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「空いた口が塞がらない」とよく言いますが、その正しい意味や、使い方をおしえてください。

ちなみに辞書では見つけられず、「口塞ぐ」というのだけ該当がありました。

私は、「あきれて、ものが言えない、怒った様子」のように思うのですが、他の人は、単に「びっくりした様子」じゃないか、と言うのです。

もしかして、「空いた口が塞がらない」という表現自体が、正しい日本語ではないのでしょうか。

国語にお詳しい方、どうぞ教えてください、よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

はじめまして。



ご質問1:
<ちなみに辞書では見つけられず>

「塞がる」で探すと、辞書によってはこの慣用句が載っています。


ご質問2:
<私は、「あきれて、ものが言えない、怒った様子」のように思うのですが>

1.おっしゃる通り、「あきれてものが言えない様子」です。

2.ただ、「怒った」はあてはまりません。

3.怒るという感情は、「あきれた」後に起こる場合もありますが、「空いた口が塞がらない」の状態中には怒りの感情は含まれません。


ご質問3:
<他の人は、単に「びっくりした様子」じゃないか、と言うのです。>

驚きもありますが、「あきれた」様子、つまり否定的な意味を含んだ驚きは必須です。


ご質問4:
<表現自体が、正しい日本語ではないのでしょうか。>

いいえ、文法的には正しい日本語です。

1.「空いた」の「た」は存続を表す助動詞の連体形で、体言「口」を修飾しています。

2.存続は「動作の一時的な継続」も表します。つまりここでは、「ずっと空いている口」「空きっぱなしの口」となります。

3.「塞がらない」は五段活用の自動詞「塞がる」の打消しです。

4.「塞がる」は「閉じた状態になる」という意味なので、「口が塞がらない」とは「口が閉じた状態ではない」=「口が開いた状態である」ことにないります。

5.以上から、この慣用句の意味は
「空きっぱなしの口が、そのまま開いた状態である」
ということになります。

否定的な意味で信じられない光景を目にした時、「えっ!?」と一瞬口が開きます。その光景があまりにショッキングだと、口を閉じるのを忘れて、そのまま口が開きっぱなしの状態になるのです。

この慣用句は、そのような「あまりに信じられない光景・状況に、あきれ果てて、口を閉じるのも忘れるほど」というニュアンスを含んだ慣用句なのです。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

「空きっぱなしの口が、そのまま開いた状態である」ことなのですね。
否定的だが怒りはない。参考になります。

お礼日時:2008/08/04 12:35

慣用句以外ですと


 
「あ痛!口がふさがらない」

あごがはずれたときは実際にこのようになることがあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。わらわせていただきました。

お礼日時:2008/08/04 12:51

> 「あきれて、ものが言えない、怒った様子」のように思うのですが‥



!Σ( ̄□ ̄;)・・・・・

「空いた口が塞がらない」とは、この状態でしばらくフリーズすることです。怒るのは、あくまで解凍後(第2段階)の話です。これは比喩表現の一種で、もちろん正しい日本語です。
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この回答へのお礼

かわいい顔文字をありがとうございました。そうですね、怒るのは
二次的な話ですよね。納得しました。

お礼日時:2008/08/04 12:48

こんばんは。



これは、直感に訴える、わかりやすい慣用句です。
難しく考えたり分析したりする必要があるのですかね。

元は、文字通り、口をぽかーんと開けて、言葉を失っている状態のことです。
ですから、意味は、
あきれる、馬鹿馬鹿しいことを見て驚く(※)、唖然とする、見たことのないものや珍しいものを見て釘付けになる、
などです。
ただし、最後の1つの意味では、現代ではあまり用いられていないように思います。

(※: ぽかーんと口を開けるのですから、当然ながら「驚く」は、瞬間的な驚きではなく、一定時間継続した驚きです。)


>>>
もしかして、「空いた口が塞がらない」という表現自体が、正しい日本語ではないのでしょうか。

正しいです。慣用句です。


>>>
私は、「あきれて、ものが言えない、怒った様子」のように思うのですが、他の人は、単に「びっくりした様子」じゃないか、と言うのです。

質問者様の「あきれて、ものが言えない、怒った様子」から「怒った」を取り除けば、正解の一つであり、
他の方の、単に「びっくりした様子」は、瞬間的ではなく継続していることを指すのであれば、正解の一つです。


ちなみに、広辞苑を引きましたら、「あく(明く、開く、空く)」の項に、
「『あいた口が塞がらぬ』
 あきれかれるさま、あっけにとられるさま(のことを言う)」
のような説明が書かれています。
「あいた」は、なぜか平仮名で書かれています。

漢字で書くならば、#2様のおっしゃるとおり「開いた」にしなくてはいけません。


以上、ご参考になりましたら。
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この回答へのお礼

意味をきちんと理解して使いたいと思っただけですので、
あくまで素人の疑問でした。ひらがなで登録されているんですね!
おっしゃるとおり、口は「開く」ですね。でもそうすると「ひらく」と読んでしまいそうだからなのでしょうか。ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/04 12:46

「開いた口が塞がらぬ」ですと、小学館「故事俗信ことわざ大辞典」によれば二種あるようです。



(1)あきれ返ってものも言えないさま。
「茶くれし女は、現かふしぎと、あいた口のふさがらず」(「浮・御前義経記-五」)
(2)うっとりしているさま。われを忘れたさま。
「師直は明いた口ふさがれもせずうっとりと」(「浄・仮名手本忠臣蔵-三」)

「口を開(あ)く」:驚きあきれる。「客も太鼓も驚き、『これは、これは』と、口開けば」(「浮・浮世栄花一代男-二」)

これはもともと「あきれる」という言葉自体に「呆れる/惘れる」として、意外なことに出会ってあっけにとられ、また途方に暮れ、その結果、慌てたり吾を忘れてぼんやりするという意味が含まれているせいでしょうか。
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この回答へのお礼

故事にも該当があるんですね!(2)は、意外でした。うっとり、ということは、否定的ではない用例もあるんですね!

お礼日時:2008/08/04 12:38

Yahoo辞書で、「口」を含むで検索したところ、



  開(あ)いた口が塞(ふさ)がらぬ

の形で収録されていました。口は「空く」ではなく「開く」だと思いますので当然といえば当然ですが。

以下のURLを参考にしてみてください。

 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%8 …

「驚きあきれてものが言えないさま」という意味になります。「怒った様子」というニュアンスはなく、あきれている様子を表す表現だと思います。また、単に「びっくりした様子」ということでもありません。
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この回答へのお礼

なるほど、yahoo辞書も工夫して検索したらみつかるんですね、
「開く」は失礼しました。

お礼日時:2008/08/04 12:30

辞書を引くと「あきれ返ってものが言えない」「驚きあきれてものが言えないさま」とありました。


あきれてポカンと口を開けてしまった様子なのでしょうね。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E9%96%8B%E3%81 …

びっくりしている、怒っているという意味も使用する場面によっては含むかもしれませんが…元々の意味とは少し違うかもしれません。
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この回答へのお礼

なるほど、怒っているとは限らないようですね、ありがとうございます。

お礼日時:2008/08/04 12:27

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