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こんにちは
仏教の【六道】は「ろくどう・りくどう」のどちらでも良いそうですが、本当はどちらですか?元々はどちらの読みが先でしょうか。

私は子供の頃から「りくどう」と言っていましたが、最近、「ろくどう」と言う人がいる事に気がつき、若干違和感を感じます。

「がちりん」「がっこう」「じきどう」などなど普段読まない読み方の多い仏教語において、やはり「りくどう」が本家だと思いますが、どうなのでしょうか。

A 回答 (2件)

手許にある仏教関係の辞典類には、「ろくどう」とあり、「りくどう」としているものは一つもありませんでした。



現在の日本語での漢字の読み方の多くは漢音です。
「仏教用語は独特の読み方をする」と思えるのは、仏教用語は漢音ではなくて呉音で読む場合が多いからです。
「月光」の「月」の呉音は「がつ」ですし、「食堂」の「食」の呉音は「じき」ですから、「がっこう」「じきどう」と読むのは呉音で読んでいるという仏教の基本に則った読み方です(「月輪」の「がち」は読み癖といいますか、ちょっと特殊な読み方ですが)。普段使っている日本語の「げっこう」や「しょくどう」とは違った読み方なので、「ああ、仏教用語だな~」という感じを受けるのだと思います。

で、問題の「六」ですが、現在の一般的な日本語の読み方である「ろく」は、呉音なんです。特殊な読み方だと思える「りく」の方が実は漢音なんです。
ですから「六道」も基本に忠実に呉音で読んでいるから「ろくどう」となるわけです。
普段からなじみのある「ろく」という読み方だから、「仏教用語なのに普通に読むのはおかしい」と感じられるのでしょう。
そういうイメージから、「六」という字を、あまりなじみのない「りく」の方が正しいと思って、「りくどう」と読む人が出てくるようになったのかもしれません。

ちなみに、「六」の付く仏教用語で「りく」と読ませているのは「六合(りくごう)」「六合釈(りくがっしゃく)」という単語だけでした。
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この回答へのお礼

詳しく教えてくださってありがとうございます。
そうでしたか。「ろくどう」でしたか。馴染みのある「りくどう」が本家でなかったとは。でも、おかげさまでスッキリしました。
「りくごう」など中には「りく」と読むものもあるようなので、ちょっと嬉しくなりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/11/23 22:15

こんちは。


【重複】を「ちょうふく・じゅうふく」どちらでもいいのと一緒じゃないかな。
オレも「りくどう」と読んでた。
六の旧字体が陸だから「りく」と読んでもいいような・・・。
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この回答へのお礼

こんにちは
「六道」を、今はどちらでも読むそうですが、元はどちらの読み方だったのかが知りたくて質問いたしました。
「重複」は元々「ちょうふく」としか読まなかったと思います。「ちょうふく」が本家ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/23 22:24

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