プロが教えるわが家の防犯対策術!

はじめまして。初のコンデンサーマイク購入を検討中の者です、宜しくお願い致します。今までは二、三千円のSONYのダイナミックマイクで全ての音を録音していました(汗)。ネット上のレヴュー等を参考にした上で、予算的及びイメージ的にRODE社のNT1-AかNT2-Aのどちらにするかでとても悩んでいます。s・s・w系のヴォーカル・コーラス・アコースティックギターに比重を置いた音源制作(主にフローリング6畳での宅録)に使用します。繊細で生々しく暖かみのある音を求め、ヴォーカル・ギター共エリオット・スミスの様なスタイルを理想としております。以前はFOSTEXのVF160を使っていましたが音・操作面共にデジタルが苦手でして、現在記録媒体は8trカセットMTR(tascam488・中古品)を使用中です。(コンデンサ+カセットMTRの組み合わせに問題は無いかと思われますが、逆にメリットも無いのでしょうか?) 当方 線が細く迫力の無い声をしておりまして、RODE社製品の使用コメント等でよく見かける『ハイ上がり高音域強過ぎ、細く繊細過ぎ、特にアコギストロークでドンシャリ』などのご意見が非常に気になります。そこは欠点ではなく個性・キャラクターと捉えるべきでしょうか?また当然人によって両マイクの好みも分かれる様ですが素人耳にさほど違いが無ければ目下サスペンションホルダー付のNT1-Aをと考えています。しかしNT2-Aに搭載の指向性可変スイッチ、ハイパスフィルター、pad(アッテネーター)についてほぼ無知な為、これらの利点や必要性を無視出来ず踏み切れません。MIPA受賞というのも気になります(笑) これら2本のマイクの違い、及び「そもそもコンデンサーマイクとは?」的な解説をして下さる方、先輩方皆様のご意見・ご経験談をお待ちしております!勉強不足、稚拙な説明ですいません。長文・辛口大歓迎です。合わせてNT-3やMTKなどについてもお教えを頂ければ幸いです。RODE社製品以外にもAKG、BEHRINGER等々お勧めのコンデンサーがございましたら是非品番をお聞かせ願います。また、マイクプリアンプというのはやはり必携アイテムでしょうか、どの様な製品を選ぶべきでしょうか?マイクケーブルによっても音は違ってきますか?ファンタムとポップガードには安価ですがBEHRINGERのps400とK&M23956をと考えております。そこはいかがなものでしょうか?機材は全てサウンドハウスさんから通販で購入予定です。結構な田舎に住んでいる為、実際にマイクの音を試せる機会も無く機材や宅録について相談できる相手も身近にいません。未熟者のとぼけた質問ではございますが何卒宜しくお願い致します!! ↓
P.S  取り留めの無い長文で失礼致しました。有り得ない言葉の組み合わせかも知れませんが『クリアで暖かなロウファイサウンド』を求めています。E・スミス以外にはヴィンセント・ギャロ、ショーン・レノン、トム・マクレーの様なヴォーカル、コットンメイザー、サニーデイサービス『MUGEN』の様な音を好んでおります。ちなみに『MUGEN』のサウンドはどの様に作られ録音されたのでしょうか!?超理想です!別件になりますがどなたかあのアルバムについて語って頂けませんでしょうか!?

A 回答 (3件)

うーん、実はB-1とB-2proは持ってるんですが(実は単なるBehringer好き)・・・


これは、あくまでも私の「録音の腕」と「機材」と「環境」と「音の趣味」の結果としてなので、万人みんなそうということは有り得ないの前提の話ですが、私はB-2pro使いだした時点で、NT2-Aは売り払いました。私にとっては、世間のレビューとは逆に、B-2proの方が音が好みに合ったのでね。

ただ、純粋に「どっちがよいマイク」と比較する観点では、B-2proの方がNT2-Aより遙に良い・・・と判断したわけではない(ここ、ちょっと微妙)。

個人的な使用感では、NT2-Aの方がB-2proより音が前に出るし明るい。B-2proはNT2-Aより音が引っこんでおとなしいし、同条件で録音したら「音源が遠い」感じがする。だから、人によってはB-2proの方を低く評価する人も居てるでしょう・・・と思いますな。

