高校三年生男子です。
国政選挙があるたびに若者(20代)の投票率低下が叫ばれます。
原因は若者の政治的関心の低下であるとされるのですが、果たしてこれが本当の原因でしょうか?
総務省の衆議院議員総選挙結果調によると、確かに全体の投票率と20~24歳の投票率の差は年々広がっています。(1969年:11ポイント→2000年:28ポイント)
しかし僕はこの原因を若者の内面にあるとするのは納得がいきません。その根拠や他の原因は、
(1)投票率と政治的関心は直接的原因がない。投票をしないことで意思表明をすることもあれば組織票のような個人の関心と無関係の投票もあります。
(2)若者の人口構造の変化。大学全入時代、ニート・フリーターの増加等若者の構造は昔と全く違います。
(3)若者の政治離れではなくて「政治の若者離れ」である。←これは憶測です。m(__)m
こういったことを無視して「最近の若者はやる気がないんだ!」といわれても・・・。
皆さんの意見をお聞かせください。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
仮説構築として、検証可能かどうか?
(1)投票率と政治的関心は直接的原因がない。投票をしないことで意思表明をすることもあれば組織票のような個人の関心と無関係の投票もあります。
→ 労働組合への参加率と投票率との関係をみると、ひとつ明確になるかと思います。
(2)若者の人口構造の変化。大学全入時代、ニート・フリーターの増加等若者の構造は昔と全く違います。
→ 人口構造の変化というよりは、政治組織の青年向き組織への参加率の変化をみないと検証不可能ですね。
(3)若者の政治離れではなくて「政治の若者離れ」である。←これは憶測です。m(__)m
私は、憶測ではなく、これが正解と思います。
政治家は当選することを目的に立候補し、得票を得ることが当選に結びつきます。この大きな原則で考えると、日本の人口が急速に高齢化しているということは、投票者の平均年齢が急速に上昇していることであり、立候補者が当選するには多数派である「高年齢層」向けの政策をメインに立てます。
http://d.hatena.ne.jp/ochame-cool/20080227/12041 …
未成年者のデータも含めての平均ですが、上記のようなデータがあります。
ご指摘の69年から00年で、日本の平均年齢は31歳くらいから41歳くらいへと10歳あがった。
政治家の掲げる政策もそれに応じて、10歳上の人口層に人間に受けるものに変わったと思われる。これを逆に言えば、若年層にとって魅力ある政策を掲げる政治家が減ったであろうと言うこと。
補足的に言えば、衆議院においては、この間に小選挙区制になりました。一選挙区で当選するには、少数派の若年層に受けるよりも、多数派の老人層に受ける政策を掲げることが当選への近道であり、若年層の投票率はさらに下がる。
ありがとうございます!
質問文を短く削った結果曖昧な論になってしまったようです。
仮説(1)~(3)の関係は並列ではなく、
(1)を前提とする=投票率と政治的関心は直接的原因がないとする→では何が原因か?→(2)(3)が考えられる
と解釈してください。わかりにくくてすみません。
(1)については
http://note.openvista.jp/2007/political-apathy/
にある意見と概ね同じで確かなことだと思っています。
>→ 労働組合への参加率と投票率との関係をみると、ひとつ明確になるかと思います。
「労働組合への参加率」は組織率のことでしょうか。だとするとhttp://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kumiaiso …
にあるように年々緩やかに減少しています。これと衆参選挙の投票率との相関関係が明確であるようには思えません。統一地方選のそれは結構関係しているようですが。
とはいえ僕が(1)で示したい事は組織率が落ちたから投票率も落ちたということではなく
「投票するか否かの理由は政治的関心以外にも色々あるよね」てなことの確認です。
(2)について
→ 人口構造の変化というよりは、政治組織の青年向き組織への参加率の変化をみないと検証不可能ですね。
社青同や民青等の組織のことですか?各団体にそれぞれの事情があると思いますし、そもそも非常に少数なので若者全体への影響力があまりないのでは?
