あなたの「必」の書き順を教えてください

どなたかユダヤ教キリスト教イスラム教共通点をいくつか教えていただけませんか?

A 回答 (4件)

元々、ユダヤ教が原点です。

(ユダヤ教の原点は何か?は割愛)
で、そのユダヤ教を改革しようとして出てきたのがイエスです。
しかし、結局は改革ではなく分離独立という道を選び、その宗教がキリスト教となります。
成立は紀元前後ですね。

イスラム教は7世紀にアラビア半島で生まれた宗教です。
ユダヤ・キリスト両方の影響を受けて成立しました。

よって、ユダヤ・キリスト・イスラームは3つ併せて「アブラハムの宗教」と呼称されます。
お互いがお互いに密接に関係しているので、共通点もたくさんあります。

1・「聖典」の共通

ユダヤ教は『旧約聖書』(ただしこの呼称はキリスト・イスラム教からのもので、ユダヤ教徒自信は単に「聖典」と呼びます)を唯一の聖典としています。

キリスト教は『旧約聖書』にイエスやその弟子の言葉や手紙を収めた『新約聖書』が加わります。

イスラム教は『旧約聖書』と「『新約聖書』の中の4福音書」に加え、ムハンマドの言葉をそのまんま記した『コーラン』が加わります。

2・共通の預言者

預言者とは、予言者とは違い、「神の言葉を預かり伝える人」という意味です。
3宗教とも、この預言者の存在を重視しています。
そして、預言者は一人ではなくて何人もいます。
当然、共通の預言者もいれば、一方は認めるけど一方は否定される預言者もいます。
共通のモノとしては、

アブラハム・ノア・モーセが有名どころですね。
で、そこにイエスが加わるとキリスト教。
さらに、ムハンマドが加わるとイスラム教です。

ユダヤ教は、イエスもムハンマドも認めません。
キリスト教はムハンマドを認めません。
イスラム教はすべて認めますが、最大にして最後の預言者がムハンマドであると主張します。


3・聖地イェルサレム

共通の聖地もいくつかありますが、やはり最大のモノがイェルサレムですね。
まぁ、ユダヤ教の聖地であり、そこから分派・影響を受けて成立したのがキリスト・イスラムの両宗教なので、聖地が同じってのも仕方ないですね。
ただ、イスラム教はイェルサレムよりもメッカの方が重要視されますね。(といっても、イェルサレムの重要性も無視できませんが)

とまぁ、今思いつくのはこれくらいですかね。
最後に注意してもらいたいのは、これらはおおざっぱな解釈・説明で、当然宗派によっての違いもでてきますし、その解釈の違いから互いに争ったりしています。
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この回答へのお礼

tyr134さん。3宗教とも共通の預言者がいたのは知りませんでした。
とても分かりやすい説明、ありがとうございました!!!

お礼日時:2008/07/31 02:46

キリスト教, イスラム教ともにユダヤ教を源流とします. 厳密にはキリスト教は「ユダヤ教の一派がわかれたもの」, イスラム教は「ユダヤ教に影響を受けたもの」だったような気もするけど.


