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 私は日本語を勉強中の中国人です。

 詩を読むとき、あなたは「空色の便箋」と「水色の便箋」とこの二つの表現から連想されやすい手紙の内容は何でしょうか、それぞれ教えていただけないでしょうか。ちなみに、私の場合は

「水色の便箋」:別れ話をした手紙
「空色の便箋」:あの人への永遠に出さない手紙

 また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ大変有り難く存じます。よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

さすが、中国の方です。

推敲という言葉の深さを、久しぶりに思い知らされました。また、韓国やベトナムと違って、日本では今でも漢字が現役であることをうれしく思いました。

> 「水色の便箋」:別れ話をした手紙
> 「空色の便箋」:あの人への永遠に出さない手紙

空色という言葉には開放感があり、失恋であっても、暗いイメージはありません。私の場合、「空色の便箋の手紙は永遠に送られることがなく、ただ、自分の心の中にだけ生きている」というイメージを喚起されます。

水色の場合は、日本が誇る文学者の宮澤賢治が書いた「やまなし」という短編小説を連想しました。これは、親子のカニが、川底で「クラムボムは、かぷかぷ笑ったよ」などと会話しながら、流れてくる山梨(やまなし)を眺めている情景を描いたものです。クラムボムという謎の単語の正体は、良く分からないのですが、よく言われるのは太陽のことではないか、という説です。この「かぷかぷ」というのは、日本語が得意とする、擬音語・擬態語の典型例で、普通の辞書をひいても載っていないでしょう。なんとなく水面が穏やかに揺れ、空気と寄り添っていることを表している点で、非常にすぐれた音響的効果があると思います。

話を失恋や恋愛に戻せば、私なら、こんな風に解釈します。

> 「水色の便箋」:届くかどうか分からず、ただ偶然にまかせて贈られたラブレター。ガラス瓶に手紙を入れ海に投げ込むイメージ。

> 「空色の便箋」:永遠に出せないラブレター。もう、相手の心は戻ってこない。思い出は自分の心の中にだけ生きている。

詩というのは難しいもので、解釈が割れそうですが、ご参考までに。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。日本語は漢字がたくさんあり、中国人にとって親しみやすい言語だと思います。「水色の便箋」と「空色の便箋」に対する感覚は大変参考になりました。「やまなし」のご紹介ありがとうございます。「かぷかぷ」のような擬態語は難しいです。非常にすぐれた音響的効果なのでしょうか。これはまだよくわかりません。私の耳を磨くのに時間がかかると思いますが、がんばります。いろいろ教えていただき本当にありがとうございました。推敲のことがけっこう好きです。これからもよろしくお願いいたします。

お礼日時:2008/06/27 22:12

水色の便箋は、


便箋が水色なんだなあ、と思うぐらいです。

空色の便箋は、
「空色」なんて私は使わない言葉なので、「何色?」って思うぐらいです。
お天気だったら、水色か白色だし、曇ってたり夜だったら暗い色だし、何色なのかよくわかりません。

とまあ、私には、詩的な連想ができなくてすみません。

実際、読んでみないとわからないけど、
題名が「水色の便箋」や「空色の便箋」なのか、
詩中に「水色の便箋」や「空色の便箋」が出てくるのかで、
感じ方が違うと思います。
題名がそうなら、詩を読めばどう言うものなのかがわかるから、あえて連想などしませんし、
詩中に出てくるのなら、その前後の文章によって、それなりの解釈をすると思います。

質問文には、不自然な日本語の表現はなかったと、私は思います。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。「水色の便箋」と「空色の便箋」の感覚は大変参考になりました。質問文まで確認していただき心から感謝します。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/27 23:15

こんにちは。



世界共通かどうかはわかりませんが、
よく、色にはイメージがともなうと言われますね。

青・・・落ち着き・寂しさ
赤・・・情熱・激しさ・興奮
黄色・・・注意喚起
橙・・・温かさ・穏やかさ
ピンク・・・優しさ

といった感じに。

水色、の場合は、ひとつには青系に近いことから、落ち着きや寂しさを連想する方が多いと思います。
また、「水」色、という言葉から、水を思い起こし、流れや自然を思い浮かべるかもしれません。

一方、空色、というのは、水色とは違います。
水色よりも、もう少し青に近い色です。
水色というのが普段使われる言葉に対し、空色というのは、普段あまり使う言葉ではありません。
空色っぽい服があっても、人は大抵、「青っぽい服」とか「水色の服」と、普段よく使う言葉に置き換えて表現します。

空色、と使うのは、色を細かく示したいとき、例えば服屋さんで、水色の服、青色の服、空色の服、と表示をかえるときだとか、
クレヨンや色鉛筆などで、
また、ご質問のような詩や物語の中でも使われますね。

「空」という言葉から、開放感・すがすがしさ・自然・上空・明るい気持ち なども連想できます。

「水色の便箋」というと、私にとっては、ただ単に、紙の色が水色だった、というだけにしか聞こえませんが、
「空色の便箋」とわざわざ「空色」と限定すると、「空」という言葉の持つすがすがしさや開放感を表現したいのかな、と思います。

◆貴殿の日本語は、とても上手です。中国人と言わなければ、日本人が書いた文だとみなさん思うでしょう。
その上で、勉強熱心な方のようですので、「敢えて直すなら」というくらいで聞いてください。

1.
>あなたは「空色の便箋」と「水色の便箋」とこの二つの表現から連想されやすい手紙の内容は何でしょうか
「されやすい」というのは、誰か他の人(第三者)を主語とする言葉です。
例えば、
・(他人に)うわさされやすい。
・(他人に)比較されやすい。
などです。

