完全に落とせたならば効果を発現します。

要するに銀イオンの殺菌力のお話もこれと同じ事です。

ですから「理屈の上では効果があるが、実用として使用するには効果にあまりにも差がありすぎる」わけで、
私としてはあまり性能に期待しないほうが良いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

非常に丁寧なご説明ありがとうございます。
超素人の私でもなんとなく分かってきました。
ほとんど効果は期待できないんですね。

お礼日時:2008/06/17 14:20

昨年の11月にも、銀の効果をうたった商品を販売したアース製薬に対して


公正取引委員会は排除命令を出しています。

今回の処分に対しても、「含有量が少ないことから、十分な効果が認められない」と
指摘しています。つまり、銀イオンを含む=効果があるではないと言うことです。

変な例えですが、ワサビがアニサキスに対して効果があるのは事実ですが、
通常の料理で用いる程度のワサビではアニサキスは死にません。
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この回答へのお礼

やっぱり量の問題ですか。
ありがとうございます。

効果があるってのは、それこそ、銀の粉が見えるくらいの
レベルだったりするんですかね?

お礼日時:2008/06/13 10:11

銀イオン自体は細菌の呼吸・代謝を阻害する作用があり、抗菌作用はあります。


教科書にも載っていることです。

効果がないのは量が少なかったりするのが原因です。

なお、僕は銀イオンの使った商品を使ったことはないので、比較などに関してはわかりません。
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この回答へのお礼

なるほど、量の問題ですか。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/06/13 10:09

>ひょっとして、銀イオンってあまり意味ないんですかね?



その通りです。

この回答への補足

えっ マジですかっ
そんなにあっさりとした回答がくるとは。
ひょっとして効果ナシって、すでに常識?

補足日時:2008/06/13 09:38
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