音楽理論はよく分からない私が、最近現代音楽に凝っています。
ナイマン、ブライヤーズといったところから入り、
ペルト、ライヒで完全にハマり、徐如に時代を遡り、
今、ノーノ、メシアン、ブーレーズといったところを聴いています。
ライヒのフェイズは何となく原理と効果が分かったのですが、
メシアン等のセリーが、「西洋12音階を脱するもの」、
みたいな解説を読んだことはありますが
その原理や効果といったものがよく分かりません。
どうかお教え願いたく。

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A 回答 (2件)

ちょっと遅れましたが、再びalien55です。

ちょっと補足を・・・・
>音列を構成する論理は、作家毎に独自に決めていた、ということでしょうか?
その通りです。
>やはり難しいのですねぇ。
こういう音楽の作曲方法について語るとき、幾分抽象的になりがちなので、例を挙げて説明しておきます。
例えばドイツ音名で、12個の音からなる音列
C D B F Fis G Cis E Es As H A     ・・・・・・・・(1)
があったとします。(注意:例えばFisとGesは異名同音ですが、これについては考えない)
この音列を適当に区切って旋律としても良いし、和音の構成音として用いても良い訳です。また、音列(1)を逆行させた、
A H As Es E Cis G Fis F B D C ・・・・・・・・(2)
もまた音楽の素材となります。さらに、ちょっと難しいですが、(1)を転回(音程関係をそのままに上行、下行を逆転)させた、
C B D G Fis F H Gis A E Cis Dis ・・・・・・・・(3)
も素材として使われます。またさらに逆行(2)の転回も用いられます。(1)をそのまま5度平行移動して、Gから始めた、
G A F C Cis D Gis H B Es Fis E ・・・・・・・・(4)
なども用いられます。そう考えてみると、一つの音列から非常にバラエティーある素材が生まれるのですが、こういった「逆行」
とか「転回」とかの技法は、J.S.バッハ等のバロック音楽に(音楽の種類は全然違うが)既にあった手法です。すなわち、「対位
法的手法」ですが、12音音楽は長い間見失われていたバッハの対位法音楽の復興という意味も持っていたわけで、現代音楽を
探求することは、それより前の音楽、古楽を研究することにもなります。
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この回答へのお礼

今まで解説についていたのに理解が出来なかった
音符についた数字やマトリックスの意味が分かってきました。
現代音楽は非人間的、とった非難をよく聞きますが
現代芸術は全般的に人間を中心に置かない傾向があると思います。
にも関わらず、例えば現代絵画に較べて現代音楽は
何だか肩身が狭いように感じます。
今、ノーノのプロメテオを聴いています。
難しいことは分からないですが私は単純に音響的に好きです。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/03/05 11:12

「セリー」とは多分、英語のシリーズ(series)に相当する仏語でしたかねえ・・・・?いや、これはちょっと記憶が定かじゃない


ので自信ないですが、次から述べることは自信ありますよ。
メシアンとかが登場するちょっと前の20世紀初頭に、オーストリアでシャーベルクとかウェーべルン等が「12音音楽」という
新しい音楽を模索、創作していました。通常我々にとってなじみのある音楽である、19世紀以前の音楽では、ハ長調とかイ短調
とか「調」というのがあったんですが、長調・短調を使うということは、言い換えれば「使う音に優劣をつける」ということです。
例えばハ長調なら、「ハ」の音、すなわち「ド」が最も重要な音で(主音という)、他に「ソ」や「ファ」などが、ハ長調という
調を表現するために欠くことのできない音です。逆に♯ラなどは、ハ長調らしさを表現するのに殆ど必要がありません。
12音音楽では、その名の通り、ドからシまでの12音に優劣をつけることなく、平均して全部使う音楽で、必然的に調は崩壊して、
無調となります。しかし、創始者であるシェーンベルクは、「調」という楽曲を統一する力を失った無調音楽でどのようにして
一貫性や統一性をもたらすかということに随分と悩み、ようやく、「シリーズ」と呼ばれる異なる12個の音からなる「音列」を元
にして、曲を構成する方法を見つけました。和音も旋律も全て元となる音列から論理的に構成されるのです。こうすることで、12
個の音は平均的に使われ、また全てが1つの音列からできていることから、全体を統一することが出来たのです。
 メシアン等のいわゆる「セリー音楽」は、このシェーンベルクの考え方をエスカレートさせたもので、音高(音の高さ)だけでな
く、音の長さや、強さなどあらゆる音楽上の表現の要素をも、すべて「列」をもとにして論理構成して創ろうとするものです。メシ
アンの代表作に「音価と強度のモード(1949)」というのがあります。まさにこれがセリー音楽の典型的作品です(音価とは音の長さ
のことです)。ケージは、その最初の「列」を決めるときにサイコロを用いました。またブーレーズも、トータルセリーに挑戦しま
したが、1950年くらいから厳密なセリー化に疑問をもって、再び昔の12音音楽に戻りました。
セリー主義(あるいは音列主義)は、非人間的な音楽であるという批判を受けたりしながらも発展した様式ですが、音列化するのが
斬新でなくなった現在では逆にセリー主義は下火にあると思われます。
こんなとこでしょうか・・・・
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この回答へのお礼

調性音楽、無調音楽との違いは理解できたと思います。問題は・・・
>「シリーズ」と呼ばれる異なる12個の音からなる「音列」を元にして
>曲を構成する方法を見つけました。
>和音も旋律も全て元となる音列から論理的に構成されるのです。
>こうすることで、12 個の音は平均的に使われ
>また全てが1つの音列からできていることから
>全体を統一することが出来たのです。
やはり難しいのですねぇ。
ケージは列をサイコロで決めていた、ということは
音列を構成する論理は、作家毎に独自に決めていた、ということでしょうか?
ともあれ、概念的には掴めました。有り難うございます。

お礼日時:2001/02/27 22:47

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短音階で調号を用いないのは、(固定ドの)ラではじまる、Aマイナーです。
これは言い方を変えれば、イ短調。

イという音名は、日本の表記であり、
イロハニホヘトが、ABCDEFGと対応しています。


上記ページの「自然短音階」の項目に書いてあるのは、イ短調です。


ヘ短調は、Fマイナーですね。
ホ短調は、Eマイナー。


各キー(調)で調号がどうなるかというのは、もちろん考えれば分かるのですけれども、実のところは暗記した方が早いのです。
何を見ればよいのか(暗記すればよいのか)というと、
サークルオブフィフス(サイクルオブフィフス、五度圏)です。
(参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%BA%A6%E5%9C%8F )


「調号を使って自然的短音階を書きなさい」は、サークルオブフィフスをおぼえていれば、そのまんまですから(笑)。


和声的短音階は、上記楽典のページに書いてあるように、
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ヘ短調は、主音がFで始まり、第7音はE♭ですよね。
なので、和声的短音階では、E♭(変ホ音)が自然短音階に対して半音上がります。

同様に、ホ短調は、主音がEで始まり、第7音はDです。
なので、Dが半音上がります。

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これが、旋律的短音階を書きなさいというお題ならば、上行と下行の両方が書けないと、理解したことにはなりませんが。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%BA%A6%E5%9C%8F

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イという音名は、日本の表記であり、
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ヘ短調は、Fマイナーですね。
ホ短調は、Eマイナー。


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