私がNT2-Aを嫌ったのは、音源によっては高域が伸びて明るいのが徒になって、特にアコギの舷のビビリ音なんかが、やったら耳に付く録れ方したり、ギターアンプ録る時では高域の歪み音が妙に強調されたりする傾向があって、それがどうもしっくり来なかった・・・なんてことがある。その他NT2-Aでは、音源とマイクの位置関係をいろいろ工夫する時など、少しずつ位置を変えていくと突然音がガラッと変わってしまうので、ちょうど良いポイントを探すのにめっちゃ時間食うことが良くあったのね。
こうゆうのは、純粋に私の録音の腕が下手だから・・・という側面が大きいのは否めませんが、B-2proは音がおとなしい代わりにそういう苦労が全く無いので、「こっちの方が使い易い!」と思いましたのよ。
あと、私は、後からDAWで音を加工するのを前提として録音するタイプなので、「後から加工しやすい音」のマイクを高評価とする主義なのですが、NT2-Aの音は、録れ方によっては、後からDAWで音量を上げると高域が勝った音質に化けやすく、それがどうも不安でしてね。これも、B-2proだとバランス変わらずそのまま音が大きくできるので、そういう点が私好みなわけざんす。ただ、これは録音機材と「腕」で、ずいぶん変わってくる要素だとは思いますが、私の腕ではそういうことでんす。

その意味では、NT2-AとNT1-Aでは、NT1-Aの方がB-2proに近い使い心地でしたが、NT1-A vs B-2proでは、私の中では音のクォリティその物がB-2proの方が上。ただ、これは趣味の領域の判断ですけどなぁ。

でも、SoundHouseでは、今はNT1-AとB-2proが値段一緒で、NT2-Aが1万円高いねぇ。
ほんでもって、B-1に対する個人的評価にも絡みますが、私の中では、音のクォリティでは、前述の判断要素も踏まえて B-1 < NT1-A < NT2-A <= B-2proなんだけどね。
B-1買うならNT1-Aの方がよいと思うけど、NT2-AとB-2proは一長一短で、私は結果的にB-2proを取りましたと・・・その意味で、値段でNT1-A=B-2proなら、B-2proの方がコストパフォーマンス良い気がするんだけど、何も知らないコンデンサマイク初心者は、値段見てNT2-Aの方が『一万円分も』B-2proより高性能と思うだろうな・・・というのは、少し癪な気分だったり(^^ゞ
B-1は、人によっては嫌うかもね。NT系に比した『音の引っこみ感』はB-2proと系統的に似ていますし、音質の良し悪しではそりゃB-2proの方がちょっとばかしよろしいと思いますね。

余談ですが、よく「B-2proはB-1に指向性切換え付けただけ」、あるいは「NT2-AはNT1-Aにいろいろスイッチ付けただけ」みたいなことをおっしゃる方も時々見かけるが、私的には「んなことはない」という感想。やっぱ番号違うと確かに音のランクは上がってると思うです。
ただ、BehringerはB-2proで頭打ちですが、経験の限りではRODEのNT2000は、なかなか感動もの。B-1、B-2はもちろん、NT1、NT2なんぞ「やっぱ安物やねぇ」とゆう音ですなぁ。私の安物の機材でも、音の違いが実感できます。というか、安物の録音機材だとAKG C414に匹敵しましたな(C414は本来もっと凄いが、安物の機材ではNT2000でも差がわからんということです。ただし、音のキャラクターは違うけどね)。なお、RODEではNT2000より高いマイクは私は使ったこと無いです(^^ゞ

つーことで、個人的には、数十万ほど投資した録音機材環境を持ってるわけじゃないなら、アマチュアが使うコンデンサマイクはNT2000かAKG C3000Bあたりで十分でしょう・・・と思っとります。でも、防音じゃない一般家屋で宅録するには、いつも言うように初心者には手ごわいよ。

さて、SEIDE VT-2000ですが、こいつ自体は使ったこと無いので、音の寸評はようしません。申し訳なし。
ただ、他のチューブ内蔵のコンデンサマイクは使ったこと有るけど、私にはセッティングが面倒臭いのよ。専用電源要るし専用ケーブル要るし・・・で、安いスタジオで録音する分には、セッティング時間食うから個人的にキライだし、電源事情の悪いスタジオで、電源装置にノイズが乗ったみたいなことがあって、往生したこともあるし・・・なのでねぇ。
こういうトラブルは、たまたまだったかもしれないけど、それ以来、そこそこちゃんとしたレコーディングスタジオを部屋借りできた時を除き、私は真空管マイクは使ってないんです(レコスタ借りれた時は、レコスタのマイクも借りれるので、真空管マイク使わせて貰うことはあるです。)