(2)を少し掘り下げます。同年代を比較した場合「大学生の投票率<社会人の投票率」が常に成り立つならば大学生の増加はすなわち投票率の低下につながる、というのが新たな仮説です。
「」内の不等式には何の根拠もないので、どなたか職業別の投票率(特に20代)についてのデータを提示できる方がいればお願いします!
(3)について
こんな屁理屈への貴重な同意が得られました(ノ△・。)
>ご指摘の69年から00年で、日本の平均年齢は31歳くらいから41歳くらいへと10歳あがった。
この観点で69年と00年の投票率を比較すると面白いことがわかりました!
「68年のn歳の投票率と00年のn+10歳の投票率はほぼ一致する」
あまりこれら2つの年代にこだわりすぎるのもよくないでしょうが、非常に興味深い比較結果が得られました。
繰り返しになりますが、どなたか職業別の投票率(特に20代)についてのデータを提示できる方がいればお願いします!
No.11
- 回答日時:
(3)のみ回答します。
昔の若者は、政治に関心(不満)がありすぎて、暴動さえ起こしました。
若い人たちは、時代の改革を求めています。それを年寄りは知っています。
年寄りの立場からすれば、急激な変化は望みません。
つまり、政治家(年寄り)は、若者に政治に関心を持って欲しくない。
やる気なんぞ持って欲しくない。これが本音だと思います。
質問者の憶測は、当たっていると思います。
いつの時代も、若者が時代を変えて来ましたね。
今、若者が立ち上がるべきだと思います。
ありがとうございます。
boke-chanさんの意見によれば若者の投票率低下は政治家(自民党)の思惑通りといったところでしょうか。
『「若者論」を疑え!』『ニートって言うな!』の後藤智一氏(24)や『若者たちの《政治革命》』の坂田顕一氏・山下理恵子氏(ともに31)など若者に対する常識的な言説-若者の無気力化・若者の凶暴化-に対し多くの若者自身が否定的な意見を示しているのです。
つまり若者ってそんなに変なやつじゃないよ、と。
後藤氏の言葉を借りますが、僕が最も危惧することは「若者論」の繰り返しによって実際に「若者論」的若者が誕生してしまうことです。
要するに「お前たちはだめだ!」と言われ続け「そうなのか。俺たちはダメなんだ・・・」と考える若者が増加することです。
若者が立ち上がるときが来たのかもしれません!
No.9
- 回答日時:
Ano.3のThirdForce です。
これだけいわせてください。日本の議院内閣制の一番の柱は、閣議を開いて、法案など決定します。しかし、自民党のどういがなければ、閣議決定も出来ません。その柱は、内閣府の大臣が、行政などで失態すれば、全ての大臣(首相も含まれます。)全体が責任を負うことです。
例えば、文部大臣が、不始末をやらかしたからといって、防衛大臣は関係ないとは、いえないのが、日本の議員内閣制の一番の柱です。不始末があるたびにその大臣のすり替えは、上記の制度に違反だと思います。内閣総辞職です。
だから閣僚を選ぶのに、慎重を期することですが派閥の原理で、人選をしています。それと民主党も2大政党を進めていますが、現実的ではないです。
思い切って、首相は、直接選挙で選ばなくては、机上の空論でしょう。
仮に2大政党が出来たとしても、過渡期は、いろいろ問題が生じますし、
議員の過半数も取れないなど、やりにくいですが、国民も少しの間は、間違いも見逃してやるくらいの、気持ちが大事です。
そうなると、投票に参加する人も増えるし、興味ももてるでしょう。
諸悪の原因は、世襲制でもそうですが、後援会の力が強すぎることです。
再びありがとうございます。
>諸悪の原因は、世襲制でもそうですが、後援会の力が強すぎることです。
民主党が政権を担当できるほどしっかりとした力を持ち、相乗りなどの妥協が少ない2大政党制に実現が必要かなと。
そうすれば後援会によって支配されてきたこれまでの選挙が浮動票の獲得を目指す活発な選挙になると思っています。
2大政党制になることと若者の投票率が上昇することの因果関係は不明ですが・・:。
No.8
- 回答日時:
(3)のみ回答します。
いやいや、高校三年生とは思えないほど、しっかりした自分の意見をもっていますね。
しかし、ここは一歩踏みとどまって、周囲をよーく見渡してみましょう。
あなたと同じように、政治や社会の問題を真剣に考える人が、同じクラスの中に何人いますか?
