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生物系のポスドクをしています。研究室の職員は、教授とポスドクの私のみで、准教授や助教はいません。一般的に、給料の支払われるポスドクになると、院生の教育や教授の事務仕事もやらなければいけないのでしょうか?知り合いのポスドクが、自分の研究のみに集中してどんどん成果を出しているのを見ると、かなりあせります。

A 回答 (3件)

決して、よい状態とは言えませんが、そのような例は多いです。


他に助教や秘書などがいない場合はなおさらです。
また、先生にもよります。
自分の予算から秘書を雇う先生もいますし、大学院生にバイトをさせる先生もいます。
ポスドクは、学振の場合、先生がなんというかはんこ押したりする関係もあり、俺が世話をしてやっていると錯覚しがちです。
そのために、質問者さんのような状況に置かれているポスドクは多いです。
一概に、何割とは言えませんが、平均して、時間の半分を超えてきたら、移れるものならば、移ったほうがよいですが、昨今の研究予算引き締めでなかなか、贅沢も言っていられない状況になっていると思います。

参考URL:http://hakasenoikikata.com/
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私は公的研究機関の理化学系の研究者なので、生物系のしかも大学とは状況が異なりますが、やはりポスドクさんは多数居ますし、大学教授の友人も多いので有る程度大学の状況も聞いています。


かつて、大学の研究室が教授の下に助教授1人+助手2人という定員の決まった講座制を取っていた頃には、教授は絶対権力者であってその他の職員、ポスドク、院生などはお手伝いのような扱いを受けている研究室も有ったと聞いています。
しかし、今は大学も人員削減で質問者さんの研究室のような教授1人の研究室も多いようですね。そういう環境では、職員は教授1人なので、あらゆる雑用は教授1人でこなさないといけなくなります。
ぱっと思いつくだけでも、教授会などの学内の各種会議への出席、授業担当、予算申請、予算管理、学会発表、大学の各種委員担当、学会の委員や世話役、学生の研究の面倒、学生の就職の面倒、研究室の安全管理、共同研究のお世話、論文の審査委員、国内外の訪問客の相手、自分自身の論文作成....さらに、教授の年代だと中学~大学ぐらいのお子さんを抱えて家庭の用事も放置は出来ませんし...
もし、秘書さんもおられなければ雑用だけでパンクでしょうね。知り合いの教授が、「大学教授なんて名ばかりで、実質は学生の為のお手伝いさんだよ」とぼやく気持ちも分かります。
おそらく、あなたに振り分けられている雑用は、研究環境を維持していく上でやらざるを得ない雑用なのでは無いでしょうか?教授としても、ポスドクさんには出来るだけ研究に専念させてあげたいと思ってるでしょうが、研究環境を維持できなければ、研究室のメンバー全員が研究できなくなるわけで。
学生の教育を放置すれば、研究室の研究活動は停止し、未熟な学生が事故でも起こせばたちまち全員実験停止ですよ。教授を雑用に縛ってしまって、学会活動も予算獲得にも手が回らなくなったら、研究の最先端情報は入ってこないし、外部の研究グループとの繋がりもなくなり、研究室の活動予算は枯渇し、あなたの研究成果のアピールも乏しくなって就職のチャンスも激減するでしょう。
つまり、教授以外の職員がいないあなたの研究室では、あなたと教授の2人で研究室を維持せざるを得ないわけです。それでも、非常勤職員であるあなたに振り分けられる雑用は限定されているはずで、教授の雑用はもっと膨大なはずです。むしろ、あなたの方から積極的に教授の負担を減らす努力をしないと、研究室の研究活動が失われる恐れがありますよ。
確かに、もっと職員が居る研究室のポスドクさんなら、雑用は少なくてもっと研究に専念出来るかも知れません。しかし、逆にそういう研究室では、直接教授と研究相談したり、研究指導を受ける機会は少ないはず。ポスドクさんの研究能力も、教授には良く見えてこない恐れも有りますよ。
逆に今のあなたの研究環境では、教授との接触は多いはずで、教授の優れた研究知識を直接に吸い取れるチャンスが多いですし、外部への研究成果アピールでも教授と並んであなたの名前が出る可能性が高いはず。また、面倒な雑用自体も、あなたが大学や公的な研究機関で研究生活を続けるなら今後もつきまとう作業なので、要領よくこなしていく能力を今から身につける必要が有るのではないでしょうか?今の時代、雑用がこなせないようでは、研究者としてやっていけませんよ。
どのような研究環境に有っても、それなりに利点も欠点も有ります。出来るだけ欠点をうまくこなして利点を最大限に生かし、優秀な研究者に成長してください。

この回答への補足

丁寧なご回答ありがとうございました。参考までにお聞きしたいことがあります。
(1)回答者さんがもし私のような立場に置かれたとき、自分の時間の何割まで雑用(事務や学生の指導を含めて)にまわすことを許容できますか?最低何割を自分の研究時間として確保できれば満足ですか?
(2)"一般的"に、ポスドクの人は自分の時間の何割を自分の研究に充てることができているか、おおよそでいいのでご存知ですか?もし、それ以下でしたら、新しいポストを探すべきなんでしょうか?

補足日時:2008/09/08 13:40
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担当の教授によりポスドクのニュアンスは変わると思います。


自分の研究に集中したところで、必ずしも教授になれるという世界ではありません。
教授のために事務仕事、教授のために院生指導、教授のための論文作成。
その結果として教授に押してもらえたりする世界です。ですので、一概にポスドクの仕事ではないとはいえないのではないでしょうか?

その反面、自分の研究がおろそかになっているとやはり推薦すらしてもらえなくなりますよね。

大変な世界だと思います。常識を捨てた方がいいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/08 13:39

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