まぁ、そこそこの値がする真空管マイクでは、「甘く太い音が録れる」ということは、確かにあります。
でも、これも再三言うように、ある程度の録音機材でないと端的明確にはキャラクターが出ません。安物機材を私のような下手が使うと、「甘い」が「ボケた」に、「太い」が「ボン付いた」音になりがち。その点、ちっと難しい。
また、これも再三ですが、私は「後からの調整がし易い」音で録るのが好みなので、その意味であんまし妙なキャラクターになる(自分の機材と腕が悪いせいも含めて)マイクは苦手です。

実際のところ、私程度の腕でどうしても真空管っぽい音が欲しい時には、ソリッドのマイクに真空管式のマイクプリアンプ噛ませる方が、セッティングの効率がよろしいですね。あるいは、録音してから、音源にチューブシミュレータのエフェクトをかけたりね。そっちの方が「それっぽい」音は作りやすいね。ソリッドのマイクなら、慣れてるのである程度の音質で録れる自信もあるからね。
ちなみに、暖機や真空管のメンテ等については、マイクによって違うから事前に気にするのは結果的に意味がない(気になる気持ちはわかるけど)。ある程度の「高い」真空管マイクでは、10分くらいは暖機しろとスタジオのエンジニアに指導を受けたことはありますが、手持ちの安物の真空管プリアンプでも、私は5分以上は暖機してますね。暖機しないとダメって事はないんだけど、やっぱプリアンプでは数分暖機しないと音が安定しないですな。まぁ、マイクセッティングをごちょごちょやってるとあっと言う間ですが。
真空管は、確かに劣化もするし切れることもあるけど、運搬や保管にはそこそこ気を遣っていれば、アマチュアユースだと真空管だからといって極端に気を遣う必要性までは無いでしょう。

これは余談も余談ですが、コンデンサマイクのレビューについては、「初めてコンデンサマイクを使った奴のレビュー」か「もっと別の高いコンデンサマイクも知ってる奴のレビューか」とか、「そこそこの録音機材使ってる奴のレビューか」「MTR等にダイナミックマイクと同じ感覚で直に突っこんだだけの奴のレビューか」なんてことも、少ない情報の中である程度は読まないと、レビューだけで判断するのはちと危険な時もある。
今までSM57やSM58しか使ったことがない奴が、初めてB-1やNT1-A使ったら、そりゃ目から鱗がボロボロ落ちるくらい「高音質に感動」しますよ。私だってそうでした。
ところが、その後経験を積んで上には上がある(マイク本体にしても、機材環境にしてもね)・・・という事を知ると、さてB-1やNT1-Aに対する評価はどうなるか・・・ってことですね。そういう点にはある程度御留意を。

そういうことも引っくるめて、私は、「はぢめての宅録コンデンサ」で、当たり前だけどまだ大した録音機材や録音環境を持ってない人に対しては、ダイナミックマイクとほとんど同じ感覚で使えるNT3は一押しなんですけどね。
何より、質問者の方、「真空管っぽい音」って感覚的にどんな音か、まだわかんないっしょ?(私も最初は知らなかったス)
純粋に勉強していく手順で言えば、「NT3買って」「VF160で録音できるようになって」「VF160にもエフェクトがあるので使い方に慣れて」「そろそろ・・・と安くて定評がある真空管プリアンプ買って」・・・という感じで拡充図っていく方がよいと思いますけどね。「真空管マイクの音=真空管プリアンプの音」では無いんだけど、音を感覚的に覚えていく(その方が応用力が付く)ためには、その方がよいと思いますね。
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この回答へのお礼

