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経理初心者です。
2008年7月9日の日経新聞朝刊の16面に四半期決算に関する記事が出ていました。ここで「為替相場の変動が業績に影響する企業では四半期ごとの損益の合計と年間業績が一致しないこともある」との説明がありましたが、どのようなケースに四半期累計損益と年間損益が一致しないのでしょうか?

A 回答 (2件)

「為替相場の変動が業績に影響する企業」は、外貨建取引等会計処理基準に基づき換算処理をしなければなりません。



そして、同基準は、決算期ごとに、その時点での為替相場ないしそれまでの為替変動に応じて換算レートを決めることを、原則としています。

さらに、外貨建換算処理については、四半期特有の会計処理が認められておらず、期末と同様の処理をしなければなりません(四半期財務諸表に関する会計基準11項~14項参照)。

そうすると、為替変動に対応して、四半期ごとに換算レートが変動しうることになります。このため、四半期ごとの損益合計と、期末に開示される損益とが一致しない現象が起こり得るんです。
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会社の業種によっても異なるでしょうが(例えば銀行や保険会社は独自のやり方がある)、時価がある有価証券や原材料、在庫などは評価時点によって価格が大きく異なる可能性があり、業績に大きな影響を与えることもあります。


為替相場も同じです。
個々の会社により正式な評価方法を決めていますが、四半期時点では仮の時価評価や簡便な会計処理が認められています。

また税金の計算でも繰延税金資産の回収可能性を簡便に見積もったり、貸倒引当金の計上基準が期末決算と異なるケースもあるので、年間業績と一致しないこともあるという記事になったのではないでしょうか。
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