
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
あわてて以前読んでいた漫画の「あさきゆめみし」を取り出して読んでみました。
私にはこっちの方が理解しやすいんで、ついつい・・・・
源氏が六条に行く前に、惟光の母親の面会に行きます。
そこは京の中でも庶民的な場所で、その中で源氏は初めて白い花=夕顔を見ます。
このときに夕顔を一枝貰うわけですが、なよなよした花だから扇子に乗せて源氏に渡されます。
そこに「心あてに それかとぞみる白露の 光そへたる 夕顔の花」(うわさに高い光る君のようなお殿さま あなたに手折られてしあわせな夕顔の花でございますこと)と扇子に書かれていました。
そこでこういう風流な渡し方をされ、しかも女性の方からこんなこしゃくなものを貰って黙ってはいられない、と源氏は返歌します。
という内容でした。
その後源氏は自分の身分を夕顔には明かさないままでいますが、夕顔には彼が誰であるかは薄々分かっていたのかもしれません。
また源氏はその頃、叶わぬ恋である藤壺の宮、心打ち解けてもらえない正室の葵の上、そして年配でもあり身分の高い六条の御息所、という女性に対して本当に心安らぐ場所がなかった背景があると思います。
夕顔にはそういう身分もプライドもないので、源氏はだから敢えて身分や名前を明かすこともなく、ただの男と女としての付き合いをしたかっただけなのかな?とか思いました。
あくまでも私の想像です。
しかも私は学生時代は古文は赤点ばっかり取っていたんで、自信はないです。
この回答へのお礼
お礼日時:2003/02/06 22:49
大学が忙しくて、お礼をするのがとても遅くなって申し訳ありません。
発表のとき、とても参考になりました。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
ん~、一番最初の和歌に対しての返歌ですよね…。
この訳を読む限り扇にかかれていた和歌はこんな場所に住む身分の低い女房に風流ぶって書かれたうえに、身分を隠して来たはずなのに「ひょっとしてアナタ様は光の君?」と核心をつかれてプライドが傷ついたのではないですか?
例えば「今をときめく源氏の君が、こんな賤しい身分の人間を相手にするわけがない!!」とか…。
私の全くの憶測です。参考にならなくてごめんなさい。
参考URL:http://attic.neophilia.co.jp/aozora/genjimonogat …
No.2
- 回答日時:
夕顔から初めて歌を贈られたときのことですよね?
#1の方の意見もありかな、と思うのですが、多分まだ「撫子の女」という推量ができるほど夕顔について知っている段階ではなかったと思うので(質問者さま、ここはご確認くださいね)、
多分「相手を軽いものに見て探りを入れている状態」だからだと思います。
知り合いでもない女性から先に歌を贈るのは、けっこう軽薄な行為だったと思います。源氏は相手を「遊び好きの女なのか」と思ったはずで、さらには身分ある者にも見えなかったというのもある。源氏としてはちょっと好き心をそそられてはいるものの、自分の身分を考えればあまりみっともないことになっても困る。なので、いかにも源氏の筆跡だ!と他人の目に証拠になるようなものは(この段階では)遣りたくなかった、というところではないでしょうか。
いつでもかわせるようにしつつ、ちょっと気になる女には声をかけずにいられない。ほんとに源氏というのは好き者ですなあ。
要旨がわかりにくかったですかねー。ごめんなさい。
(滝沢秀明でたとえ話をしようと思ったのですが、余計わからなくなりそうだったのでやめました)
発表がんばってくださーい。(^^)/~~~。
この回答へのお礼
お礼日時:2003/02/06 22:59
源氏物語、詳しく読めば読むほどハマってしまいました。
大学で専門としているわけではないのですが、
おもしろいですよね。
回答、ありがとうございました。
それにしても、源氏って・・・って思いますよね。
ある意味、うらやましい(笑)です。
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