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純正HUなどからサブウーファ追加のために「スピーカー>RCA変換」キットなるものが売られていますが、どうして必要なのでしょうか?
技術的な背景が知りたいです。

また、RCA入力しかない測定器などにスピーカー出力を入力させたい場合、どうしたらよいのでしょうか?

宜しくお願いいたします。

A 回答 (3件)

> 技術的な背景が知りたいです。



「単純にレベルを落とすだけではダメ」だから、変換器(変換キット)として売っているのです。
変換器が必要な理由は、

(1)カー用のパワーアンプ部は、殆どがBTL方式のためバランス出力(-出力がアースから浮いている、-出力にも出力電圧が発生する)となっており、アンバランスのRCA入力にそのまま繋ごうとすると、アンプの-出力がショートしてしまう。
(2)カー用のパワーアンプ部の出力は、アースに対してDC電圧が重畳されていることがあり、これをそのままRCA入力に繋ごうとすると、アンプ出力はショートし、RCA入力側も故障する危険がある。
(3)アンプ出力の方がRCA入力よりも「電圧」が高いので、そのまま繋ぐと過大入力で音が歪む可能性がある。また、パワーアンプ部で発生した若干のノイズをそのまま入力することになり、SN比が悪化する。
 ※蛇足ながら、出力「電流」が問題になることはありません

だからです。
他回答では(3)のみ取り上げられていますが、それ「だけ」の問題であれば「抵抗入りの変換ケーブル」でも良いはずですが、そうではなく「変換キット」として売られているのは(1)(2)の問題の方が重要だからです。

> どうしたらよいのでしょうか?

測定器にもよりますが、「アースが(アンプと)共通でない測定器」であれば変換器は不要で、そのまま接続出来ます。(但し、過大入力となる場合はその対策だけは必要)

簡単な例では、乾電池を使う測定器、例えばテスタで出力のAC電圧を測る場合には、当たり前ですがそのまま接続出来ます。
(しかし、もしテスタの電源をシガーソケットから直接取った場合は接続出来なくなります)
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HU→ヘッドユニットですか?ということは、カーオーディオでしょうか?



スピーカー出力→スピーカーを駆動するため 大きい出力
RCA→音声信号のため 小さい出力
大雑把にこんな感じです。

>RCA入力しかない測定器などにスピーカー出力・・・

すでに答えが出ていると思いますけど。

>「スピーカー>RCA変換」キットなるものが売られていますが
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スピーカーケーブルに流れる信号は電力増幅された信号なので、非常に大きな電流が流れています。


それをそのままLINEレベルの入力に入れてしまうと過大電流のために入力側の機器が壊れてしまいます。

例えていうなら、照明の白熱球をつけるためのケーブルを豆電球用の装置へ繋ぐようなものです。
ですからLINEレベルの少ない電流量で電圧変化による信号伝送へと伝送形式を変えてやる必要があるのです。

通常はスピーカー出力の前にLINEレベルの信号処理があるので、アンプで増幅される前の信号を
取り出せるようにしてあれば、そのような無駄な変換器は必要ないです。
環境的にスピーカー出力しかない、どうしてもやむをえない時にだけなんとかできるように変換器を接続するということになります。
音質面の劣化や電気的信号処理から見て、まったく推奨できる接続法ではありません。

>RCA入力しかない測定器などにスピーカー出力を入力させたい場合
アンプの特性を測定する時くらいしかないと思いますが、こういう時はやむをえず
「スピーカー>LINEレベル変換機」を挿入するしかないでしょう。
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