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ハリーポッターの下地となっているそうなのですが、詳しく知りたいのでお勧めのサイトなど教えてください。

A 回答 (5件)

こんにちは!


アーサー王の伝説は、いろいろなゲームなどの元にもなってますね。
アニメにも有りました。

アーサー王などで検索するといろいろ出て来ますよ。

参考URL:http://www.chitanet.or.jp/users/10010382/htm03/p …
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下記にリンク集があり,詳しく出ているページがたくさんあります.



参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~NW6E-MTMR/arthur/art …
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 ハリー・ポッターと関連があるとは知りませんでした。

まだ3巻までしか読んでいないのでなんともいえませんが、あまり関連は感じられないのですが・・・。
 
 アーサー王伝説は、5世紀はじめのブリテン島(現イギリスの一部、スコットランドなど含む)に実在したと言われる英雄の話です。イギリス南部までの最大の版図を誇ったローマが衰退し引き上げていき、北はスカンディナビアあたりから南はフランスまで多くの外敵の脅威に晒されていたブリテン島に、英雄が現れてその異民族の脅威から一時国を守ったという時代があったようです。
 ですが、この時代のブリテンは混乱を極めており、後に参考にできるような資料はほとんどなきに等しいんです。そのため暗黒時代と呼ばれてもいます。ですからアーサー王が本当に実在したかどうかもわかっていません。多くの人が、実在の人物がモデルであろうと考えていますが。
 また多くが口伝だったため、他の国の立派な伝説や王の逸話を取り込みながら現在の形にまでなったようです。またアーサー王の伝説がさらに逆にヨーロッパ全土に広がっていき、さらに巻き戻して逸話が練り上げられるという形で大きくなっていきました。ですからどこまでが史実でどこからが物語なのか、どこまでがアーサー本人の話でどこからが他人の逸話を練りこんだものなのか、それもはっきりしていません。
 そうして12世紀ごろには一つの形としてまとまり、文学として文字に残されました。それが今のアーサー王伝説です。
 おおまかにいうと、無名の少年だったアーサーが実は隠されていた正統な王だということがわかる少年時代と戴冠、アーサーとその円卓の騎士たちの輝かしい武勇伝、聖杯の探求、カムランの戦いにおいてアーサーが死に、湖にエクスカリバーとともに返されるまでの人生をたどった話です。

 またイギリスにはアーサー王と円卓の騎士たちは来るべきに備えて眠っているという民話があります。羊飼いの子供がうっかりしているうちに道に迷い、(魔術的なエピソードによって)眠っている甲冑姿のアーサー王を少し起こしてしまうのだが、「まだわれらが目覚める時ではない、さあお帰り」といって、財宝の少しを分けてもらって帰る、というような筋です。
 英雄を待ち焦がれた民衆にとって、彼の死は受け入れられなかったのでしょうね。もしスコットランド出身のお知りあいがいらっしゃったら聞いてみてください。多分、子供の頃からアーサー王の伝説に馴染んでいるでしょうから。
 
 余話をしてもよいでしょうか。
 大変面白い説を見たことがあります。キリスト教はローマの侵略によって広まりました。その際、邪魔だった土着の信仰を貶めるという戦略をとって広めたと言われます。
 有名なのはギリシャ神話で言うパンですね。黒い山羊の下半身、人間の男性の上半身、角の生えた姿というのは悪魔の姿として今日の人々の意識に染み込んでいます。しかしこれはヨーロッパのどこかの地方で2000年ほどの昔、地域信仰の対象であったと考えられています。今、極東の日本ででもゲーム中などでモンスターとして知られるようになった数々の存在は、元地元の神様だったというんです。
 アーサー王の神話も、そういった信仰と異民族が地元に融和するちょうどその時期の話だったという説を読んだことがあります。
 アーサー王はケルトの人々に親しまれているため、よりケルトよりだと考えられていますが、お父さんのウーゼル王がその兄のアンブロシウスとともにローマよりの人間としてサクソン人と戦ったはずなのです。ですから、アーサー王はローマ最後の人という位置付けです。アーサーの名前からしてケルトのものではありません。
 そのアーサーの后、グィネヴィア王妃ですが、この名前は紐解くとケルト特有の名前なんだとか。意味は白い姿の貴婦人、だったような気がします。(違ったらごめんなさい。詳しい本をご覧下さい)ともかく、このグィネヴィアもケルト地母神の名前なのです。
 そのグィネヴィアが人間ということになって、征服者であったはずのローマ人と結婚している。グィネヴィアがアーサー王伝説が作り上げられるまでの何百年もの間のいつ姿をあらわし、いつ騎士ランスロット(フランスよりの名前ですね)と端的に言えば不倫の関係の陥ったのかわかりませんが、非常に寓意的ですね。
 
