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ご存じかと思いますが、1955年から55年体制と言って、自民党独裁が1993年まで続きました。
その後、一回非自民党政権になりましたが短命に終わり、その後自民党に公明党をはじめ弱小勢力と連立を組む情勢となりました。
確かに、単純な一党独裁ではありませんが、主流は一貫して自民党の一党です。
やはり、日本は政権交代が盛んな米国なんかと違って、これからも一党中心独裁政権がつづくのでしょうか?
また、その方がいいのでしょか?
正直、今度の総裁選挙に対して、一党中心政権で安定を求めて自民党に投じるか、政権交代を目指して民主党に投じるか迷っています。
助言お願いします。

※特に、中国の一党独裁に批判的な人に答えてほしいです。

A 回答 (12件中1~10件)

本来、一党独裁という言葉は単独政党による集中指導体制という政治形態を指す言葉でしかありませんが、おおむねそれ自体が害悪であるように批判されています。


原則として、民衆が民主的手段で単独政党による集中指導体制にイエスといえばどのような政治形態でも民主的な正当性があります。
民主的な合議が常に一つに収斂し、それが政策としてスムーズに実現されるのでえあれば独裁的体制であっても何ら批判されるものではありません。
中国共産党が自らを民主政体であると主張するのはそれゆえです。
しかし、現実として、たとえ一見して公正潔白で失策もないような政治運営だとしても、失策や力量不足というのは当然にあるわけで反対反論が生じるのがごく自然な成り行きです。
そして、自ずと集中指導体制は反対者を抑圧するようになり、独裁が国民を害する状態が生じます。
つまり、集中政治体制というのは結局は抑圧的独裁体制への近道であるというのが歴史の教訓です。
あるいは、民主主義を継続させることが困難な政治形態であると定義しても良いかも知れません。
ところが一方、この体制は最も政策を強く早く推し進めることができるので、建国直後や戦時、復興時、発展途上の体制としては理想的です。
国が国として成立するための最低限の秩序を保つため、貧困や飢餓を克服するために独裁を必要としているような国は世界中にまだいくらでもあります。
だから、その国が政治的・経済的・外交的にどういう状態にあるのかによって、独裁が容認されるのかどうかという条件は変化するという認識が必要です。
その国に、独裁的手法でしか克服できないほどの困難な状況があるのであれば、自ずと国民はそれを選択し、また更に、困難が克服された後に独裁体制を解くことができなければいずれはどこかで行き詰まりが生じることでしょう。
要するに、政治形態とは単なる方便であり、現在の国政の諸問題に対して何が最も有効でリスクが低い選択なのかどうか、というのが第一義であって、独裁だとか二大政党制だとかを永続的な体制として形式的に選択するという考え方では、答えを出すことは不可能なのです。
日本においても、55年体制は政権交替を極力避けることを国民が望んで生まれたという意味では独裁的と言うことも可能かもしれませんが、この体制についてはそれが独裁であったかどうかという教条的な判断ではなく、いまの日本の状況下で生まれている諸問題が政権交替に硬直的なこの体制の問題により生じたものかどうか、という評価をすべきでしょう。
ご承知のとおり自民党と民主党には実際的にあまり大きな政策的理念・手法の相違がありませんが、政権交替自体という観点ではこの次の選択は重要です。
独裁の良し悪し、ではなく今の日本に根本的な仕組みとして政権交替が必要かどうか、という考え方をすべきなのです。
だからこれは、中国共産党の独裁体制とはまったく関係のない話です。
(余談ですが、中国のような強大すぎる主権国家というものを人類は体験したことがありませんので、既存の政治構造への教訓がそのまま生かせるものなのかどうかも難しいのでは、と個人的には考えています)

これも蛇足ですが。
自民党総裁選挙を指して中国よりは民主的、とかいった趣旨の回答があるようですが、私は全く逆だと思います。
特定の党員しか参加できない選挙で、内輪だけの狭い価値観の中での政策論争でアピールし、それをあたかも全国民が参加しているようなイメージを演出して事実上の最高権力者を決めるという現象は、これこそまさに中国の全人代の雰囲気そっくりなのではないでしょうか?
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#5のかたが言っていますが


単に言葉の問題ではなく一党独裁政権と一党優位政権は全くの別物です。わざわざ過激な表現をしたくて独裁の言葉を使っているのならおやめになるべきです。

全くその通りです。

今の状況を一党独裁だというのは、無知をさらけ出しているか作為的な質問をしているかのどちらかです。

まともな助言はきませんよ。
というか、こんな質問をする人にも親切な回答しようとする人は尊敬に値します。
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様々なご意見があることは承知ですが例の総裁選のような雰囲気は中国には考えられないことでしょう。


