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「はしごだか」と「くちだか」はどのように生まれたのか教えてください。
はじめから別の字で、偶然似ているだけなのでしょうか。
それともどちらかが元になっていて、書き間違えや略したことなどによる派生でしょうか。

A 回答 (3件)

下記を御参照下さい。


http://www.chineseetymology.org/CharacterASP/Cha …
もともと建物の象形ですから、「口」が上下と離れて宙に浮いているほうがおかしいのです。
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ANo.1です。



『説文解字』は基本的に篆書(てんしょ)を正統な字体として扱っています。
手元の漢和辞典によると,篆書では「高」は「くちだか」だったそうです。だから『説文解字』では「くちだか」になっているのでしょう。

しかし,ANo.1で挙げた『解説 字体辞典』によると「篆書の書かれた時代に『くちだか』の字は見当たらない」とのことです。
ここらへん,「あれっ?」と思います。

上記の漢和辞典でさえ,甲骨文・金文での形として「はしごだか」を示しています。
やはり,「はしごだか」がもともとの形なのでしょう。

なお,私は専門家でないので,各種の本をご参照ください。
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『解説 字体辞典』(三省堂,江守賢治著)に載っていますので,ご覽になってください。



とは言え,それだけではあんまりですので,かいつまんで書いておきます。
もともと,この字が生まれてから,甲骨も金文も「はしごだか」の形で書いてきました。
ところが,どうしたことか後漢の説文解字では「くちだか」になっています。
その後も長い間,書写体としては「はしごだか」で書かれてきましたが,清の康熙字典では「くちだか」になっています。
その後,正統な字としては「くちだか」になり,「はしごだか」は俗字だという扱いを受けます。

康煕字典が「くちだか」を採用したのは説文解字によると思いますが,なぜ説文解字が「くちだか」を採用したのかは,この『解説 字体辞典』には(私の見たところでは)載っていません。
この本は「はしごだか」を正統な字と考えているようです。
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