可能であれば、学力レベルが同じ高校のクラスメートだけでなく、いろんな人が入り混じっている中学生のクラスメートにまで輪を広げてみてください。
なにもアンケートを取れとはいいませんが、少し話しかけてどれだけ政治に関心があるかチェックしてみてください。
できれば、女性にも声をかけましょう。下手すると、奇人扱いされて評判を落とすかもしれませんが。(;^^)
さぁ、答えが出るのは早くて週明けかと思いますが、何人の知人が真摯に回答したでしょうか。
その割合が、あなたの世代の政治への関心度です。
私の経験からすると、20代前半くらいまでは似たような状況が続きます。
自分で、若者の政治離れの現状を体験してみてください。
ありがとうございます。
クラスメートに話しかけてみた結果、自分が浮いているなんてことになったら悲しいですね(笑)
どうせアンケートをするなら、時代の変化とともに若者の政治への関心がどう変化したかというところまで突っ込みたいです。
しかし比較対象として今の大人に自分が若いときどうだったかを聞いても
「俺らが若いときは今よりもっとなあ・・・」などと懐古的なものになってしまいそうです。
タイムスリップか何かができればいいのですが。(;^^)
No.6
- 回答日時:
若年層はメールの文字数以上の文章が理解できない、熟年層はスポーツ新聞
やゴシップ誌しか読めない世相です。若者だけではないです。
「民主主義は民衆の自己責任」である事を認識して下さい。
投票率40%というのは、その地方の偏差値が40しかないと言うこと。
少なくとも、投票しない人間には文句を言う資格もありません。
ありがとうございます。
なかなか過激な考えをお持ちで・・・。
ただ、ひとつ言わせて下さい。
>投票率40%というのは、その地方の偏差値が40しかないと言うこと。
ここには投票率が高いことが善で低いことが悪とする考えがあるように思われます。
こうなると「投票率を上げる=国民意識の改革」となってしまい
常識的な言説を抜け出せなくなるのです。
繰り返しになりますが、僕は投票率低下の背景には意識の問題ではないもっと別の要因もあると思っています。しかもこれまでの言説よりずっと根本的なものです。
これが分かると本当に投票率が上昇すると考えています。
No.4
- 回答日時:
> (1)投票率と政治的関心は直接的原因がない。
投票をしないことで意思表明をすることもあれば組織票のような個人の関心と無関係の投票もあります。これに関して、私も#2の回答のように「白紙票の投票」で対応すべきと考えます。
そうすることで、投票率アップ=政治に参加、白紙票の投票=投票したい候補者の不在 の両方をアピールできるからです。
このようにしないと言うことは、やはり、政治に無関心だと言わざるを得ないです。
組織票に関しては、組織で推薦した候補に投票する訳ですが、その人が投票することでその組織にメリットがあり、そのメリットがその人に反映されるのを期待しているので、あながち間違った方法ではありません。
> (2)若者の人口構造の変化。大学全入時代、ニート・フリーターの増加等若者の構造は昔と全く違います。
構造の変化と政治への感心は無関係です。
フリーターであって将来に不安があればこそ、タダである選挙権を行使しない手はありません。
> (3)若者の政治離れではなくて「政治の若者離れ」である。←これは憶測です。m(__)m
投票率の低い層に対して、政治が応える理がありません。
ある意味、自業自得です。
なお、「誰に投票しても同じだから投票しない」と言うのは参政権を放棄しているので、このような文句を言える資格はありません。
自分の選んだ候補に投票する、もしくは白紙投票をしてこそ、文句を言えるのです。
