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司馬遼太郎が新選組や坂本龍馬を書かなかったら、彼等の評価や人気はどうなっていたと思いますか?
父から司馬遼太郎が新選組を書くまでは、新選組=悪として描かれている作品が多く人気がなかった。今の新選組(土方、近藤、沖田など)の性格やイメージを作ったのは司馬遼太郎だ。という話を聞きました。
あと、坂本竜馬が好きという人は「竜馬がゆく」を読んで好きになったというのが多いですよね。
現在は新選組や坂本龍馬はかなり人気があり、歴史的にすごい評価されていますよね(特に坂本竜馬)。
もし彼が新選組や坂本龍馬を書かなかったら…。今のように人気がでたり、評価は下がっていたと思いますか?

A 回答 (5件)

あくまで私見ですが、、、


 多くの歴史上の人物は歴史小説でキャライメージが決定していますね。特に新撰組は小説にならなければ独裁国家の秘密警察より悪質でしょう。(いきなり反体制思想家をオープンに殺害するなんてね、また、司馬氏の多くの作品では悪役のところあります)
 坂本竜馬は難しいですね、薩長同盟なんていうのはイランとイスラエルが同盟してアメリカに反旗を翻すようなものだといったら、いやあれは歴史の必然だと言い返されました。
 海援隊の活躍をどうするか、大政奉還への貢献(どうも創作っぽいですが)とかいろいろ難しいことあります。
 ただ、もうひとつifを付け加えるなら、どこかの歴史小説家は書いたのではないかと思います。いままで扱っていないキャラクターを扱うと自分でイメージ作れるから。
 例をあげると習慣ヤングジャンプ連載のキングダムは秦の始皇帝が準主役です。いままで悪役のイメージが強かったためあまり書かれていなかったため、もう作者のし放題でイメージできています。
 もし新撰組も竜馬も描かれていなければだれかが書いたと思います。
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新撰組は戦前からすでに人気があったと思われます。


旧幕臣の聞き書きをまとめた「新撰組始末記」を子母澤寛が著したのは1928年。
その後も「新撰組遺聞」「新撰組物語」と書き継ぎ、
この新撰組三部作を種本みたいにして、
司馬遼太郎などの作家は新撰組の小説を書いたのですから。
坂本竜馬については「竜馬がゆく」も読んでないし、なんともいえませんが。
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司馬遼太郎の書いた作品でも、人気の出なかった人物も沢山います。


私が好きな人物でいえば、「村田蔵六(大村益次郎):花神」や「高田屋嘉兵衛:菜の花の沖」などがいますが、ご存知ですか?(「名前:司馬氏の著作名」)

歴史的評価というのは、小説家がモチーフにするだけでなく、今の時代に合った人物像や時代背景がが選ばれることが多いのです。ですので、司馬遼太郎が書かなくても同時代の誰かが、坂本竜馬などを書いて人気が出ていたかもしれませんし、逆に誰が書いても時代の要請が無ければ人気はでないものです。

海外モノですが、今、塩野七生著「ローマ人の物語」というのが、大ベストセラーになっており、財界人などの推薦書にもなっています。
米ソの冷戦が終結した2000年以降、超大国アメリカの終焉が見え始めてきて、その不安から昔の超大国ローマの歴史に目が行くのでしょう(ローマはアメリカ合衆国以上の他民族国家でした)
そのような現代の背景がなければ、どんなに優れた書籍でも大ベストセラーにはならないでしょう。

だから、坂本竜馬や新撰組が評価された理由は誰が著者かということとは、別にあるのだと思います。
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まあ、小説家や歴史家という人種は結構ひねくれてますから、司馬遼太郎でなくとも誰かが竜馬を主人公とした作品を書いたり、新撰組が(悪ではない)主役になる幕末ものを書いたりしたと思いますが……



それが『竜馬がゆく』や『燃えよ剣』『新撰組血風録』並みのヒット作になったかどうかはまた別問題でしょうね。

司馬遼太郎の作品が受け入れられるような風潮であればこその今日の竜馬・新撰組のイメージだと思いますので(そうでなければ司馬遼太郎の作品は売れず、竜馬や近藤・土方のイメージもさして変わらなかったでしょう)、仮に司馬遼太郎が小説を書かず産経新聞の記者として一生を終えたとしても、他の部分で変化がない限り21世紀初頭の日本における竜馬や土方のイメージはさほど変わらないかもしれません。

司馬遼太郎が無くとも竜馬や近藤・土方のイメージはいずれ現在のそれに近づいただろうが、現在の人気を築いたのは司馬遼太郎あってこそ……といったところではないでしょうか。
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別の作家が書いたでしょう。


そして、別の評価がなされるでしょう。

作家は歴史家と異なり、歴史資料にあまり拘らず
登場人物の活動を描きます。

歴史家は資料がないと、事実が存在したとは認めません。
人間、自分の本心や感情を全て赤裸々に資料を作り他人が
判るようにするものでしょうか?
そんなこと有り得ません。

この、間隙を作家の創造力が、埋めてくれるので、
歴史家よりも、作家の方が歴史を良く理解している
ように、感じることがあります。

社会主義国では、共産党の決めた評価に従って作品を
書くしかないので、作品がつまらなくなります。
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