よろしくお願いします。
一般的に財務分析というと
収益性
効率性
安全性
など、教科書的には比率を出し、経年で比較することによって、
分析できるかと思います(他社と比較する場合も同じだという理解です)
しかし、会計上は戦略上選択する項目があるとおもいます。
(1)減価償却で、定率法か定額法か
(2)売価還元低下法か原価法
(3)減価償却で直接法か間接法か
など、企業の戦略で決定できる部分があると思います。
例えば、(3)の直説法を選んだ会社と、間接法を選んだ会社を
財務諸表の数字を持ってきて比較してしまっていいのでしょうか?
例えば、直説法であれば、資産の建物等が減っていきますが
間接法では原価償却累計額で、販売費一般管理費に計上され、営業利益が減る、などため、営業利益率を比較した場合、直説法を選んだ会社のほうが率が大きくなる、などあると思うのですが・・・
(間違っていたらすいません)
比較する際にどちらかに合わせる、(直説法など)に合わせて比較するのでしょうか。。。?
機械的に利益率等を出して比較していくだけで
ざいむ分析と言えるのでしょうか???
初心者です。
教えてください。
よろしくお願いします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは、ANo.2です。
先に私は、数字では現れてこない面まで理解しなくてはと記しましたが、これでは抽象的すぎましたね。(ゴメンナサイね。)
でも分析とは、何を把握したいのかという目的次第で重視するポイントが変わってきます。そしてそこで必要なのは会計学的理論知識はもとより、経験と想像力が求められます。つまり分析とは読解力です。
そういう意味では、ANo.3様の言っておられることは正に正論なのです。(厳しい事を仰ってますが、経験者の本心だと思います。)
>回答者様はどのようなことをイメージなされているのでしょうか・・・?
私は投資家ではなく会計畑にいた人間ですので、どうしても借入できる体力があるかということや債務弁済能力などを基準に見てしまいます。たとえば、営業その他のキャッシュフロー・現金及び現金同等物の裏付け・資産価値や評価根拠などです。そしてそこに関連があると思われる項目を財務諸表及び注記事項などから少しづつ読み進めて行くことで、一般的な事は読み取ることが出来ます。
人材についても、お記しのとおり、ある指標ごとに比率分析するのも一つの方法です。これを他社と比較するのもいいでしょう。
私なんて、例えばキャノンさんを見た場合、従業員の住宅資金銀行借入の債務保証を行ってるのを見て、やっぱり大企業はいいなあと思ったりします。
>何か参考になる本や、サイトなどありますでしょうか?
残念ながら、経営分析の書籍はどれも記載内容は同じ物だと思います。読んですぐに分析のプロになれるような内容のものを私は知りませんし近道は無いように思います。(100社100様ですから)
教科書以上のことが出来ないと書いておられますが、興味を持ちどうすべきかと悩まれてる段階でkimi1980さんは他の大学生よりも一歩先んじてると思いますよ。
分析目的も読解力も人それぞれですので、そんなに焦らずとも時間と経験次第で自ずと身に付いてきますよ。
No.6
- 回答日時:
そういうことです(と私は思います)。
ただ、具体的な事実として何を見るかは、その人の知識、経験、知性、等々で変わってくるんだろうと思います。
世の中、何でもそうでしょうし、そもそも、私も、人にとやかくいう立場にないのですが。
No.5
- 回答日時:
比較、分析の仕方(←分析の目的)によるんじゃないですか。
(1)せいぜい数社程度の会社を詳細に比較するのなら、他の方もおっしゃっているように、No3の方の回答につきると思います。まあ、あなたに対する非難はよけいかもしれませんが。
(2)数10社、数100社といった大量の会社を比較するのなら、あなたの考える通り、会計基準を統一しないと意味がないと思います。
(3)どっちにせよ、目先の数字を見るんじゃなくて、数字の背後にある事実、現実を見抜こうと、できるだけ努力することが大切じゃないかと私は思います。
あなたの質問や応対を見る限り、大変失礼ながら、この問題意識が読み取れないように思いますので、他の方々も厳しいことを言うんじゃないでしょうか。
回答ありがとうございます。
>数字の背後にある事実、現実を見抜こうと、できるだけ努力すること
No2やNo4の方が仰っていたことがわかってきました。
財務諸表は過去の成果ですから
過去に何を行ったのか
これからどうしようとしているのか
が現れているというのは頭ではわかっていました。
数字の背後にある事実、現実とは、
会社の戦略であったり、
一人当たり生産性が伸びていたら
マシンを新たに導入したとか、
そういうことでしょうか。。
回答ありがとうございました
No.3
- 回答日時:
#1です。
■経営者の目線から教えていただければと思います。
僕にとっての「経営分析」は、A社とB社の比較ではなく、我が社とA又はB社の比較です。
言い換えれば、経営指標の数字に差異があれば、「何故」というのが視点になります。
会計方針や資産の評価方法の違いも「何故」の一つを構成するかも知れない。
それを斟酌して尚、説明のつかない差異が発生したら、そこから経営分析が始まります。
数字が違うと言うだけでは分析にも比較にもならない。
■比較する際にどちらかに合わせる、(直説法など)に合わせて比較するのでしょうか。。。?
機械的に利益率等を出して比較していくだけで
ざいむ分析と言えるのでしょうか???
