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テーラーという医者はバッハとヘンデルを目の手術が原因で死なせているといいます。
歴史に残る藪医者を教えてください。

A 回答 (4件)

脚気の話に補足します。


森鴎外の弁護をすれば、当時脚気の原因が何であるかはわからず、日本人にだけ多く見られたため細菌性の日本の風土病であるという説はそれなりに有力でした。
一方、西洋では脚気がほとんど見られず、当時の日本海軍はそれが食習慣にあるのではないかと着目しました。そこは正解だったのですが、何が関わっているかはわからない。そこで始めはパンに着目しました。パン食なら脚気にならないのではないかとのことで、海軍ではまずパン食を奨励することにしました。
しかし当時の日本人はとにかく白米が大好き。なにしろちょっとおかずを食べればならないはずの脚気になってしまうほど、つまり当時の人々は乱暴にいえばご飯とみそ汁しか食べていなかったのです。そんなお米ラブな当時の人々にパンを食えというのはかなり大変だったようで、中には「死んでもパンは食わない」という水兵さんも少なくなくて頭を抱えたそうです。そんな中、パン嫌いの日本人の口にあう西洋風食事はないだろうかと苦心してたどり着いたのがあのカレーライスだという話があります。

ちなみにさらにトリビアを紹介すれば、時代は下って第二次大戦後にもお上による「パン啓蒙活動」はあったそうです。もちろんその背後には日本に小麦粉を売りたいというアメリカ政府の陰謀があったわけですが、当時の知識人や医師などを通じて「我々は米を食って戦争に負けた。勝ったアメリカはパンを食べていた。パンには滋養があるが米はバカになる」と宣伝したそうです(本当)。つい最近まで給食でほとんどご飯が出てこなかったのはそんな事情が一因だそうです。
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ヒトラーの侍医だったテオドール・モレルも、やぶ医者大王でしょう。

モレルはヒトラーが頭が痛い、眠れない、というたびに強い鎮痛剤、睡眠薬を処方し、あげく「元気の出る薬」と称して処方したのがタンフェミン、つまりヒロポンとおなじ覚醒剤で、ヒトラーは一日ひどい時は70近い薬を服用していたといわれます。当然、まともな医者が警告をしたのですが親衛隊の手で警告は闇に。戦前のドイツは禁煙奨励、農薬は少なめに、運動をしよう、というヒトラーの政策がうまく行って、公共の場は禁煙、新生児の死亡率低下、結核罹患者の低下、という効果を上げていたのですが。

森鴎外の話がでていますが、パンを食するロシア兵は当然脚気にはかからず、当時ロシア軍の情報部は「日本軍に風土病蔓延の兆候あり」などと報告しています。海軍は英国医学(ドイツと違い、効果があったら原因はともあれその療法をみとめる。ナポレオンとたたかっていた時の英国海軍で採用された、壊血病予防のライムジュースがその一例)を取り入れて、とにかく麦飯食べていれば大丈夫、と麦飯をみな食べていたので、陸軍のような目にはあいませんでした。
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この回答へのお礼

イギリスが実証主義で大陸が演繹主義と習いましたが、まさに科学の傾向として実際にそうなんですね。興味深いですね!

お礼日時:2009/04/08 19:56

ポルトガルの神経科医エガス・モニスはロボトミーという手術を人間の脳に施すことを始めて、ノーベル生理学医学賞を1949年に貰っています。

この手術により、途轍もなく沢山の精神疾患患者が廃人されました。現在では禁止されています。この手術はアメリカで最も頻繁になされたそうですが、日本では1942年から1972年に禁止されるまで、3万から12万人に施されたそうです。

2005年に、ロボトミー手術を受けさせられ廃人同様となったケネディ大統領のすぐ下の妹ローズマリー・ケネディが86才で亡くなっております。彼女には軽い精神障害があったので、1949年23才だったときに手術を受けました。

こんなのは藪医者のトップクラスになるのではないでしょうか。

他の方も森鴎外を挙げていますが、日清戦争では、陸軍軍医部のトップだった森鴎外が、科学的根拠がないとして麦飯の支給に強硬に反対したため、兵隊の間で脚気が蔓延し、最終的に陸軍の脚気患者は数万人、病死者は4千人と伝えられています。短期間の被害としては上のロボトミーを上回っているようです。
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藪医者とは少し違いますが森鴎外は脚気の対策を誤って多くの陸軍の軍人や兵隊を死なせたようです。

またゼンメルバイスという人に反対して多くの産婦を産褥熱で死なせたウイーン大学のクラインという医者なども藪医者だったのではないでしょうか。
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