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古文に出てくる「あらむ」の文法的な意味を教えてください。動詞の「あり」+助動詞「む」だと思うのですか、「む」の意味のうち推量・意志・可能・当然・命令・適当・仮定婉曲のどれにあたるのでしょうか。

A 回答 (2件)

こんばんは。


理系のおっさんです。

>>>動詞の「あり」+助動詞「む」だと思うのですか

そのとおりです。


>>>「む」の意味のうち推量・意志・可能・当然・命令・適当・仮定婉曲のどれにあたるのでしょうか。

「む」の意味は、基本は、推量・意思・勧誘の3つと考えればよいです。
推量から発展して、ときに、可能・当然・適当・仮定婉曲の意味になり、
意思・勧誘から発展して、ときに、命令の意味になります。
どれになるかは、文を見て、あるいは、文脈を見て判断するしかないです。

「明日は晴天にあらむ」 → 「明日は晴天であろう」 ・・・ 推量

「さあらむと欲す」 → 「そうありたい(なりたい)と思う」 ・・・ 意思

「ともに義を重んずる武士であらむ」 ・・・勧誘
(「武士であらむ」よりも「武士たらむ」の方が普通かも)

勧誘の場合は、話しかけている相手が主語、というシチュエーションなので、ほかとの見分けは付きやすいかと。
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「あらむ」の文法的意味は?



簡単な方法として、以下の見分け方があります。
原則として、主語が1人称の場合は、自分のことなので意思。
主語が2人称の場合は、目の前の相手のことなので勧誘。
主語が3人称の場合は、その場にいない人物・事柄のことなので推量が基本的な意味・訳になります。
「む」は同じ様な意味を持つ「べし」に比べて、弱い意味になります。2人称の場合、「む」は勧誘ですが、「べし」の場合命令になり、意味が強くなります。

以上、参考までに。
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