※ 私は、投票率50%未満の選挙区からは、当選者無しとした方が良いと思います。
http://note.openvista.jp/2007/political-apathy/
ありがとうございます。
やはり白紙投票は大切なのですね。
とはいえなんだか議論が逆戻りしているような・・・
>> (2)若者の人口構造の変化。大学全入時代、ニート・フリーターの増加等若者の構造は昔と全く違います。
>構造の変化と政治への感心は無関係です。
(政治への関心を投票率に変換させてもらいます)
本当に無関係でしょうか?同年齢の大学生と正規雇用者とその他では投票するか否かにかかわる要因が異なってくると思います。
例えば自分に関わる行政、組織票への参加の有無などでしょうか。
No.3
- 回答日時:
当然そうなっていって当たり前でしょう。
日本の政治は、自民党、官僚、財閥の、三つ揃えで、行政を行っています。仮に、以前のように新進党が出来ても官僚は、自民党の味方で、質問を考え出します。与党の時は、回答に勢力を尽くします。まるで、社会主義国家、共産主義です。その上世襲制の国会議員が、続々でて、総理までも、世襲制です。江戸時代の、家臣が、まさに、今の後援会に当たるでしょう。誰か馬鹿な、政治家が言ってました、いや評論家かもしれません。中国は、共産党にならないと大臣、主席になれない。北朝鮮は労働党に入党しないと、中国と同じだと、日本も、自民党で、国会議員にならないと、大臣、首相になれません。一時、社会党、が連立で、首相になったひとがいますが、これなど、いわゆる替え玉です。誰も、後援会でなければ、選挙、政治に関心をもてないでしょう。
今の衆議院、参議院の面々を見れば、世襲制だとわかるはずです。世の中には、もっと、立派に政治家として、力のある人がいるはずです。でも家臣の後援会が抑えてしまうでしょう。これじゃ、政治に関心を持てというほうが、無理だと思います。
ありがとうございます。
55年体制の継続→政治不信→低投票率といったところでしょうか。
>今の衆議院、参議院の面々を見れば、世襲制だとわかるはずです。
若者たちの《政治革命》(中公新書ラクレ)によると
65年以降に出生した、つまり現在43歳以下の国会議員全50名のうち二世・三世議員は11名だそうです。
思ったより少ないというのが僕の印象です。
マスコミ等によって作られたイメージは誇大されているものが多く、問題の本質をずらしかねません。
この誇大的な言説がかえって低投票率を招いている、というのはどうでしょうか?
No.2
- 回答日時:
投票をしないことで意思表明をすることもあれば
これこそ政治家どもが最も望んでいることです
投票しないということは現状を信任していることなのです
本当に意思表示をするのなら「白紙票」を投票することです
投票に行かないのは意思表示ではなく逃げているか関心がないからです
白紙の意味は「お前たちには日本を任せられない」という意思表示なのです
ありがとうございます。
白紙投票はしばしば有効な手段だといわれますね。
>投票に行かないのは意思表示ではなく逃げているか関心がないからです
僕は屁理屈なようでこう言った言説には待ったをかけてしまいます。
例えば93年の総選挙では自民党の分裂を背景として国民・マスコミの関心が非常に高かったにもかかわらず実際の投票率は前回より7ポイントほど落ちました。
なぜか。自民党分裂→組織票解体→浮動票増加→投票率低下 といった流れも存在したからではないでしょうか?
こういったように関心の有無では投票率を語れない部分が出てきてしまいます。
若者の低投票率も同様で、関心の有無では結論付けられない部分があるように思います!
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