プロが教えるわが家の防犯対策術!

今学校でプロジェクトやっていて、人がなぜホラー映画を怖がるのかという分析をしています。そして別の視点からも見なくてはいけなくて、ホラー映画を怖がらない人のなぜ怖がらないのか、理由を調べなければならないのです。それで質問なんですけれど、なぜホラー映画を怖いと思わないのでしょうか??

A 回答 (4件)

ホラー映画は、人のイマジネーションを掻きたたせられるかどうかで、恐怖の度合いは違ってくると思います。



斧を持って振り下ろし、血がドバっと出るシーンがある映画。

人が部屋にいて、それをドアの隙間から覗くようなカメラワークで、だんだん視点が近づいてって、「あぶない」と視聴者が思った時、見られている人は、ふと他の方に向いて、間一髪。
でも また 視点がだんだん近づいていく。

前者は、こちらも「痛い」と感じる。

(猿の実験で、アイスを与えていた猿の前でアイスを食べると、それを見た猿は「ちべた(冷たい)」という表情をしたそうです。
経験により、食べている相手の感覚と同じものを覚えるってわけですね。)


私にとって、恐怖の度合いは、後者の方が格段に怖い。
なぜかというと、犯人は映像に出てこないから。

映像では何も言葉で説明されていません。
カメラの視点が獲物を狙っているような映像を見て、視聴者はイマジネーションをかきたてられ、長引くので、どんどん恐怖心が増し、ハラハラする。
耐えられず「早く逃げて」と思うわけです。


ところが、これが犯人の視点からの映像だと理解しない人は、イマジネーションが沸かず、怖さを感じない。
ただのシーンになってしまう。

正体がわかれば、実体がつかめるが、正体が不明の場合、把握できないので、把握できないことがより恐怖を増徴させる。

実体がわかれば対処法はありますが、実体が把握できないと恐怖がわく。
だから日本の宗教は、災いが起こると、この目に見えないものを神の仕業として神を畏怖の対象として、怒りを納めくださいと祭ってきた。


だんだんカメラが迫ってきて、斧を振り上げる影が映し出された映像だけ見ても、その後どうなったか想像できて、「きゃーーー」と思ってしまう。
想像できないと、恐怖はわかない。


ゾンビとか出てくる映画は、、、
「ゴムっぽいな。重力と落下を考えてはりつけられていて、皮膚が剥がれ落ちるのを演出しているんだな」とか、「ゾンビの化粧をする人って、何時間メイクするのかな」とか、「ゾンビ役の人、 カクカク動いてゾンビらしく演技している。こっち専門の役者として登録しているのかな」とか、そっちの方面を想像してしまう。

だからつまらないです。
だって、ゾンビなど現実いないと知っているので。
多くの人は現実いないとわかっていても、怖いと感じるのは、カメラワークとかで、人の想像力を引き出す映像構成になっているからじゃないかと。


怪談話など、語り手がうまいと、人の恐怖心を煽って怖がらせることができる。
人の想像力をうまく操作するので、怪談を聞かされた人は、恐怖を感じるわけです。


これが怪談を聞くというシチュエーションではない場合。

「ラップ現象が起こる、赤ん坊の泣き声が聞こえる」とかいう相談を聞いた場合、私は恐怖心を操作されていないので、「幽霊じゃなく、家屋の傷みが原因。赤ん坊の泣き声は発情した猫の鳴き声」と答えるでしょう。
やはり想像力は使いますが、リアル問題として想像するので、一番リアルでありえそうな方を考える。
リアルでは、幽霊いないと知っているので、空想の世界でのみ可能は方は関連ずけない。



ある実験で、スプラッターものの恐怖映画を被験者に見てもらったら、5分もすれば、被験者たちはまゆをひそめだし、その後、口を押さえて席をどんどん立っていった。
でも、嫌な顔をするどころかゲラゲラ体をゆすらせ笑いだす人が少なからずいた。

細工がわかったので、怖い映画をコメディーとして見たからか?