中国共産党での国民からの支持率を上げるための方策として代表的なものの一つは反日教育です。日本軍を追い出すために戦った共産党という点を主張して自分達の正統性を主張します。
選挙の有無は勿論ですが、中国のそれは強い副作用を伴います。

二大政党制を取り入れる主な要因の一つとしては自民党と、もう一つの選択肢が欲しいということなんだろうと思います。
それは大方のところで自民党と似た方向性を持っている政党ということもできますし、政権を担う能力のある政党ということも出来ます。
この二つが選挙戦で争うということは互いの差異を強調するということであり、どちらが良いか国民が選択できます。

昨今、政権交代で自民の腐敗云々という言葉をよく耳にします。お気持ちは分からなくもないのですが政権交代で今までの腐敗の土壌が取り除かれるというのは副作用であって主たる目的ではありません。
ご存知のように民主党でも様々な不祥事がありました。
その上で、こういった問題に論じるのであれば、すべきなのは法規制の話です。

それから一党独裁というのは当然のことながら反自民の人が謳っているので適切な表現だとは思いません。せめて一党優位というところでしょう。
少なくともそれだけの長期の間、自民が民意を代表していたのは事実です。自民がその責任を果たしてきたか。と民意を代表してきたという事実を独裁とレッテルを貼ってしまうのは全く違います。

自民党が常に絶対的に国民の意思を反映するという信頼が芽生えることはないでしょうから、これからも自民党ともう一つという考え方は続くでしょう。結果として二大政党制、政権交代もあり得るかもしれません。

>正直、今度の総裁選挙に対して
総選挙と解します。

質問主さんが民主党の政策に賛同された上で政権交代を望むのであれば結構だと思います。
ですが自民党よりもマシだろうという思考で投票されるのは如何なものかと思います。なんら民主党を吟味しないのなら、どこにも民主党のほうがマシだと言える材料がないからです。

出している政策、人物、言動を、よく吟味されることを勧めます。自民か、民主か。という答えは、その結果はついて来るものだと思います。
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他国の長期政権は一党独裁政治で、自国の場合は安定政権だとか、優位政権だとか、言葉の遊びをやっている場合ではありません。


政治家も官僚も経済人も腐敗し尽くして、低レベルで安定している現状は、汚染されたぬるま湯でも一時の温もりと安心感を得られる心理に似て長期的視野で見れば非常な危険を孕んでいます。
今の日本の何が何処が安定なのでしょう?
現実には一党が長期政権の座に居座り、権力で利権と絡み,腐敗の限りを尽くしてきた実態は、今や国民すべてにとって自明のことです。
それとも、何処かの国に比べて我が国はまだ腐敗度が少ないとでも言うのでしょうか?

選挙制度があるから、民主的で公明正大というわけでもないでしょう?
かのブッシュも大統領選では何かと黒い噂があったことですが、(結局、真偽のほどはウヤムヤになったようですが、何処でも勝てば官軍です)
日本ではそこまでの大掛かりな陰謀は無いにしても、選挙に絡む賄賂や政治献金自体、国民にはよく理解出来ないし納得出来ない仕組みです。

>政権交代を目指して民主党に投じるか迷っています。

誰だって、政党間で政策に大きな違いがあるなんて子供の夢みたいな事考えている人はいませんよ。
政権が変わったからと言ってドラスティックな改革が起きるなんて期待をするより、政権が変わる事、変える事に意味があるのだと考えるべきと思いますが。
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国民がそう望んだ結果、事実上の一党独裁が続いているのですからしかたないですね。



中国は野党の存在を認めない制度の国なので、同じ次元での議論はできないです。

ヒトラーも民主主義の結果生み出されてきたのです。
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民主党の中心(小沢など)は、


金権腐敗政治を自民時代に指導してきた人物なので
彼らに代わっても、大きな変化はありませんよ?
※小泉が旧田中派系の金権汚職議員を追放した結果、民主に来たのだからね。

民主の主張する政策自体、矛盾だらけで実行不可能なことは解っているし
その財源も存在しない(消費税10~30%の大増税が必要)のだから
その危険性もキチンと理解した上での比較にならざるを得ませんね。



なお、一党独裁では無く、長期安定政権が正しい表現方法ですね。
これにより、戦後の日本の景気回復(長期視点に立った経済復興)が可能になった為
経済の安定成長などを求める場合、こちら(政治の安定化)が必須条件になってしまいますね。
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「一カ二分の一政党制 」と呼ばれたりしてましたね。


