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ガソリンにアルコールを混ぜて、Noxは増えても、Co2を減らそうということを新聞記事で読みました。
自動車の買い替え促進策のような気もするのですが、環境改善にどれほど効果があるのでしょうか、教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

MiJunです。



大事な点を書き忘れました!
CO2削減に関して、「GAIAX」がGTL(天然ガス等からの燃料変換)であれば、元々が化石燃料を使用しているので削減効果は少ない(?)と思います。
一方、エタノールをバイオマス(農産物廃棄物・木材等)から製造するのであれば削減効果が期待出来るかもしれませんが・・・?
勿論、エタノール製造工程で濃縮にエネルギーが必要ですのでそのエネルギーを何に求めるかによってもトータルでの削減効果を詳細に比較する必要はあると思います。
それらのデータが手元にないので結論は不明です。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

仰せのとおり、トータルでの削減効果が肝心なところだと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/20 10:04

○京都議定書対策だと思います。


 エタノールはサトウキビなどから作られます。
 そのため、エタノールから発生する二酸化炭素は、
二酸化炭素の排出量削減を義務づけた京都議定書では
排出量としてカウントされないのです。実際に
自動車から出る二酸化炭素の排出量は1~5%の混合
した程度では、あまり変わらないと思います。


○窒素酸化物は増加するのか?
 これについては、1~5%程度の濃度ならどうなるか
分かりません。
 過去、環境省や国土交通省が#1の方が書いたとおり
Gaiaxというアルコール燃料を使った場合の排ガス
性状について調査を行っているのですが、
その時は100%Gaiaxの場合と50%ガソリンと混合した
場合で調査を行っています。その調査では、自動車の
触媒の能力以上の窒素酸化物が、エンジンから
発生したため、処理しきれずに排ガス中の窒素酸化物が
増えたと結論づけられています。
(エンジンから出た排ガスは、触媒で処理されてから、
大気中に放出されます。)
 混合率が少なければ、二酸化窒素のエンジンからの
発生量はあまり増えず、触媒で処理し切れて、自動車
から発生する窒素酸化物の量はほとんど増えない
可能性もあります。
(というか、そう言う理屈で、NOxはほとんど増えない
から問題ないですよーと、説明できるという読みが
環境省にあると思います。)


○実際に役に立つのか?
 実際の改善にどれくらい役に立つのかというと
多分役に立たないという結論になると思います。


○自動車の買換促進策か?
 これは、難しい質問ですね。
 自動車NOx・PM法といって、一定の基準を満たさない
古い自動車の保有を規制する法律があるのですが、
これも買換促進策だと言われています。
 この自動車NOx・PM法による買換より、この燃料の
規制の変更による買換の方が、需要は大きくなると
思います。
 それに比べて効果は少ないと思います。
 そう考えるとこれまで国の出した自動車規制の
中で一番、買換促進策の要素が大きいとは言われても
仕方がないとおもいます。
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この回答へのお礼

>エタノールから発生する二酸化炭素は、二酸化炭素の排出量削減を義務づけた京都議定書では排出量としてカウントされないのです。

ずいぶんいいかげんな取り決めですね。だいたい悪性ガス排出量の限度を売買しようなどと考えること自体、いかにもその場主義で、何をやっているのか理解しかねます。勉強になり、ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/20 10:23

 二酸化炭素は物質に含まれる炭素が完全燃焼したときに発生します。

ガソリンなどの油脂は炭化水素といって、炭素と水素の寄せ集めです。水素のほうが炭素の2倍プラス2の多くの原子を含んでいますが、水素は軽いため、全重量の85%前後が炭素です。しかし、アルコールは炭化水素に割合重い酸素が含まれているため、アルコールでは50%ぐらいになります。ですから、全部替えれば30%、排出が減りますが、熱量がガソリンに比べれば若干落ちますので期待どおりなるのか微妙です。

参考URL:http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiro …
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この回答へのお礼

>熱量がガソリンに比べれば若干落ちます

CO2の排出率が減っても、燃料を燃やす量が増えたのでは、ある部分で経済効果はプラスでも、環境改善効果はマイナスということになりはしないでしょうか。人間の知恵の出し方を、ご都合優先から転換しなければならないと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/20 10:39

>新聞記事で読みました。


恐らく以下の参考URLにある記事(新聞社は異なるかもしれませんが)ではないかと思いますが・・・?
「車のガソリン、アルコール混合に転換へ」
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/09/091216_2_ …
(石油代替燃料の環境性能等の調査の実施について)

ここでアルコール混合燃料でも、「GAIAX」等もありますが、これはGTLではなかったかと思います。それにイソプロパノール・MTBE等がメインの成分です。
「GAIAX」に関しては、通産省からの排出ガスの試験結果等が発表されており、「GAIAX」のサイトでも公表されていました。

上記サイトはエタノール混合ガソリンの話です。
このエタノール混合ガソリンに関しては、USA・ブラジル等で使用されており、特にUSAでは排ガスに関するデータはあると思います。
国内では、経産省はエタノールが1-5%混合されたガソリンを考えているようですが、環境省・国交省ではE10なのでしょうか・・・?

いずれにしても、上記サイトの記事によれば国内ではこれから評価すると言うことでしょうか・・・?

ご参考まで。

参考URL:http://www.asahi.com/car/news/K2002121500076.html
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この回答へのお礼

手間だけかけて、高いものを作って、それを買わされて、ぐるぐるまわりで新産業はうまれたけれど環境がかえって悪くなったなどということにならなければよいのですが。ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/19 11:02

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