 このアーサー王の話で私が今までおもしろいと思ったものは多々ありますが、他の方と違う紹介をさせて下さい。
 ローズマリ・サトクリフという、アーサー王に惚れ込んだ方がいます。この方は日本では児童文学家として有名ですが、彼女の子供向けのシリーズの一冊「ともしびをかかげて」には、まさにそのアーサー王の起源となった伯父アンブロシウスの生涯がおさめられています。
 小学校3年のとき、これを夢中で読みました。yukiko00000さんにもぜひ、ぜひ読んでみてほしいです。児童向けとなっていますが、非常に読み応えのあるシリーズです。
 また、「ナルニア国ものがたり」「タランのシリーズ」などと並ぶスーザン・クーパーの闇との戦いもアーサー王伝説が下地となっています。こちらも「児童向け」が平易を意味しない読み応えがあります。

 またサイトで言えば私がアーサー王関係で面白いと思うのはここです。
http://www.europe-z.com/tabi/gb199508/13.html
http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/text/text3.htm
 下のほうは参考URLにも乗せました。ぜひどうぞ。

参考URL:http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/text/text3.htm
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yukiko00000さん、もしかして11/23放送の「世界 ふしぎ発見!」見ましたね(^^)。


たしかに番組では、ハリー・ポッターの生い立ちと、アーサー王の生い立ちが似てることから、アーサーの居城だと言われるお城まで出てきましたよね。
J・K・ローリングも、アーサー王伝説を踏まえているようなことがイギリスではまことしやかに言われてるようですし。
それに、有名なアーサー王が探した聖杯伝説も、本当に探したのは、魔女が使う薬草や魔法薬を作る「鍋」であり、後世のキリスト教文化の浸透で変化した象徴の遺物だったというのも、なんだかハリーに近づいてます。

それこで私は、サイトで見るのもいいと思うのですが、一度お話として読んでみたらいかがかなと思います。
下のURLは、アーサー王伝説の説明に加え、主要な書籍も紹介されています。
ぜひお読みになってみて下さい。

参考URL:http://www2u.biglobe.ne.jp/~mayuzumi/arthur/arth …
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 はじめまして。

スコンチョといいます。(^_^) 詳しい解説は皆様
方が先に書いてくださってるので、少しだけ付記を。

 5世紀の人とされるアーサー王にふれている最古の作品は7世紀頃
の詩で、歴史書に登場するのが9世紀です。物語として登場するのが
12世紀頃に始まり現代(T.H.ホワイトの「過去と未来の王」(全4巻
1939~58))にまで至っています。ですので、伝承と事実の
区別はきわめて難しい存在といえます。

>>ハリーポッターの下地となっているそうなのですが 

 ひょっとすると「不思議発見」をご覧になられたのでしょうか? 
(違ったらすみません)タイトルを「アーサー王」とするより「ハ
リーポッター」の方が数字(視聴率)を取れるとふんだのでしょう。
しかし、ハリーポッターでは史跡とかありませんし、不思議の発見
にならないので、同じ国で伝承に富み、縁の地も多い「アーサー王
が物語のベースである」とこじつけたと思っています。原作のロー
リングさんが聞いたらなんと仰るか興味はあります。(^_^;) 
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この回答へのお礼

みなさん、本当にありがとうございました。
そうです、『世界不思議発見』で興味を持ち、質問に至った次第です。

世界史は好きな科目だったのですが、記憶になく、10数年ぶりに参考書を開きましたが索引にも載っていませんでした。

なるほど。卑弥呼まではいかないまでも、水戸黄門、ちょっと違いますかね??

暗黒時代の人物で後にそれがゆえに随分脚色があったのですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/26 15:39

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