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ポンプをインバータ制御する際注意することがあるといわれました。
ポンプの原理に戻って考えれば、単純だそうですが、
どうしてもわかりません。
どうか皆様ご教授ください。

あと、参考になるようなページがありましたらお教えください。

A 回答 (2件)

ポンプをインバータにより可変速運転した時の基本原理は次の式で


示すことができます。

Qn=Q50×(fn/f50)
Hn=H50×(fn/f50)^2
Pn=P50×(fn/f50)^3

記号は次の通りとします。
Q50:運転周波数50Hz時のポンプの流量[m^3/min]
H50:運転周波数50Hz時のポンプの揚程[m]
P50:運転周波数50Hz時のポンプの軸動力[kW]
f50:運転周波数を50Hzとする

Qn:運転周波数 nHz時のポンプの流量[m^3/min]
Hn:運転周波数 nHz時のポンプの揚程[m]
Pn:運転周波数 nHz時のポンプの軸動力[kW]
fn:運転周波数を nHzとする。

運転周波数を40Hzとしますと、
流量は40Hz/50Hz=0.8、揚程は(0.8)^2=0.64、軸動力は(0.8)^3=0.512
となり、流量が80%に絞ると、軸動力が51.2%(約半分)となり、省エネルギー
が期待できます。

流量は25Hz/50Hz=0.5、揚程は(0.5)^2=0.25、軸動力は(0.5)^3=0.125
となり、流量が50%に絞りますと、軸動力が12.5%となり、大幅な省エネルギー
が期待できます。

ここで揚程(H)に着目しますと、揚程(H)は運転周波数の2乗に比例しますので、
揚程が25%に低下します。

水(液体)を汲み上げる高さ(揚程)が、かなり小さくなることが判ります。
高低差(揚程)があまりない場所へ水(液体)を移動する用途では問題ありません
が高低差(揚程)があるところへは汲み上げできない場合があることになります。
と言うことで、高低差(揚程)の問題に注意があるので、適用には、この点の
考察が必要となります。

なお、一般的に揚程のある場所でもポンプの流量-揚程(Q-H)特性に余裕の
ポンプを適用している例も多くありますので、実運転している場所での揚程と
ポンプの仕様(Q-H特性)を確認して運転周波数の限度を決めているようです。
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ポンプのHーQ特性が回転速度でどのように変化するか考えれば判ると思います。


また、配管損失、吸込み損失、吐出し損失は流量で変わるので、全揚程も変化します。遠心ポンプだとS字特性の領域に入る可能性もあります。
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