恐らくですが。。。
人は恐怖に対面すると、自分を守るために、恐怖にたちむかわず、安全な場所に避難しようとする本能があると思えます。

大きな犬がいきなりほえてきたら、物理的に離れようとしますよね。
離れることで、噛み付かれて怪我をしないですむ。
古代や他の動物と接触する機会が多く、人間より強い動物に出会ったら、恐怖を感じ、身の安全を確保したんじゃないかと。

そういう恐怖心が沸かない種は、逃げ遅れて絶滅していたでしょうから、現在生存して種は、恐怖を感じる感覚を持っていることになる。


では、どうして、怖い映画をみて笑い出す人がいたか。

人の中には恐怖を感じると、それを打ち消すために、快楽物質を脳の中で出す人もいるようなんです。
人の生存本能の一つなのかもしれませんが、極度の恐怖を感じ、逃げられない状況においては、泣き叫ぶかわりに、笑い出す人いますよね。(というかそれは小説や映画の中で そう表現されており、恐怖のあまり発狂した人物として描かれていますが。)


上司に雷を落とされた人が、最初はへこんだ顔している人が、ニヤニヤしだして、「俺が怒っているのに なにニヤけているんだ。真面目に聞け」とかいう場面を見たことがある。

最初は真剣すぎる上司の怒りが度を越していると思った人が、滑稽と感じたからなのかと思ったのですが。。。

まあ それもあるかもしれませんが、もう一つは上司の雷が落ちている中 トンズラできない状況なので、我慢して恐怖に耐えているうち、脳が快楽物質を出したのではないかと思えます。

人間の脳はときには、恐怖を打ち消すために、快楽物質を出すらしいです。

ホラー映画を見ても、数人しか笑い出さなかったので、極度の恐怖心を感じたとき、快楽物質を出す脳を持つ人はマイノリティーですね。


自傷行為を繰り返す人も、快楽目的でリスカする人もいるのではないかと。
何症だったか忘れましたが、血を見ると性欲を感じる人がいるそうです。
性欲も一緒の快楽ですので、抑圧に耐えかねたときそれを消すために、何度も自分を刃物で切って血を出して、脳が快楽物質を出すようにしているのではないかと。

動物を切り刻んだりする行為をする人も、快楽殺人の人も、それが原因じゃないかと。

しかし、実際ホラー映画を見た人が、快楽殺人をやるかというとやらない。
ちゃんと分別があり、娯楽の部分ではやるが(つまりホラー映画を見るが)、命を奪ってまではやらないという理性があるからだと思えます。



一度、実験してみたらいいですよ。
血圧を測った後、恐怖映画を見てもらい、何分後に何人が不快な表情になりだし、何人が平然としているか。

耐えられず退室した人にすぐ血圧・心拍数を測定してみる。
ゲラゲラ笑い出した人も、血圧測定・心拍数ををしてみる。


あとは、特徴を分析するため、性格テストを受けてもらう。
それで、笑い出した人と気質(性格)に関係が無いか分析してみる。


最後まで無表情な人も、気質の調査で、何か特徴があるとわかるかもしれません。
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この回答へのお礼

こんなに様々な理由がありえるとは思いもしませんでした!!
すごく参考になりました!
出来たら実験もしたいと思います:]
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/11/29 12:40

 現実に起りうると思われるホラー映画は怖いですが、ばかばかしいのは怖くない。

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ホラー映画は大好きです。

怖いと感じる映画もありますが、そういった映画のほうが好きですね。
なぜかと言うと、映画だということが分かっているからです。
どれだけの人が殺害されても、作り物だと言う事が最初から分かっているので、普通に楽しんでいます。
ただ最近はホラーを通り越して、あまりにも残酷なシーンのある映画が増えています。スプラッター映画とも呼ばれていますが、このようなシーンだけの映画はあまり好きではありません。
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この回答へのお礼

答えありがとうございます。
そうですかあやっぱりフィクションだと分かると
怖さも消えるのでしょうか。
参考になりました:]

お礼日時:2008/11/29 12:42

ホラー映画に興味を持っていない人ではないでしょうか。

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