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「進化によって新たな種族が生じたあとには、必ずと言っていいほど、旧種族は絶滅している」
といった話を聞いたことがあるのですが、(確か「犬神」という漫画にも記載されていたと思います。)

その理由を説明する、何らかの仮説は存在するのでしょうか?

この話題について触れている書籍などご存知でしたら、ぜひ御教示お願いします。

A 回答 (5件)

残念ながら私はその


「進化によって新たな種族が生じたあとには、必ずと言っていいほど、旧種族は絶滅している」
という話を聞いたことがないんですが。

普通新種が生まれる(進化は常に起こっているので)には地理隔離が起こってもとの集団から分かれるというのが条件の一つになっていると思います。
小さな集団にならないと有利な遺伝形質があったとしても膨大な遺伝子プールで薄まってしまうので進化速度がゆっくりになってしまいますから。
この小さな集団が、表現形が変わっただけのような生存にそう有利ではない変化をしたり、ニッチが完全に変わってしまった後、元の集団に混ざったとしてもおそらくどちらも残っていくことが考えられます。
しかし、小さな集団が多産の形質を手に入れたり、元の集団の生存を危ぶむような変化を遂げたあとに元の集団に戻ると種の置き換わりがあるかもしれません。
もし本当に進化によって新たな種族が生じた後に旧種族が絶滅するのなら、最初は一つの単細胞生物から生物が生まれたはずの進化論では今でも1種しか生物がいないような気がするんですが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2002/12/08 05:28

一種の単位では聞いたことはないです。


ただし、大絶滅と種の大発生が同時に発生するという説は存在します。
断続平衡説とか、今西進化論とか進化期と静止期に分かれる説はそういうことを言っていたと思います。
マンガではそれを誤解しているのではないでしょうか。
それとも、新種の元になった種が残っていないことを指しているのかもしれませんが、新種の元の生物も別の適応進化することになりますから分岐の根本の種は残らないと思うのですが。
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3のsuiranさんの言われているように、自然選択を極端に見た考えだと思います。



要するに、「進化によって~」を解釈すると
「新しい種ができたときに、以前からの近似の種は、同じニッチで
争わなければならない。新しいニッチを作らない限り、争いに
負けたほうは滅びる」

ということでしょうか。嘘とまではいいませんが学問的には
この文言は偏った見方ですね。
(もっとも、小説・漫画においては表現のためにわざと偏った見方をすることが
ありますでしょうけど)
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生物の進化は,未だ定説がありません。

「100人の生物学者がいると,100の進化説がある。」のが現状でしょう。

しかしながら,あなたの質問の説は,昔の自然選択説を極端にしたもので,お二人も言っているとおり,賛同者やそれにあう事実はないと思いますよ。

「旧種族が絶滅したあとには、必ずと言っていいほど、新たな種族が生じる」
似ていますが,これならば事実は多くあります。

地質時代の変化はすべてこのケースです。例えば中生代から新生代への変化は,恐竜からホ乳類への変化ですが,恐竜が絶滅し,その空いたニッチ(生態的地位・・・どんな生活をしているかというような意味です)にホ乳類等が進出していった結果が今日の世界です。

例えば,ハ虫類とホ乳類では,陸上生活では明らかにハ虫類の方が優れた面があります。我々ホ乳類は,尿の排出のために膨大な水を飲まねばならず,水辺から離れることが出来ません。ですから砂漠や空中と言った,恐竜たちがいなくなって開けてくれたニッチさえホ乳類は埋めきれないでいるのです。

隕石さえ落ちなければ,現在の地球は,恐竜人間に支配されていたと信じている学者は多くおります。それは,「我々ホ乳類は,決して強くはなく,地球環境に完全に適応してもいない。」といった認識があるからでしょう。
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私もMasterJAKEさんに賛同します。


あらゆる種が新種の出現によって滅ぼされるという事はありえないでしょう。しかし、新しい種があらゆる面ですぐれていれば古い種を淘汰していく可能性はあるでしょう。定説はないものの約13万年前~3万年前にかけてヨーロッパや中東の各地に住んでいたとされるネアンデルタール人は我々の祖先であるクロマニヨン人としばらく共生したものの結局滅びており、それが新人との競争に負けた結果なのか、混血など他の理由によるものか色々な仮説があるようです。

もし進化による新種の出現が旧種を滅ぼす原因になるなら、動物の種はもっとも力が強く適応力に優れた一種類だけが生き残る事になります。動物でも鳥類でも種が沢山あることは我々が日常接してよく知っている事です。例をあげればふくろうは世界に145種が存在し、気候、餌、子育ての環境によってそれぞれが棲み分けて共存しています。大は70センチのワシミミズクから小は15センチのサボテンふくろうまで固体の大きさも、餌も(ネズミ、魚、昆虫類)さまざまです。
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