返信が遅くなりました、すいません!!kentaさんついに買いましたよNNT3~!初コンデンサー、まず音のクリアさに驚きです。1本目なので比べられませんが私には充分すぎる代物です。この感度で指向性の広いものを選んでいたら・・・と考えるとやはりNT3で正解だったと思っています。電池で駆動するという点もグッド!もっと早く購入しておけばよかった・・・。とにかくこれからはますます録音が楽しくなります。RODEとBERINGERについてのコメントも本当にありがとうございました!!以前から気になっていたので色々教えて頂けて感謝しております。(チューブマイクについても同様ですが) 何度もご丁寧な返答を頂きまして言葉には表せないほどの感謝です!!本当に勉強になりました。また機会がありましたらどこかでご教授頂ければと思います。くどいですが(笑)、本当にありがとうございました!!!!! それでは失礼いたします。 

お礼日時:2008/08/17 03:47

ほんじゃま、辛口の続きで…



>初めてカセットに歌とアコギの音を吹き込んだ時「これだ!」と思ってしまいました(汗)。
とゆうことについては、まんざらわからんわけではないだすよ。
実際、カセットMTRで、素人が手が出る範囲の価格帯(発売当時定価ベース)では、Tascam488は『名器』の名には羞じない高音質です(でした)。テープ録音全般の「傾向」というか「特性」と言えるのだけど、テープ録音では録音した音に「コンプレッサがかかったような」効果が出る場合があるのね。これが、音がふくよかになってある種の「艶気」が出てきて、なんともいえん・・・というファンは、プロでも結構居てるらしいです。もっとも、マイクの信号をテープに送るまでの電子回路が高音質でしっかりした作りのカセットMTRでないと、なかなかそうはいかん。その点では、繰返しですがTascam488は確かに定評有りますな。

しかしながら、
>カセットに録音という点については薦められませんでした。
については、正直私も同意見。

とゆうのは、なんぼ名器Tascam488といえども、カセットMTRでは高域はいいとこ14KHzくらいまでしか録音できんのよ。もしかしたら、仕様書上は16~18KHzくらいまでOKとなってたかもしれんが、実用上は14KHzくらいまででしょう。

もちろん、高域が20KHzまで録音できれば高音質・・・などと、数字だけで音質が決るって事はないのだけど、どうせ14KHzくらいまでしか録音できないなら、それこそ何も数字上で高域まで録れるコンデンサマイクに拘らなくても、逆に数字上は16KHz程度までしか録れなくても「音その物がよい」と定評のあるダイナミックマイクだってなんぼでもあるので(下手なコンデンサマイクよりよっぽど高価なものもあるぞ)、カセット前提ならコンデンサに拘らず、そういう高性能ダイナミックの方がよっぽど扱いやすく、いい音録れるぞぉ・・・という理屈。

例えばですが、ElectroVoiceのRE20とかRE27N/D、SENNHISERのMD421とかMD441Uなんてったら、RODEごときの安いラインナップ(NT1-AもNT2-Aも所詮は安い方)とは、人によって好みはあろうとも、しっかり一線を画した音ですよ。もちろんNT2-Aなんかより値段も張りますけども。

>どの道コンデンサを1本!なら少しランクを上げて最初からAKGのC214あたりはどうですか?
折角の善意のご紹介に水を差すつもりではないのだけど、本音で言えば「NT1/NT2系も、すぐには使いこなせないであろう人に、これ勧めるかなぁ・・・」と私は思うところです。
スタジオ環境がある程度整っている人になら、私も勧めても良いかもとは思わないでもないけどね。それでもこのクラスだと、VF160クラスのMTRでは、マイクの性能どおりに使いこなせないですよ。もっと良い録音機材使わないと宝の持ち腐れ。宅録なら、YAMAHAのAW4416とかAW2400クラスのMTRを据えてるくらいの人でないと、値段なりのパフォーマンスでは録音できないと思いますな。少なくとも、私の環境では買っても無駄なので最初から除外。私とて「豚」ですわ。

実際には、私はC214は使ったことは無いですが、C414はアマチュアでも買えなくはない価格(10万越すけどね)では最高峰のマイクでしょう。そりゃ、RODEなんかお話にならない。
でもね、
>音はプロユーススタジオ定番コンデンサのC414と大差無く6万円程度だと伺いました。
の『プロユーススタジオ定番』がミソです。プロユーススタジオ並の設備と機材があるからこそ、初めてその高性能が活きてくる。
なんぼ性能が良いからといって、とりあえず本体買う金はあるからといって、素人がF1カー買ってどうする?って話と近い。本体の何十倍かの費用で整備設備やメカニック雇って、初めてまともに走るわけですな。個人的には、なんぼ高い良いマイク買っても、マイク価格の何倍かのレコーディング機材使わないと、ほぼ無意味と思っております。そういう高価な機材を活かすには、それ相応の環境と技術がないとイカンのは、ますますもって言うまでも無し。

