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前から不思議でしかたないことなんですが、何で日本人の大半は自分を「中流」
だと思っているのでしょうか?
家のローンを抱えていても、お母さんが子供の塾の月謝代稼ぎにパートで
働いていても、ウサギ小屋にすんで、バカンスにどこにも行けなくても、
それでも「中流」という日本人の意識。

世界レベルでの「中流」とあまりにもかけ離れてますよね。
どこから、いつからこんなギャップが生じてしまったのでしょうか?

A 回答 (7件)

日本人の中流意識とは、「国際レベルで中流」ではなく「日本国内で中流」と感じている意識だと思います。

以下は勝手な思い込みですので読み流してください。

日本人の特徴として、ほかの人と同じだと安心する傾向が強いと思います。決して目立つ行動をとろうとせず、周囲の人と同じ動きをしようとします。日本人は異常に流行が好きです。日本人は行列に並ぶのが好きです。日本人は電車に乗るとき空いてるドアではなく混んでるドアを選んで乗り込みます。日本人は派閥が大好き...といったように。

同時に、周囲から突出したものや人を嫌う傾向も強いと思います。それは自分(たち)よりも優秀な人物に対する羨望から生まれる歪んだ劣等感であったり、自分(たち)よりも弱い者に対してさらに強弱を明確化するための虐待であったりします。

日本人は他人と同じであることを好み、違いがあることを嫌います。だからこそ日本人は、ほかの日本人と同じ生活水準すなわち中流でありたい、と考えているのでしょう。

世界レベルからみて自分の生活水準がどの程度かを認識できる人は、日本人ではわずかしかいないと思います。外国の水準を知りませんから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
日本人の心理を見事についた解説ですね。
「和をもって日本となす」がそういう意識作りの土台になっているのは十分考えられますね。
何につけても日本人は、日本独自の基準を作ってしまう傾向があるようです。

お礼日時:2003/01/04 16:34

 質疑応答を興味深く拝見しました。



 あなたの言って居られるmiddle classの定義は、中流の上ではないでしょうか。アメリカでは、医師や弁護士が中流の典型だそうですが、とてもそこまで行く人は少ないように思います。
 
 中流階級というより中産階級と呼んだ方がよいかもしれません。中流階級としては、イギリスの教育を受けた人々が、自分の子供達をパブリックスクールに入れるためにかなり質素な生活をしているとも聞いています。この人達もやはり中流の人たちだと思うのですが、中流の中の中くらいでしょうか。高名な作家で自分の階級は、中流の中の上だと細かく位置づけていた人が居たように思います。昔読んだ藤原正彦さんの本に載っていたように思いますが、不確かです。

 とここまでは、前振りです。

 このように考えると中流とは、安定した収入があり、数年分の蓄えくらいは、あり、適度に生活をする上で楽しみを味わえる状態程度に考えた方がよいかもしれません。もちろん、このように考えるとあなたの仰ったように日本人独自の基準かもしれませんが。もっとも、バカンスを取るのは、庶民でも普通でしょう。ヨーロッパでも、中流の範囲は、案外広いのではないでしょうか。

 この基準から行くと多くの人は、中流の下くらいかと思います。

 では、なぜ中流と感じるのか。そこは、私も疑問です。ほとんどバカンスをとらず、あくせくしているのに。
 やはり、富の蓄積の違いかもしれません。産業革命後の世界は、西洋中心で動いてきました。日本が豊かになったのは、この数十年だけですね。明治は、良かったという人も居ますが、貧しいだけの時代だったともおもいます。世界の五大国と自慢しても国民生活は、お粗末でした。

 今は、不況ですが、まだまだ日本は、豊かな国でしょう。お金の使い方を知らないから、ブランド物を買ったりするのだろうと思います。良い意味での身分相応が定着する前に、富の蓄積に押し流され、手っ取り早く富を持ったことを実感できるブランド物を買うことにつながったのだと思います。これは、単にバック等だけではなく、自動車、家電品にも言えることだと思います。

 豊かさの基準がこのような点にあるとすると、ブランド物を持っていると十分自分は、中流だと感じるのではないでしょうか。

 どうも内容が支離滅裂になりました。また、いろいろご教示下さい。
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この回答へのお礼

およそブランドには不釣合いな一部の日本人の、異様なまでのブランド物への執着心については、ずっと不思議に思っていたので、かゆい所に手が届くようなご意見を、ありがとうございました。
おっしゃるように、日本人の生活が豊かになったのは、戦後、高度成長期を経てからですよね。
でも明治っていうのも、私には不思議な時代に思えるんですよ。
当時は社会階級(身分制度)というものがあって、今より貧富の差が大きかったせいもあると思いますが。
漱石の「明暗」にあるように、新婚夫婦二人きりの家に下女がいる。それも親から生活費を援助してもらってまで、下女を置いている。
あの時代は「下女がいて普通の生活」といわれる時代だったんですよね。人件費が安かった、というのもあるけど。

「日本人の中流意識」を考え出すと、色々な所に発想が飛びます。
支離滅裂とおっしゃいますが、とてもわかりやすいコメントをどうもありがとうございました。

お礼日時:2003/01/08 17:31

実際に「中流」だからだと思いますよ。



今どき「ウサギ小屋」に住んでいる人は、非常に少ないのじゃないですか?
どれくらいだったら「ウサギ小屋」なんでしょう?
100平米以下ですか?50平米以下ですか?