先ずは、数字を比較する。
次に、その数字を算出するに当たって、前提に大きな違い(会計方針、評価方法など)がないかを考慮する。
斟酌し、比較可能なら再度比較し直す。
修正して、同じ基準で数字を比べられなければ、そもそも経営分析として役に立たない比較しかできないから、その部分については評価しない。
僕の最初の回答に戻れば、
●単純比較ではなく、むしろ、「比較可能な要素を論理的に見つけ出す能力」が大切です。
言い換えれば、全ての財務指標を比べても意味はありません。
●財務分析の比較対照の基本は第一に、「かっての我が社」つまり時系列でみることです。
何故、収益性・効率性・安全性の指標が変化したか?理由は何か?その対策を考える上での「目安」として、同業他社の数字の「ごく一部」が参考になる場合もあります。
と言う話に戻ります。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
仰るとおり、厳密な経営分析を求めるのであれば諸条件を統一する必要があります。
しかし、ある目的に特化した特殊な場合(機関投資家等)を除いて、普通はそこまでは出来ませんよね。それに、分析の目的(何を重視するのか)によってポイントとなる値は違ってきますので、全てを統一するために換算するというのも現実的ではないでしょう。
減価償却方法については、分析対象となるであろうほとんどの大企業は建物と無形固定資産を除き定率法ではないでしょうか。
また、減価償却も貸倒引当金も表示方法の違いが業績に影響を与える事はございませんよ。減価償却累計額はB/S項目ですからね。
棚卸資産の評価方法も、評価方法の違いが劇的に比較検証を妨げる程の結果をもたらすことは無いと思いますよ。1事業年度のみを見れば影響は有るかもしれませんが、期間を均してみたらそんなに影響は無いですし、普通は同一企業であれば原価率は一定ですから、評価方法を見るのではなく、その結果で判断されるのが宜しいかと。(業種が同じであれば、原価率などは大体同じようなものです。)
ある企業を見ようとした時や比較したい時、単純に○○率の値だけを見たり比較したりするだけでは困難です。○○率というものはあくまで数値にすぎません。本当に企業を理解しようと思ったら、数字では現れてこない面まで理解しなくては出来ません。
ただ、それでも有価証券報告書等からおおよその事は分かります。財務諸表及び注記事項から客観的な判断は可能です。しかし、それを元に投資対象となり得るかどうかの様な判断は、分析者自身の力と決断にかかってきます。(株主資本利益率ROEの値を単純比較しても、その値だけではキャッシュフローまでは見えてきませんからね。)
金額的数値分析よりも、与えられたデータからその会社の本質を読み取る力をつけることに頑張って下さいね。
回答ありがとうございます。
財務分析は初心者で本当に苦労しています。
>数字では現れてこない面まで理解しなくては出来ません。
数字で現れてこない面、とは見えない資産、、知財やブランド、人財をイメージするのですが回答者様はどのようなことをイメージなされているのでしょうか・・・?
人財であれば、今の私のレベルでは、教育費用を対売上高率などで比べる、などを想像しますが、これもやっぱり数値面のみの比較となってしまいます。。。
会社の本質とは、財務3表から、例えばキャノンはキャッシュフローを重視している、とか、付加価値率(売上総利益/売上高)より、その会社の付加価値を比べる、、この会社が負債が大きいがこれはレバレッジをりようするため、とかでしょうか。。。。
でもこれであれば大学生もできてしまうし。。。
何か参考になる本や、サイトなどありますでしょうか?
今までいくつか企業に関わってきて、有価証券報告書などはたくさん
見てきたのですが、いまいち、大学生もできる分析(教科書どおりということです)以上のことができません。
アドバイスをいただければと思います。
No.1
- 回答日時:
小さな会社をいくつか20年以上経営しています。
元々はむしろ技術屋ですが、必要に迫られて会計の勉強をしました。
「会計」とか「財務」というものは、「簿記」というか「仕訳」を頭に入れてから考えないと、わからないのだとおもいます。
例えば、貴方が例に出した減価償却にしても
直接法 減価償却費/建物 ×××,×××
間接法 減価償却費/減価償却累計額 ×××,×××
という仕訳が頭に入っていれば、こんなトンチンカンな間違いはしません。
最低限、日商簿記の2級レベルを大まかに理解しなければ、経営分析など出来るはずがありません。
■機械的に利益率等を出して比較していくだけで財務分析と言えるのでしょうか???
財務分析に必要なのは、簿記的な知識だけではありません。
何より、同業他社と言っても、規模・地域・従業員の平均年齢その他、攪乱要素は山ほどあります。
単純比較ではなく、むしろ、「比較可能な要素を論理的に見つけ出す能力」が大切です。
言い換えれば、全ての財務指標を比べても意味はありません。
財務分析の比較対照の基本は第一に、「かっての我が社」つまり時系列でみることです。
何故、収益性・効率性・安全性の指標が変化したか?理由は何か?その対策を考える上での「目安」として、同業他社の数字の「ごく一部」が参考になる場合もあります。
先ずは、簿記の勉強をしましょう。
仕訳もろくにきれないのに、財務諸表の読み方なんて理解できる道理が
ありません♪
回答ありがとうございます。
すいません。
簿記2級はすでに取得しております。
原価償却累計額=評価勘定
ということを忘れて”トンチンカン”なことを書いていました。
ほかの、売価還元低価法、原価法等が財務諸表に与える鋭意経に関してはどうでしょうか?
経営者の目線から教えていただければと思います。
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