>そしてもう一つ、NT1・NT2ではなくNT3をご使用の理由を是非ともお聞かせ頂けませんでしょうか!?
これは結構な単純な(かつ私見的な)理由です。

ひとつは、ダイナミックマイクと同じような設定・・・マイク配置等の方法(マイキング)や、録音機材の設定・調整も含めて・・・で使えるから。
NT1/NT2系やC212みたいなサイドアドレス型は、マイクと音源の角度や距離の決め方からして結構難しい。けど、NT3なら要は頭を音源に向けて、距離だけ微調整するだけで事足りる。また、ダイナミックマイクで録っているのを思い付きでマイクだけ交換しても、結構そのまま使える(大型コンデンサではそうはいかん)。NT3自体が、そのようにダイナミックマイクの代替的に使われるのも前提の設計なので、素人にも非常に使い易い。また、電池駆動できるので、Tascam488を使い続けるにあたっても、ファンタム電源は気にしなくて良いのもダイナミック的。

もう一つは、超単一指向性であること。
マイク自体の性能を語る分には、超単一指向性というのはデメリットもあるので高性能の証明でも何でもないけど、宅録でコンデンサマイクを使う場合は、とにかく「周囲の生活雑音がマイクに飛込むのをどう防ぐか」ということに腐心するのが常。なので、私は宅録では超単一指向性のマイクの方が圧倒的に使い易いし、ゆえにNT3やBETA57Aを好んで使っております。実際、コンデンサマイクは感度がよいから、生活雑音は非常に良く拾う。そんなんなったら、かなり録音やる気無くなるよ。

最後の三点目は、これは私見だけど、実際にNT3は値段の割に音が素直で、特に非常に「後の加工がし易い」音が録れる・・・と感じてるんですわ。『ハイ上がり』が身上のRODE製品にしてはめずらしい。
素人が使える価格帯でNT3と同じ『棒形』コンデンサマイクでは、私の経験の範囲では実売3万円台半ばのAUDIO TECHNICAのAE5400とかAT4041なんかが、音が凄くフラットで扱いやすいイメージなんですが(これに比べるとAKGやSHUREの同価格帯は癖がある)、NT3は勝てないまでも結構良い感じ。で、値段は半額以下。なので、コストパフォーマンス感凄く高いですね。ま、これは人によって異論有るかもしれんですけどね。
でも、純楽器用コンデンサよりは口径がでかいので、低域の音感にも余裕があるのはおいしいし、ポップガード無しで人声も結構感じよく録れるしで、その意味「貧乏人のオールマィティマイク」だと、私は思って使ってますけどね。

てなわけで、もし私が今の経験・知識(といっても大したモンじゃない自覚はあるが)の元に、あらためて6畳部屋MTR宅録用のマイクを予算6万までで一から新調するなら、むしろBETA57A(これも超単一指向性ダイナミック)とNT3の2本に手を伸ばしますな。合わせて3万でお釣りは来ますが、それも強いて使いきるなら、これにボーカル専用としてAUDIO TECHNICAのAE5400(コンデンサのボーカルマイク。これもフラットでしっとりしてて、後から加工しやすい素直な声で録れる)くらい足すかも・・・です。6畳部屋MTR宅録用が前提では、サイドアドレス型のコンデンサマイクはセッティングが難しすぎるので、私は使わないですね。

ま、私見ですが、ご参考までにということで。
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この回答へのお礼

