No.6ベストアンサー
- 回答日時:
どうして皆さん「異形態」を調べて見ないのでしょう。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclien …
Wikipediaを見ると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B0%E5%BD%A2% …
最後に、朝鮮語の異形態の例があって、「朝鮮語の主格語尾(助詞)は/i/ 이,/ga/ 가 という2つの異形態がある。」とした上で、「この2つの異形態は上記の2つとは異なり、音韻交替の結果として生じたものではなく、互いに語源を異とする形態(補充形)である。」と書いてあります。
これに基づいて考えるなら、語源を異にしても異形態(の中の「補充形」?)であると考えてよいはずですから、中国から同じ漢字について、異なる地域・異なる時代の別々の発音が入ってきて、日本では別々の発音でも同じ「人間」を意味しているなら、異形態に入れてもよいような気がします。
といっても私は、言語学の形態論はまったくの素人で、「あなとはどんな人」の項目に「一般人」のほかに「門外漢」というのがあれば、そちらにチェックすべき人間ですから、あまり(まったく)お役には立てないと思います。
その他、検索でヒットしたサイトをあちこちのぞいてみて
村田水恵「入門日本語の文法」(出版社:アルク)には「異形態」について2ページほどの記述があることや、
http://www.hone-kenko.org/column/3-01.html
には、「ところでBONEをローマ字読みにすると「ボネ」となりますが、これは言語学の術語で言うと「ホネ(骨)」の異形態とみることができます。例えば、「背骨」は*/se-hone/ではなくて/se-bone/となるように、同一の語彙がその出現の環境によって取る異なるカタチ、と言うことです。」
という記述があったり
「【第2章】形態論からみた日本語(1)「おしりかじり虫」と「おみおつけ」を分解する:形態素と異形態(pp.6-7)」
について講義が行われた大学があったりしたあたりが興味深かったのですが、あとは、たいていは「~雨」や「~本」など同様の例を挙げるのみで「人」に関する例は管見の範囲では見つけられませんでした。
お役に立てずに申し訳ありません。
No.8
- 回答日時:
「回答番号:No.6」です。
すみません。訂正です。
No.6の回答の最後の方の「管見」の語の使い方が変です。
「私が見た範囲では」ぐらいのつもりで読んで下さい。
「あまり(まったく)お役には立てないと思います。」のところで回答を終わっておけばよかったと思います。
No.7
- 回答日時:
大変失礼しました。
「形態論」は他の学問にもありますが、「言語学」上の形態論(意味論に対する)でしたか。「形態素」という視点にもよりますが、音韻を視点にすれば、(文字を)目で見ても(発音を)耳で聞いても明らかに異なっていますから、異形態に間違いありません。どやら「音韻交替」も「活用」なども、形態論上の「異形態」のようです。
わたしがこの質問に接した時の印象から、「呉音」・「漢音」という簡単な問題と、高度な言語学用語との間にギャップを感じたため、変な回答になったことをお詫びします。
junahさんの回答で終わっておけばよかったと思います。m(-_-)m
No.5
- 回答日時:
わざわざ補足していただき、済みません。
「雨」が「アメ」になったり、「アマ」となるのは、「酒」が「サケ」や「サカ」に、「目」が「メ」や「マ」になったりするのと同じで、音韻交替といわれる現象です。
「雨」が「サメ」となるのは、「春雨」の熟字訓の「ハルサメ」の一部を切り取ったものです。江戸時代の川柳に、「雨の字はユ、サメ、ダレとグレて読み」というのがあります。いずれも「梅雨」、「春雨」、「五月雨」、「時雨」の熟字訓の一部をきりとったものです。最後は「ぐれる」(=まともじゃない)との掛詞になっています。
というわけで、別個のものだとアドバイスしておきます。
No.4
- 回答日時:
「異形態」の意味も知らないのに、「自信あり」と書いてしまったことが恥ずかしく思われます。
しかし、junahさんのご回答を読んだ後でもよく分かっていません。「形態」とは何の形態でしょうか。「熟語」として読み方を伴って入ってきたもの以外は、その読み方は日本人の勝手であり、中国人に責任はありません。「和尚」を呉音では「わじょう」、漢音では「かしょう」、唐音(唐宋音)では「おしょう」と読むのは中国人の発音を真似たものでしょう。
しかし、「言語」については四字熟語の「言語道断」では「ごんご」と読むが、それ以外はほとんど「げんご」と読みます。
「日本」を中国人が「にっぽん」と読んだかは疑問ですが(多分「倭」と呼ばれていた)、唐代のころは「じっぽん」と読んだであろうことは、「ジパング」としてヨーロッパに紹介されたことから分かります。
「外国人」を「げこくにん」、「保証人」を「ほうしょうじん」と呼んだとしても一応道理は合っていますが、こんなのは「異形態」なのでしょうか。
この回答への補足
「異形態」とは、例えば、「雨」という漢字を「大雨」のときは「アメ」と読み、「霧雨」のときは「サメ」と読み、「雨具」のときには「アマ」と読む、というように、ある特定の場合に読み方が変わるという現象を指します。「外国人」「保証人」の「人」の「ジン」「ニン」が、「雨」の「アメ」「アマ」「サメ」と同等と考えてよいかどうかを知りたいと思って質問しました。舌足らずの質問でお手を煩わせ、申し訳ありませんでした。
補足日時:2008/12/05 09:16No.3
- 回答日時:
詳しくは調べないとわかりませんが、本来漢語は、ひとつの熟語の中に呉音や漢音がまぜこぜになっていてはいけない(例:「言語」は「ごんご」または「げんぎょ」が本来)ので、「人」が付く前の熟語が呉音読みか漢音読みかによって「人」の発音が規定されると考えると、この場合「人」はどちらも同じ意味ですから、異形態の条件を満たすと思います。
No.2
- 回答日時:
「異形態」という語は聞いたことがありません。
「異体字」の意味で使っておられるなら「ノー」です。
「読み方が複数とおりある字」と考えると、ほとんどすべての漢字が該当します。
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