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両方ともチベット民族でありチベット仏教を信仰してるわけですよね。
どうしてブータンは中国に侵略されずに済んだのでしょうか?
また、現在独立国家のブータンは、チベットあるいはチベット亡命政府に関してどういう考えなのでしょうか?

A 回答 (3件)

単純な理由です。


インドが独立するまでは英領インド帝国の保護領で、当時の清帝国の国力では
指一本触れる事は出来ません。
また、インド独立直後もブータンはインドの保護国的扱いで、外交面はインドの助言を受けるという
形をとっていました(昨年のインド=ブータン条約の改正で変更になりました)。
なので、中国がブータンに手出しする事は、インドとの戦争を辞さない覚悟が必要です。
そこまでして、中国が攻め込むメリットはありません。

ちなみに、ブータン国内にも亡命チベット人が居ますし、シンパシーも感じているでしょうが
国是としてブータン独自の文化を守る事が第一義なので、それを相容れない者には
容赦ない措置を取っている国です。
ネパール系のブータン人は迫害され難民となっていて、国際問題にもなっているほどです。
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この回答へのお礼

大変ありがとうございました。
ブータンの現在の共通語が英語だったり、
インド人教師がたくさんいる、
ということもあわせて合点がいきました。

お礼日時:2008/09/25 23:19

チベット仏教と一口に言っても、日本で言うところの「浄土宗」や「真言宗」などのような「宗派」がたくさんあります。


チベットのチベット仏教とブータンのチベット仏教は、違う宗派によるものです。
一見冷たいようですが、チベットが中国に侵略された危機の時にブータンが積極的に助けなかったのもこの辺が理由だと言われています。今でもブータン政府はチベットに関してあまり関心が無いみたいです。

また、チベットが青海省や四川省に近く、西へ行けばインドやパキスタンへ通じる戦略上の要所であるのに対し、ブータンは峻険な山に囲まれた単独の集落みたいなものなので、中国にとってメリットが少なく、お陰で独立を保っていられたのではないでしょうか。
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チベットが中国に占領された原因は、宗教ではありません。


地理的には、チベットは南アジアの要衝に位置し、その地を手に入れることは、南アジアでの影響力が高くなることにつながっている。
また、チベットには豊富の資源があります。
つまりチベットは、アジア制覇を目論するものにとって、見放すわけにはいかない土地です。中国が攻めなくても、インドが攻める、あるいは自分の支配下に置くでしょう。
それが運命とも言えるではないかと思います。
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