お礼の投稿が遅くなりました! ご回答を頂いてから再検討しまして最初の1本は「超単一指向性」のものを購入することに致しました。お勧めのNT3を買うつもりです。(kentaさんの真似ですね、すいません:汗) 二度にも渡り非常に分かり易いご説明をありがとうございました!! 何度も読ませて頂きましたが本当に勉強になりました、感謝です!                              マイクが決まった所で後2点程質問させて頂きたいことがあります。                                 Q1. RODEの『NT1-A』と BEHRINGERの『B-1』『B-2PRO』は廉価コンデンサーマイクでよく比較されますが音にはどの様な違いがありますか?                           Q2.真空管搭載型のコンデンサーマイク(SEIDE PC-VT2000クラスの比較的安価なもの) と普通の廉価コンデンサではやはり違いますか?                                                         それぞれ自分なりに調べましたがやはりこの2点についてもkentaさんのご意見が聞きたいので良ければお願いします!! ちなみに指向性、初心者の1本目という事を考慮し『N3』に決めましたが、上記の『SEIDE PC-VT2000』にも惹かれ迷いました。チューブマイクは所謂暖かみのある音だと言われていて、VT2000にはハードケース他付属品がついているので・・・。 暖かみ=クリアではない ということでしょうか? また真空管のケアや消耗、暖気時間についてもレヴュー以上のことは分かりません。 Q.1の『NT1-A』とBEHRINGERの『B-1,2』 はユーザーさんよって好みが分かれている様なので、やはり安いコンデンサーをでも一概に同じには出来ないと思うのですがどう思われますか? 宜しくお願い致します!!  

お礼日時:2008/08/04 04:50

ほんじゃ、辛口でいきますが、よろしいか?



フローリング6畳で宅録…とのことですが、ある程度の防音(遮音)はできる部屋ですかな? 単に「外からの音がほとんど聞こえないから大丈夫」っていうのは甘いです。フローリングなら床に分厚いカーペット敷いて、窓は塞いで壁には一面吸音材貼って…くらいで、まだまだ序の口。
それっくらいの対策してないと、NT1-AもNT2-Aも、あんまり使い物になりません。

>『ハイ上がり高音域強過ぎ、細く繊細過ぎ、特にアコギストロークでドンシャリ』
というのは、確かにそういう傾向はあるけど、ある程度は使い方次第。その意味ではキャラクターと考えて良いですけど、その部屋とTascam488では、そういうキャラクター論じる以前の問題ですね。

>指向性可変スイッチ、ハイパスフィルター、pad(アッテネーター)についてほぼ無知な為、これらの利点や必要性を無視出来ず踏み切れません。

質問者さんの宅録環境では、その手のスイッチは最初から出る幕はないです。指向性可変は、防音がしっかりしたもっと広い録音空間でレコーディングする時に、初めて使い道がある機能です。
ハイパスフィルターは、まぁ超低音のノイズ消す時には使えないでもないけど、超低音以外の外来ノイズが多かったら有っても無くても一緒。
PADスイッチは、ドラム等の大音響で初めて使うものなので、宅録では用無しです。

じゃ、NT1-Aでいいか…というのも短絡的。どっちにしても、Tascam488と6畳間宅録では、NT1/NT2系のラージダイヤフラム/サイドアドレスタイプのマイクは使い切れません。

偉そうに言うお前はどうなんだ…と思われるのはごもっとも。
私も宅録環境は、部屋的には似たり寄ったりです。思うところ有ってRODEのNT1/NT2系は今は持ってませんが、他社の似たようなサイドアドレスタイプのマイクは持ってます…けど、その手のマイクは防音のスタジオでしか使いません。6畳くらいの防音/遮音の無い部屋で使っても、ノイズ拾うばっかりで全然性能が生かせないから、最初から使わない。

ちなみに、録音機材自体は、質問者の方よりもうちょっと高くて「複雑な」デジタルMTRもオーディオインターフェースもマイクプリアンプも持ってますが、家の狭い部屋で録音する時は、オーディオインターフェース直かデジタルMTRかどっちかですね。マイクプリアンプは、宅録マイクのレベルならデジタルMTRがあれば特に必要ないです。
その意味で、VF160ならそこそこ能力高いですよ。VF160使いこなせりゃ、そんなに余分な機材は要らないですけどね。マイクプリアンプもファンタム電源も要らないし。TASCAM488も悪いMTRではないけど、最近の宅録ではVF160には劣るから。

で、マイクはどないすんねん…ですが、6畳宅録なら「超単一指向性」でそこそこ明るい目の音質のものが圧倒的に使いやすい。私はRODE NT3とShure BETA57Aの使い分けで、大体足りてます。この2種のマイクで気に入らなかったら、部屋では限界でスタジオ行くしかないですから。

そもそもコンデンサーマイクとは…は、そうね。まずはこちらのWEBから勉強されてはいかがかな。
http://ottotto.com/sound/01/index.html
他にも宅録で参考になるお話が満載です。

