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質問を見て頂きありがとうございます。

例えば、集団Aと集団Bがあったとします。
集団Aのサンプル数(n)は1つで、値を仮に10とします。
集団Bのサンプル数(n)は5つで、値を仮に2、3、5、6、7とします。

この集団AとBの間に有意差があるか調べることは可能でしょうか?
また、可能な場合にどのような検定方法があるでしょうか?
当方は、主にエクセルの分析ツールを使ってます。

ご教授御願いします。

A 回答 (7件)

お待たせしました。

#6の式で間違いないようです。(#4~6はなかったことにしてください。お恥ずかしい。。。)

片方の集団が1個のときのt検定
 集団Aの不偏分散を用いることができないため、集団Bの不偏分散だけでt値を計算することになります。以下は、t分布の定義式から導いた結果です。

 集団Aのサンプルサイズ=1
 集団Aのデータ値   a = 10
 集団Bのサンプルサイズn=5
 集団Bの平均  X=(X1+…+Xn)/n=4.6
  帰無仮説:「集団Bの平均=a」
  対立仮説:「集団Bの平均≠a」(両側検定)
 自由度     k=n-1 =4
 集団Bの不偏分散 V=((X1-X)^2+…+(Xn-X)^2)/(n-1) = 4.3
 t値      T=(a-X)/√(V(1+1/n)) = 2.377
 有意水準    α=0.05
 t分布の両側5%点 t(α=0.05, k=4) = 2.776
 
Excelでの計算例
 Bの平均=average(2,3,5,6,7)    =4.6
 不偏分散=var(2,3,5,6,7)      =4.3
 t値=(10-4.6)/sqrt(4.3*(1+1/5))  =2.377
 t分布の両側5%点=tinv(0.05,4)   =2.776

結論
 |t値|<2.776なので、AとBに有意な差はない。

注意
t検定は、次のことを前提にしていることにご注意ください。
(1)集団AとBが、ともに正規分布にしたがっていること。
(2)集団AとBの分散が等しいこと。
上記の条件に当てはまると考えてよいかどうかは、実際の現象に関する経験からご判断ください。
 分散が等しくない場合の検定はできません。Aのデータが1個だけの場合は、Aの分散に関する情報が得られないからです。
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この回答へのお礼

gef00675様、おはようございます。
大変、丁寧な解説ありがとうございます。
このような遅くの時間までお時間を取らせてしまい、本来なら直接お礼を申し上げるべきなんでしょうが、メールで失礼します。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/11/28 05:43

ひえー、また間違えました。



正>t値      T=(a-X)/√(V(1+1/n)) = 2.37

(たよりない回答ですみません)
もういっぺん検算しますので、もう少しの間締め切らないでくださいね。
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ごめんなさい。

tの式に間違いがありました。
誤>t値      T=(a-X)/√V = 2.60
正>t値      T=(a-X)/√(V/(1+1/n)) = 2.85

正>|T|>2.78となったので、結論は「AとBに有意な差がある(p<0.05)。」

大変失礼しました。
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 Aのサンプルサイズが1のときは、集団Aに関する情報は一つの数aだけしかありません。

この場合は、
「分散が未知の集団Bの平均が定数aに等しいかどうか」
という仮説のt検定と、数学的に同じ扱いになると考えてください。(このことはt分布の定義からの直接の帰結ですが、詳細は略)

 ご質問の数値例で計算を試みますと、
集団Aのサンプルサイズ=1
集団Bのサンプルサイズ n=5
集団Aの値   a = 10
集団Bの平均  X=(X1+…+Xn)/n=4.6
集団Bの不偏分散 V=((X1-X)^2+…+(Xn-X))/(n-1) = 4.3
自由度     k=n-1 =4
t値      T=(a-X)/√V = 2.60
有意水準    α=0.05
t分布の両側5%点 t(α=0.05, k=4) = 2.78
以上から、|T|<2.78なので、結論は「AとBに有意な差はない(p≧0.05)。」となります。

Excelで計算するときは、
 平均はaverage関数
 不偏分散はvar関数
 t値は(10-4.6)/sqrt(4.3)
 t分布の両側5%点は、tinv(0.05,4)
などとして計算できます。サンプルサイズが1の場合はExcelの分析ツールは使えない
ようですね。

注意:t検定は、次のことを前提にしています。
(1)集団AとBが、ともに正規分布にしたがっていること。
(2)集団AとBの分散が等しいこと。
上記の条件に当てはまると考えてよいかどうかは、実際の現象に関する経験からご判断ください。
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集団Aのサンプル数が1つというのは、単なる例なのでしょうか?


それとも、片方の集団のサンプルが1つしかない場合にどうすればよいかというご質問なのでしょうか?
片方のサンプルが1つの場合でも、他方のサンプルが複数あればt検定の方法がないわけではないので、もし、そういう場合の検定をしたいのであれば、補足でお知らせください。

この回答への補足

gef00675様、ご回答ありがとうございます。
後者「片方の集団のサンプルが1つしかない場合」の場合に当たります。
もし、ご存知でしたらご教授お願いいたします。

補足日時:2008/11/27 08:05
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> この集団AとBの間に有意差があるか調べることは可能でしょうか?



計算はできるでしょう。しかし、それに意味があるかといえば多くの人は「無意味」というでしょう。

---
> A <- c(10)
> B <- c(2, 3, 5, 6, 7)
> t.test(A, B)
---

R-2.8.0では「以下にエラー t.test.default(A, B) : 観測値 'x' の個数が不十分です」というメッセージが出てきます(日本語の場合)。観測値が1つであるということは、実質的に平均値を計算することに意味がないので、そもそも検定すること自体(平均値を比較すること自体)に意味がないということからでしょう。
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有意差とは、集団が複数個から成り立つことを前提としています。


複数個で成り立つ集団AとBの値の平均値を比べ、その差が「意味のある差」なのか、「単なる偶然であり、意味があるとは言えない」のかを調べるのが統計学です。

2つの平均値を比べるということであればt検定がありますが、集団Aのサンプル数が1つであれば、単純に集団Bの平均値と10を比べて、等しくなければ「差」があるというだけの話です。
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