政権交代が自民党の中の派閥争いによって行われてきました。これは、まぎれもなく反共産主義のためです。そして中選挙区制は、選挙でも自民党同士の激しい争いを引き起こし、派閥は党と同じような機能を持っていました。この中選挙区制を維持してきたのは、野党です。中選挙区制によって生き残ってこれた野党が支持してきたのです。
この体制の前提条件が終了したのに体制が続いているのは、単に民主党が不安定で国民の信頼を得られないからです。これには、左寄りを支持するマスコミや、ある一定の数を持つ旧野党支持者の影響で、リベラルに走りすぎていることが原因でしょう。
民主党が育っていくためには、一度左派が党首となり、惨敗する必要があるのかなと思っています。10年かかるな。
民主党が国民から信頼される政党になれば自然解消です。
民主党の誕生は、自民党の密室政治に大きな転機を生み、小泉政権は民主党が生んだようなものです。国民の人気が首相を選ぶ最大の要素となる時代になっています。まだ、福田のように密室から誕生した例外もいますが、選挙には絡ませませんでしたしね。
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>これからも一党中心独裁政権がつづくのでしょうか?


 
 単に言葉の問題ではなく一党独裁政権と一党優位政権は全くの別物です。わざわざ過激な表現をしたくて独裁の言葉を使っているのならおやめになるべきです。
 一党優位政権がつづくか、と解釈してお答えするとその可能性は過去よりは遥かに低いものであると思います。
 中選挙区制の為に派閥が強固であった事、その為、自民党内での派閥抗争が擬似的な政権交代の印象を国民に与えていた事等の過去の自民党の優位を支えていた事情が今では弱まり、野党第一党の民主党が社会党より強力である事や一党優位性の弊害(権力の腐敗や国民の政治離れ)がいい加減巨大になりすぎている事を考えると今回の選挙で民主党が敗北するにしても、近い未来での与野党逆転や政界再編の可能性は低くないでしょう。

>その方がいいのでしょか?

 一党優位制は一般的に政策的な途切れが出にくいこと、国民間の対立が少ない等のメリットと共に、長続きすると権力が腐敗する、少数派の意見が圧殺され続けるなどのデメリットを伴います。政権交代が起これば新与党は旧与党の旧悪の粗探しを必死になって行いますからそこで権力の自浄作用が働くと考えられており(新進党政権は短命に過ぎ、その作業を十分に行えませんでしたが中選挙区制の廃止など評価すべき点はありました)、仮に将来的にもう一度一党優位制が始まるにしろ一度この作業を徹底的に行う必要があると思います。
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55年体制は一党独裁などではありませんよ。

日本社会党はじめ野党は機能しておりましたし。野党を非合法化しているどっかの国とは違います。
むしろ野党の唱える空想的な政策が、賢明な日本国民に相手にされなかったので、仕方なく自民党の中に派閥という名の小政党がたくさんできて、自民党の中で政権交代を繰り返すことで、健康的な民主主義を保ってきたというべきでしょう。

これからも自民党政権が続くかというと、それは違います。
理由は、選挙区制度が小選挙区制になったからです。小選挙区制では、先の郵政解散のときのような極端な結果になりやすいのです。郵政解散のときは自民党の圧勝となりましたが、次の総選挙ではそれとは逆の結果になることは十分あり得ます。それが怖くて、安倍さんも福田さんも解散できずに自滅しちゃったのです。
政権交代が起こったほうがよいのかどうかというと、まぁ起こってみてもいいんじゃないの? と思います。民主党は、旧社会党系の左派から旧民社党系の右派まで、いろんな人がいますから、基本政策は自民党とほとんど変わらないし、政権交代起こっても株式市場には影響ないでしょう(笑)
それこそ日本は民主国家なのですから、ダメだったら自民党に戻せばいいだけの話です。

もっとも政権の受け皿となるはずの民主党は、総裁選が無投票で終わってしまうほどの人材不足ですから、受け損ねてしまう可能性が大なのですが・・。
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1党独裁でいいわけないです。


日本の政治力が無いのは国民の政治能力が不足しているからです。
私は福田政権ができたときの支持率の高さに驚愕しました。なぜこんなメンバーで・・・、なぜこんな状況で・・・。本当に国民のレベルの低さを実感しました。
自民党に票を入れた人には、年金問題・後期高齢者医療問題・官僚の無駄使いなどの諸問題に文句言う資格はありません。自業自得だし自分で選んだんだろと言いたいです。

次回の総選挙で民主党が勝たなかったらもうずっと自民党の単独政権が続くんだと思います。民主党がベストだとは思いませんが、今の自民党よりはベターですし、なにより政権交代することは非常に重要です。
その後は、二大政党制となり何年かで政権が交代するようになればいいのではないでしょうか。
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