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「戦記物」と言えば、今も昔も人気のジャンルですが、定番の「太平記」「平家物語」
などが江戸時代から小説や演劇の分野で人気を博していたそうです。
「戦記物」というジャンルは、時代設定とか登場人物がある程度把握できて
いないと話が分かりにくいので楽しめないと思います。

江戸時代の庶民の学校での教育内容とは「読み書き・算盤」というイメージが
ありますが、実は高度な歴史教育が為されていたのではないかと推測できます。
江戸時代も我々現代人と同様に学校で歴史の教育を受けていたのでしょうか?

A 回答 (3件)

結論を言うと武士や貴族は藩校(武士の学校)や個人的な塾や家庭教師という形で歴史教育というか教養として学ぶ機会がありました。


とは言え今の学校教育のようなイメージでは無く漢文を学ぶ為のテキストとしてたまたま中国の歴史書を使った為自然と覚えたという形です。ですから体系的なものではありませんでした。
それと江戸時代以前までで歴史というのは中国史であって日本史は国学が盛んになるまでは比較的マイナーな扱いだったりします。

一番有名なエピソードとしては鎖国政策が実は江戸幕府の政策だったのに古来(神武天皇とかの時代)からの法と思ってた人が結構多かった事があります。これには江戸時代の人で頼山陽という学者の書いた日本外史というテキストがベストセラーになりました。これは源平から徳川初期までが書かれていたのですが太平記等を下敷きにしたものでしたので文学とか小説みたいな感じです。今で言うならば司馬遼太郎の作品が似たような感じです。

なので肝心の学問的な価値は低い代物であった為重要な政策等が分かりづらい欠点があります。ありますがそれを差し引いても多くの人々に訴えかける「何か」があり後世の幕末に多大な影響力を行使したと言えます。私はその「何か」とは熱血とか燃えとかだと思いますけど。

少し脱線しましたが庶民はというと所謂琵琶法師や講談或いは芝居や歌舞伎といった形で軍記物等の歴史に接しました。今ならば映画や小説とかテレビの時代劇がそれにあたります。なので庶民が知る歴史とは現在ならば銭形平次や水戸黄門とかNHKの大河ドラマを見て歴史を語る様な物であったりします。
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国民一般への歴史教育は、「国民国家」作りの政策で生まれた物なので江戸時代にはあり得ません。



太平記の人気と、里見八犬伝の人気は一緒で、物語として面白いというその一点です。
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>「戦記物」というジャンルは、時代設定とか登場人物がある程度把握できて


いないと話が分かりにくいので楽しめないと思います。

うーん、逆ですね。『太平記』や『平家物語』(よりも、江戸時代は『源平盛衰記』の方がメジャーでしたが)から、歴史知識を得ていたかと。
学校で歴史教育、というのはなかったと思うのですが…。節用集での学習が基本になりますから。

ちなみに、「戦記物」とはあまり言わないです。「軍記物」ですね。『太平記』が現代でもメジャーですが、上に挙げた『源平盛衰記』『甲陽軍艦』なども多く読まれていました。


江戸時代も後期になり国学が興ると、それはまた別に国学方面から歴史の勉強をする人もいましたが、庶民には少ないですよね。
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