で (エルサレムという) 聖地を共有する以外の共通点としては, 例えば:
・同じ神を信仰している. いずれも神は (ヘブライ語をラテンアルファベットに直すと) YHWH と表されます. ヘブライ語なので子音しか書かれませんが, しかるべく母音を付けて読むと「ヤハウェ」とは「エホバ」とか「ヤーウェ」とかになります. 実際には「神の名をみだりに呼んではならない」ので, この形がそのまま使われることはなく「アドナイ」あるいは「エル」, 「エロイム」と呼んだりしたそうです, というのは wikipedia の受け売り. 英語だと「God」, アラビア語では「Al la」と呼びますがどちらも「神」の意味で, 一神教だから「神」と言えば自動的に決まるんですが YHWH とは呼ばずにこう呼ぶのが普通.
・「預言者」の存在. ユダヤ教だとモーセ, キリスト教のイエス, イスラム教のムハンマド. 「予言」ではなく「預言」で, 「神から (真理の) 言葉を預った者」という意味です. これら預言者が神の言葉を記述したものが「聖書」で, 旧約・新約聖書やコーランなどがこれにあたります.
・「天使」の存在. キリスト教の「4大天使」はいずれもユダヤ教から受け継いだものであり, やはりイスラム教も継承しています. とはいえ 4大天使のうち重要なのは Michael と Gabriel の 2天使のような気もするんですが.... Michael が「力」を, Gabriel が「知」を象徴するという指摘もあったな. 神と悪魔の最終戦争 (ハルマゲドン) で陣頭指揮をとるのは Michael だし, 受胎告知やムハンマドに言葉を預けるべく仲立をしたのは Gabriel. こういうことで, イスラム教では Gabriel が最上位の天使となっております.
ついでに #2 の間違いを指摘しておくと, イスラム教の成立は 7世紀であってキリスト教の成立より明確にあとですし, 「コーラン」は「旧約聖書をムハンマドが解釈したもの」ではなく「ムハンマドが神から預った真理を*そのまま*記述したもの」です... というか, 「神の預言」を人間が勝手に解釈しちゃいかんよ.
なお, もともとイスラム帝国においてユダヤ教徒やキリスト教徒はイスラム教徒と同じく「啓典の民」とされており, 基本的に同じ権利を有していました. 例えば「人頭税」と訳される「ジズヤ」はこれら啓典の民*以外の住民*に課せられるもので, 言い換えれば「ジズヤを払う限り啓典の民でない者も生存を約束される」ことになっていました. このジズヤは税収のそれなりな部分を占めていたようで, 「(ジズヤによる税収が減ることを防ぐため) あまりイスラム教に改宗させないように」という命令も出ています.
逆に違いという点では, 例えばイスラム教では「聖職者が存在しない」ということもありますが, 最も大きいのは「他者との関係」でしょうか. イスラム教では上に書いたように (原則として)「お金さえ払えば他宗教の信仰も自由」であるのに対しキリスト教はほぼ確実に「他宗教は敵」という扱いですし, ユダヤ教では「他宗教の人間はそもそも救われないので無視」です.
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この回答へのお礼

Tacosanさん。ご説明ありがとうございました。とても参考になりました!

お礼日時:2008/07/31 02:49

元をたどればユダヤ教に達します。

キリスト教とイスラム教はユダヤ教から枝分かれしたものです。なので、3つとも聖地はイスラエムだし、「アブラハムの宗教」なのです。ちなみにアブラハムは旧約聖書に出てくる偉大な王様です。

ユダヤ教ではメサイヤ(救世主)が来て、人類(というかユダヤ人)が救われると教えています。イエス・キリストがメサイヤだったとして彼の教えに従っているのがキリスト教。ユダヤ人はイエスがメサイヤだったとは信じずにメサイヤがくるのを待っています。イエスはユダヤ人でしたが、信仰を他人種が受け入れられるような布教を行った(という学説に私は同意しています)。

聖書には旧約聖書と新約聖書がありますが、旧約聖書はイエス前の話なのでユダヤ、キリスト教とも信じますが、新約聖書はイエス後の話なので、ユダヤ教徒は読みません。

イスラム教は聖書(たしか旧約聖書のみだったと)をモハメッドという人(イスラム教の教祖とよばれる人)が解釈した書物(たしかこれがコーランだったと)を教えの元にしています。枝分かれしたのはたしかイエスの現れる前だったと思います。

ご存知だと思いますが、キリスト教にはいろいろな宗派があります。ユダヤ教にもあります。(イスラム教にもあったと思いますが、その辺りの記憶は定かではありません。)
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この回答へのお礼

miwameyさん。分かりやすいご説明ありがとうございます!!3つとも聖地が一緒なのですね!初めて知りました。
とても参考になりました!

お礼日時:2008/07/30 12:40

3つの宗教とも聖地がエルサレムです。


また、3つの宗教とも聖典を重視するいわゆる「アブラハムの宗教」です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96% …
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この回答へのお礼

yutaka201さん。ご回答ありがとうございます!3つの宗教とも聖典を重視しているのですね、知りませんでした。
ほかにも共通点をご存知でしたら是非教えてください。
とても勉強になります!

お礼日時:2008/07/30 12:45

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