ですので、文頭の「あなたは」をとって、ついでに、句点も入れて、
>「空色の便箋」と「水色の便箋」と、この二つの表現から連想されやすい手紙の内容は何でしょうか
なら、より自然です。

もしくは、回答者ごとのイメージを聞きたいのなら、
・あなたが「空色の便箋」と「水色の便箋」と、この二つの表現から連想する手紙の内容は何ですか

でしょうか を ですか に変えたのは、「でしょうか」は確実ではないときに、推測して聞く言葉だからです。
回答者自身が答えるのに、確実ではない、ということはありませんよね。だから「ですか」の方がより自然なのです。

「連想する」でなく、「連想しやすい」でも、まぁいいのですが、「あなた」が主語なら、
普通は言葉からパッと連想「する」・・・だろうから、「しやすい」という曖昧な表現ではなく、断定的な「する」なのですが。

・あなたは「空色の便箋」と「水色の便箋」と、この二つの表現からどんな手紙の内容を連想しますか

でもいいですね。「あなたは」と「あなたが」ですが、
「あなたは~」と来たら、「連想しますか」などと、動詞で終わった方が自然です。
「あなたが連想しますか」とも言えますが、この場合、たくさんいる中で、「他の誰でもないあなたが」ということを強調したいときに使います。

一つ目は、「あなたが連想する」は「内容」にかかっているのに対し、
二つ目は、「あなたは」は「連想しますか」にかかっています。

2.
>それぞれ教えていただけないでしょうか。
とても丁寧な日本語ですが、「いただけないでしょうか」というのは、本当に申し分けないのですが・・・というような、
多分無理だろうけれどどうしてもお願いしたい、というほどに謙虚な表現です。

例えば、
・無理は重々承知ですが、なんとか予定を変更していただけないでしょうか。
などと使います。

ここは質問する正当な場所であり、誰にも遠慮する必要などありません。誰に迷惑をかけているわけでもありません。
・それぞれを教えてください
で十分ですよ。

3.
>あの人への永遠に出さない手紙
「あの人」とはどの人?「この」「その」「あの」というのは、前文や、今までの話の流れがあって、それをもとに使います。
「ある人」の方が自然です。

あとは完璧です。
なんだか重箱の隅をつつくような訂正で申し訳ないですが、最初にも申しました通り、
あなたの日本語はお世辞ではなく本当に上手です。
私は日本語が専門なので、ここでは一応それっぽいことは言いますが、道端で普通に会話していたら全く気づかないだろうし、
日本人でも、これくらいの間違いはよくありますから、気になさらないでくださいね。
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この回答へのお礼

 こんにちは。早速のご回答ありがとうございます。「水色」と「空色」の感覚は非常に参考になりました。質問文までご意見いただき大変嬉しいです。理由も教えてくださり助かりました。どこを改善したほうがいいのか、方向性がわかりました。いろいろご親切に教えていただき誠にありがとうございました。がんばります。

お礼日時:2008/06/27 23:01

水色の手紙・・水色には女性的な感性と現実感が漂う言葉です。

よって、悲しい、寂しい、現実を見ているようなお手紙でしょうか。言うなら、恋人との別離としばらく時を経て、距離を置いた時の手紙。

空色の手紙・・空は開放感、イメージの膨らみ、容量の大きさを感じさせる言葉です。よって、子供や青少年が託すイメージが強いです。
離婚によって別居しているお父さんに自分の将来への希望を伝えるお手紙。

大変お上手な日本語で、驚きました。詩への感性も素晴らしいと思います。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。やはり「空色の便箋」のほうが広い感じがする表現なのですね。大変参考になりました。励ましていただきありがとうございます。がんばります。

お礼日時:2008/06/27 22:30

30年以上昔あべ静江という女性歌手が歌った「みずいろの手紙」という曲が流行しました。

その歌詞は「みずいろは涙いろ そんな便箋に 泣きそうな心を たくします あれこれと楽しげなことを書きならべ さびしさを まぎらす私です」という出だしでした。別れ話ではありませんが、恋人と会えなくなって2か月になり、とても寂しいと感じている女性の心情を歌ったものでした。歌謡曲の歌詞をあまり重く考えすぎるのは適当ではないかもしれませんが、この歌が当時多くの人に親しまれたことから考えると、「水色の便箋に書かれた手紙」には寂しい印象を持つ人が多いと思います。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。あべ静江さんは知りませんでした。昔の有名な歌手でしょうか。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/27 21:40

こんばんは


「水色の便箋」遠距離恋愛中の恋人同志が離れた寂しさを募る手紙。
「空色の便箋」子供が父の日に感謝をする手紙。

日本語を勉強されているんですか?
頑張ってください。素敵な質問でしたよ。
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この回答へのお礼

 こんばんは。早速のご回答ありがとうございます。この前、日本の子どもが父の日に感謝をする手紙を読みました。とても素敵な手紙でした。感動されました。それが「空色の便箋」なのですね。大変参考になりました。本当にありがとうございました。日本語の勉強、がんばります。

お礼日時:2008/06/27 21:32

とてもステキな質問ですネ。


貴方の回答もとても美しいです。

「水色の便箋」:恋人に宛てた最後の手紙 (貴方と同様です。)
「空色の便箋」:希望に満ちた自分の思いを綴った手紙


こんなんでいかがでしょうか??
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。感じ方は近いです。大変参考になりました。楽しんでいただきありがとうございました。

お礼日時:2008/06/27 21:21

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