図鑑で「あさがおは花が咲く前に蕾のなかでおしべとめしべをくっつけて自家受精してしまう」と知りました。
 自家受精してしまい、他の株のおしべを必要としないのであれば、どうして花など咲かすのでしょうか?
 植物が花を咲かせる目的は、おしべを運んでくれる訪花昆虫を呼び寄せる指標にするためだと考えているので、疑問が涌きました。
 何となく気になるので、皆様のお考えをお聞かせ下さい。

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A 回答 (4件)

「おしべとぬしべをくっつけて自家受精してしまう」というのはちょっと違います。

「自家受粉してしまう」のが正解で、「受精」までにはまだ長い道のりがあります。他の個体の花粉が付くのを拒んでいるわけではなく、nozomi500さんがおっしゃるように、後からきたものにも十分なチャンスがあります。
アサガオはIpomoea属(サツマイモ属)の植物です。属名で解るかとと思いますが、サツマイモもアサガオの仲間の仲間なのです。このサツマイモ属ですが、アサガオのような1年生草本から、サツマイモのような多年生草本、木本植物まであります。
 で、サツマイモ属では、1年生草本は、たいていは自家受粉してしまいますが、多年生・木本のものは、自家不和合性という、自分自身の花粉が柱頭についても受精できない性質を有しています。
 つまり、種子を確実に形成しないと次世代を残せない種は、種子を残し易い自家受粉に適応し、まれに昆虫が花粉を運んでくれることで満足していることになります。しかし、何回でも花を咲かせるチャンスのある多年生の種は、昆虫が花粉を運んでくれることを辛抱強くまっています。

 自家受粉ででも種子を形成することは、植物にとって大きな意味があります。
1.何世代か前に昆虫による交配が行われていれば、自家受粉によって出来た種子の遺伝子構成は、親と全く同じになる事はありません。親と子が事実上同じと言えるようになるためには、自家受粉を10回程度連続して行う必要がありますが、近くに同種の植物があり、かつ訪花昆虫がいるような条件では逆にそれは難しいかもしれません。
2.仮に自家受粉すると遺伝的に全く同じものしか作れないような状態であったとしても、種子を経由することで、若さを取り戻し(幼若性)、活力が回復します。
3.ウイルス病を含む病害から解放される可能性が高い。
4.種子を遠くへ伝搬することができます。

 植物の適応戦略は多種多様です。花粉を風で飛ばして受粉するものもいます。一般に風媒花というのは目立たない花を付けますが、「なす」は風で花粉を飛ばすくせに、案外と奇麗な紫色の花を付け、あげくの果てに高い確率で自家受粉します。
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この回答へのお礼

 大変わかりやすいご回答、ありがとうございました。
 とりあえず自分のでやることはやっておいて、尚かつ他人の花粉が手に入ればそれを使うことはやぶさかではない…というような感じですね。
 すごく勉強になりました。また、植物のことで疑問に思うことがありましたら、色々教えて下さい。

お礼日時:2002/01/15 15:47

回答でもなんでもないのですが、また来ました。


私も気になって、こういうのに詳しい方が明快な解答を出してくれるかなあ、と見ているんですが、なかなか来ませんね。進化にかかわるものは判っていないことが多いということなのでしょうか。

関連して、ラフレシアは、あんな大きな花をつける必要があるのか? 蝿がよってくるなら、臭いだけでじゅうぶんじゃないか?
オシロイバナは、わざわざ暗くなってから花を咲かせなくてもいいじゃないか?
などなど、花に対する疑問はいくらでも湧いてきます。

何回も見ているうちにいらぬことを見つけてしまいました。おしべを運ぶのではなくて、花粉を運ぶんです。(きっとkuroukurouさんもしまった、とおもっているころ?)
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この回答へのお礼

 すっかりお礼が遅くなってすみませんm(_ _)m
 ホント、ラフレシアはなんでわざわざあんなにデカイ花を咲かすのか、不思議ですよね。こうしてみると、動植物には本当に不可思議なことがヤマほどあります。それが少しでもわかれば、すごく楽しいです。
 因みに、雄しべを運ぶ云々、全く気づいておりませんでした(^^;) 

お礼日時:2002/01/15 15:44

 私もプロでないので、たよりなくてすみません。


 アサガオは咲いてからしぼむまでが短いので、昆虫に逢う確率が他の花に比べてかなり低いことになります。それで「保険」が高いのだと思いますが、めしべについた花粉が花粉管をのばしてちゃんと受精するまでには時間がかかるので、必ずしもフライングで自家受粉したものだけが勝つと限らない。(運動会でフライングをしても、勝てない子は勝てないからねえ)

 確率は低くても、よその遺伝子を導入する機会があれば目的は達せられるのでは? 小学校の夏休み前にもらったアサガオが、もともと3粒ぐらいで始まったのに、2学期にはずいぶんたくさん種をつけます。そのうちの1つでも2つでもヨソモノが残ればアサガオとしては満足いくのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

 う~ん、そう言われればそうかもなぁ~(^-^)、と納得いくようなご回答、ありがとうございました。
 とりあえず多数のクローン子孫を残し、うまくいけば他の株との間にできた非クローン子孫もね、という戦略ですね。
 フライングしても勝てないコ、という例え、面白かったです(笑)

お礼日時:2001/02/19 00:03

自家受粉する植物は多いです。


アサガオは品種改良して鑑賞用になっているのですが、野生のものでもあります。
自家受粉ばっかりしていると、遺伝子が閉塞してしまうので広く交配したほうが種の保存には役に立ちますが、昆虫など、他の要因に左右されます。自家受粉は冒険をせずに安定を優先するうえでは有効です。
たまに冒険もしないと、種のためにならないから、「必要ない」といいながら、昆虫によって他の遺伝子も運んでほしいのです。
そういうことをやってこられた種が生き残った、ということができるでしょう。
また、例えば、ユリやチューリップなど、球根で増えるものも、きれいな花を咲かせます。球根は移動できないのと、クローンばっかり増やすより、種子でも増えないといけないのでしょう。
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この回答へのお礼

 早々のご回答、ありがとうございます。
 自家受精する植物も多数入ることは知っておりますが、オオイヌノフグリのように昆虫が来ない場合の「このまま種を作らず死ぬよりは、自分のクローンだけどとりあえず残しておくか。」といった感じで最終手段として自分の花粉を使うのなら納得できるのです。
 朝顔の場合、最初から他株のおしべを期待せず自家受精してしまっているので、だったら虫を呼ぶための花なんか要らないのにな、と思ったというところが私の疑問点だったのです。
 なんだか、判りづらい質問及び説明で申し訳ありませんでした。

お礼日時:2001/02/17 15:34

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Aベストアンサー

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URL乗せておきますね

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>逆に同一の花におしべ・めしべがあることのメリットは何ですか?

1つの花に両方が揃っていても受粉を避ける仕組みがある、という意見が多くあるようで、たしかにそういうものが多くあることは事実です。しかし、そうでないものもまた多くあることも事実です。たとえば私たちが主食にしているイネは、ほぼ100%自家受粉と言っても過言ではありません。また、閉鎖花と言って、花が開かずに自家受粉を行う(つまり100%自家受粉)というものも珍しくありません。

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