>世界レベルでの「中流」とあまりにもかけ離れてますよね。

そんなことは無いですよ。
世界レベルっていっても、ごくわずかな先進国と比べていませんか?
エチオピアやマレーシアや、イギリスやフランスなど色々な国がありますが、ヨーロッパの先進国(フランスやドイツ)でも、30代~40代のサラリーマンは80平米~100平米のアパートに住んでいます。
一方、同じ年代の日本の多くのサラリーマンは、マンションなら80平米前後、一戸建てなら120~140平米の家に住んでいます。
世界レベルで見ても、とても「ウサギ小屋」とは思えません。

>家のローンを抱えていても、お母さんが子供の塾の月謝代稼ぎにパートで
働いていても

ヨーロッパ諸国でも同じですよ。

中流の定義も無いので、議論はできませんが、年収で言えば、どれくらいからどれくらいを中流だと思いますか?
私の感覚では500万円~3000万円くらいが中流だと思っています。
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この回答へのお礼

皆さんからのレスを読んでいて、ひとつ気が付いたことがあります。
まず、英語のmiddle classを「中流階級」という日本語に置き換えてしまったことが問題なのではないか、ということです。
これはdown townを「下町」と訳して、誤った認識のまま広まってしまったのと似てますね。
middle classは下記の通り、かなり裕福な層を指します。
だから日本語にする時「資産階級」とか別の言葉にしていれば、こんな勘違いは起きなかったんじゃないか、とも思えます。

戦後の日本と欧米とでは社会を形成する仕組み、システムが違うのでいちがいに比較はできませんが、やはり日本は極東の島国、世界とちょっとテンポが違うな、と感じさせられます。
具体的な数字まで出してくださって、ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/04 16:31

実際、中流というか貧富の差があまりなかったんだと思います。



それは、昭和中期から平成にかけて日本社会がそうだったからではないですかね?

会社に勤めていればどこの会社もそんなに給料はかわらないし、同じ会社であれば
入社が同じなら給料もほぼ同じ。みんな同じ生活レベルであったと。
出来高制の仕事でなければ給料の差はそんなになかったと思います。

現在は会社も勝ち組負け組ありますから会社間の給料差は広がっているでしょう。
欧米のような能力給を導入するところもありますし、これからは差が出てくる可能性はありますよね。

この回答への補足

またまたドジ踏みました。
おわかりと思いますが、小室先生のお名前は「直樹」です。
おバカな奴と、お笑い下さい。失礼いたしました。

補足日時:2003/01/06 17:21
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この回答へのお礼

たしかに貧富の差は、日本は少ないですよね。
でも会社勤めでも、給料格差はありますよ。これは業種格差でもありますが。
小室直哉先生は、製造業と非製造業の格差がありすぎるからこれを是正する必要がある、とおっしゃっていましたが。
私はこの業種格差を身をもって経験していますから。
でも貧富の差が少ない、というのは中流意識を生みやすい状況をつくりますね。
ポイントを突いたアドバイスをありがとうございました。

お礼日時:2003/01/04 16:22

余程の金持ちでない限り、自分は上流階級だとは思っていません。


でも、たべることに不自由は無く、なんとなく毎日が無事に過ごせるという気持ちが、中流という意識になっているのでしょう。
それに、中流より下だと惨めな気持ちになるので、あえて中流だと決めつけて自己満足をしている面も有ると思います。
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この回答へのお礼

すごく日本的で、すごく説得力のあるご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/04 16:19

こんばんは。


質問を読んでいると、日本の大半が中流より低いように感じますが、
日本の大半は、「世界レベル」ではいまだに上流でしょう。
そういう意味では、微妙な判断かも知れませんね。

「先進諸国」に絞ってみても、やはり「中流」程度でしょう。
突出した金持ちが少ない反面、極端な貧乏もいないのが日本の特徴です。
ですから、国際感覚は無いでしょうが、「中流」という答えは正しいと思いますよ。

もちろん、「中流」って何?とか言い始めるともっと難しいですが。
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この回答へのお礼

私の言葉が足りなかったみたいです。私が言った「中流」というのは英語でいうmiddle classのことです。
「世界レベル」というのもこのmiddle classに当てはまる、という意味だったんです。

ちなみにmiddle classは、「一家の稼ぎ手(多くの場合は父親)が不慮の事故等で死亡した場合、残された家族はそれまでと同じ生活レベルを維持でき、その子供または子供達は、自分の望む最終学歴をまっとうできる」というのが定義で、かなり裕福な階層を指します。

でも日本でこの条件に合う人達といったら、日本では「上流」と言われてしまいますよね。
私はこのギャップがいつ、どこから発生したのかが疑問だったんです。
でも貴重なご意見、ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/04 16:18

「中流」というのは、日本の中での「中流」ということだと思います。


ほとんどの人は、自分が世界の中でどの位置にいるかということは判断できないでしょう?
ですから、自分の生活範囲での周りを見て、ほとんど自分と大差ないが、中には少数だが金持ちや貧乏な人もいる。
ということで相対的に自分は「中流」だと思っているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

そうですね。日本人は学校の成績にしても絶対評価が苦手ですからね。
日本人独自の基準ができてしまった、と言えそうですね。
アドバイスということですが、私にとってはすごく納得のできるご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/04 16:10

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