カテゴリ違っていたらすいません。
ウィキペディアを編集している何人かに質問しましたが、「ここはそういうことを質問して答えてあげる場所ではない」と一蹴されてしまったのでここで質問致します。
ウィキペディアで、アメリカ同時多発テロ事件(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1% …)というページを見ていたら気になる文章がありました。3.4首脳の動きの最後の一文に以下のような説明があります。
≪ロシア連邦のプーチン大統領は、この一報に対し「アメリカ合衆国軍が必要な動員をかけたとしても、直ちにロシア連邦軍に迎撃体制を取らせることはない」とホットラインでブッシュ大統領に告げた。ロシア連邦軍にはソビエト連邦軍時代のオプションが継承されているため、通常、アメリカ軍が大規模な動員をかけるとそれに反応する様に指揮系統が準備されている(逆も同じ)。≫
>通常、アメリカ軍が大規模な動員をかけるとそれに反応する様に指揮系統が準備されている(逆も同じ)
これはどういう仕組み(どういう事?)なのでしょうか?いろいろと軍事関連サイトを探しましたが、このオプションについて触れているサイトを探せません。冷戦の名残なんでしょうか?
そもそも詳細に解説してしまうと軍事的に何かマズイから情報がないのでしょうか?
A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
アメリカ同時多発テロ事件の時は、非常事態宣言を発し、全世界に配備されていた米軍に対してデフコン3(デフコン・デルタ)[通常戦力による戦争準備]を命令し、米空軍に対して実弾を装備したF-16のスクランブル命令(緊急出動)と不審機の撃墜命令が出ていました。
米・ソ(露)は、基本的に相手と同レベルの準備態勢をする様にしていたのですが、同時多発テロ事件の時にロシアも不審機(外国の軍隊の軍用機なんて基本的に全て不審機)に対する撃墜命令を出していたら、米露の戦闘機の偶発的戦闘の可能性が極めて小さいながらも存在してしまいます。
(前線の兵士達は、前もって定められた交戦規定[ROE]に従って戦闘を開始する。)
米露は、現状でもNo.3さんの仰る相互確証破壊[MAD]により、相手が不審な行動を取れば、全世界を破滅させる事を厭わない体制を維持しています。
No.3
- 回答日時:
冷代において米ソ両国はMAD(相互確証破壊)という概念の元、お互いの軍事的な動向を監視するシステムを作り上げていました。
さらには第一撃の攻撃で、両国の指導層が命令を下せないような状態になったときに備えて、自動報復システムさえ構築していました。冷戦構造の崩壊後はこれほどナーバスな即応体制は執ってはいませんが、それでも互いの軍事的動向にはそれなりの神経を使って監視し合っています。その監視システムの主な柱はSIGINTの中のCOMINT(通信傍受)と軍事偵察衛星による画像と赤外線による監視です。COMINTも偵察衛星によるものもありますが、三沢の「象のオリ」のように地上からの監視も存在しています。
軍隊というものは戦争に向けての準備段階がもっとも活発的であり、兵員や武器・軍需品の移動によって、その基地や周辺施設に大きな変化を見せます。さらにはあらゆる通信もその量は平時と違って膨大な量になり、容易にその変化を敵に悟られることになります。そして軍港や航空基地においても艦船や戦闘機の動きが活発になり、大量の赤外線を発することによってこれも用意に察知されるということになります。
つまり平時から続けているこれらの監視行動の結果、敵国の軍事的な動員を事前に察知することができるということです。これらの情報を元に自国への脅威度を判定し、先制攻撃を受けることを防いだり、あるいは効果的な報復攻撃が出来るよう自国の軍隊に動員準備命令が出せるというわけです。
質問の「オプション」とは、そのようなものだと考えていただいていいかと思います。あの日ロシアはアメリカとほぼ同じ時期に(テロ当日内に)、今回の事件がムスリム系のテロ行為だということを把握していました。つまり自国のデフコンを上げたりする必要も意志もなかったのです。ではその真意は何かといえば、チェチェンで苦しんでいたロシアなりのそれなりのアメリカへのシンパシーと、ある意味火事場泥棒的に恩を着せたのではないかと考えてよいかと思います。
また詳細な解説が軍事的にどうかということですが、たしかに軍事関係者たちはこのような自国の軍隊の能力(あらゆる方面の)を知られることを非常に嫌がります。つまり本当はなんでもかんでもトップシークレットにしてしまいたいんです。でも現実はどうかといえば、これらの軍事機密は意外と簡単に手に入るものなのです。軍事専門誌を見れば驚くほど詳細な各方面の情報が記載されています。特に日本はその手の情報の正確さ、つまりマニアックといってもよいほどの専門家の存在が世界でも際立っています。とはいえ、肝心要なポイントは絶対に明かしませんけどね。
日本は昔から各国の情報部員の天国と揶揄されていますが、それは国内に厳しいスパイ法がないこともありますが、実は容易にかつ居ながらにして世界の軍事的な最新情報が手に入るからです。
とはいえ、それはあくまでも「推測」という要素が完全には抜け切れませんので、軍側としては「それは推測なんでしょ?」といえば済むだけのことなので放置しているということです。それに専門誌の情報ってそれなりに軍関係者たちも重宝するし、逆に仮想敵国への牽制に使ったりもしていますからね。
長くなったついでに書かせてもらえれば、先日海自の3佐がイージス艦の情報を漏洩したということで有罪判決を下されました。その情報の内容は明らかになってはいませんが、実はもうすでに世間に広まっている内容だったということが定説となっています。つまり内容の機密度で有罪になったのではなく、漏洩という行為そのもので有罪になったということです。
ほんとに長くなってしまいました。お許しください。
No.2
- 回答日時:
確かに、あまり詳しく解説しているようなページを直ぐには見つけられなかった。
とりあえず、wikiの「DEFCON」の項を参考に。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%95% …
結局は、防衛の為と言いつつも戦争準備であることには変わりないので
普通ならロシア側も漫然と傍観している訳にはいかないが
状況が状況なだけに、『対応は控えめにします。』との宣言だったはず。
とは言っても、完全なる平時とも言えずそれなりに準備態勢は敷いていたのでは?
No.1
- 回答日時:
>冷戦の名残なんでしょうか?
はい。そうでしょう。
最近の南オセチアの争いでもロシア対アメリカの様相でした。
1979年12月のアフガニスタンへのソ連侵攻のときも、ソ連対アメリカの様相でした。
http://www.news.janjan.jp/world/0701/0701148027/ …
>そもそも詳細に解説してしまうと軍事的に何かマズイから情報がないのでしょうか?
「たまごとにわとり」論てきに、
歴史的、政治的に複雑すぎて、即答できないのではないでしょうか。
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