RODE NT3やBETA58Aなら、ポップガードなんぞも要らなぇ。また、VF160クラスなら、NT1/NT2系でもNT3でもBETA57Aでも、カナレのマイクケーブルで十分。1メートル数千円もするマイクケーブル買ったって、何の恩恵もないです。というか、今の段階では、ケーブル良いの買うよりVF160の使い方マスターしたりマイクの使い方ほ勉強する方が、遙かにみるみる音が良くなります。ケーブルにこだわるのは、録音機材だけで100万円くらいの物を使うようになってからでいいです。

ただ、なんぼ6畳宅録でも、マイクスタンドだけは必要です。

と、とりあえずはそんな感じですね。

音楽の趣味の話し以外で不明点があるなら、補足くれてもよろしいよ。

この回答への補足

kenta58e2さん、早速のご回答有難うございます!補足というかお礼なのですが、辛口どころか当方の様な初心者にも理解出来る様ご解説頂きまして言葉にならない程の感謝です!!勉強・経験不足でお恥ずかしい限りですが再度投稿させて頂きます。まずカセットMTRについてです。様々な機種を比べた訳で無く正直申しまして前途の488しか使用した事が無いのですが、初めてカセットに歌とアコギの音を吹き込んだ時「これだ!」と思ってしまいました(汗)。搭載のノイズリダクションは常時OFFで使用、声はノンエフェクトですが歌メロ主旋律は常にダブルトラックで片方はフル、もう一方は半分強のレベル、パックリ左右に振る事は無く共にセンター、或いは片方を微妙にズらして影の様なつもりで2個イチ感覚です。その主旋律メロに一つ二つハモります。(それがどーしたって話ですがスイマセン・笑) 個人的にヒスノイズというモノに悩んだ事が無くむしろ「サー、スー」という音が好きです。VF160に関してはkentaさんもお気付きの様に私はまっったく使いこなせておりませんでした。本来なら優れたデジタルMTRの機能を熟知し、その上でのアナログ思考を追求する方が懸命、謙虚かつ説得力もあるかとは思われますが・・・様々な面において苦手なのです(泣)。また、やはりカセットMTRを愛しており、無骨なスイッチ一つからテープの廻るその様までを音に変換し録音したい程です(大袈裟でスイマセン)。・・・録音環境についてですが、やはりこちらの面でも甘かったです。人気や民家の少ない田舎町の、ちょっとした設計事務所を22時~明け方まで使用出来るのですが人様にお借りする場所故に防音対策は出来るかどうか・・。しかしkentaさんの教え、ノウハウを肝に銘じ出来うる限りのトライアルをしてみます! 本題のマイクについて・・ご使用のNT3を視野に入れ、やはりどの道コンデンサを1本は購入!と考えています。まず切替アタッチメント付のNT2-Aなど私には豚に何とやらだという事が良く分かり候補から外せました。kentaさん重ね重ね感謝です!!添付頂きましたWEBにはお初にお目にかかりました。またも己の努力不足が露呈しましたが・・聖書にします・・・。ここで具体的な質問をさせて頂きます。コンデンサ購入についての同質問で別の方から「今後の事も視野に入れ、どの道コンデンサを1本!なら少しランクを上げて最初からAKGのC214あたりはどうですか?」との教えを受けたのですがkentaさんはどう思われますか?音はプロユーススタジオ定番コンデンサのC414と大差無く6万円程度だと伺いました。私には豚に真珠どころの話で無いのは存じておりますが、個人的にkentaさんのこのマイクに対するご意見がき
気になります。(その方からもkentaさんと同じく初心者の私に視線を合わせたご丁寧な回答を頂きましたが、カセットに録音という点については薦められませんでした。) そしてもう一つ、NT1・NT2ではなくNT3をご使用の理由を是非ともお聞かせ頂けませんでしょうか!?無知、長文、思い込み、大袈裟等々お許し下さい!!激辛でも結構です、出来ましたら長文でのご回答、お叱りお待ちしております!・・またkenta
さんと同等のスキルやノウハウ、知識をお持ちの方、また私の様な初心者の方、ご覧の皆様の様々なご意見大歓迎です!!

補足日時:2008/07/29 01:36
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