No.5ベストアンサー
- 回答日時:
「長持ちする」=「変質しない」とする。
変質には酸素による酸化、紫外線などによる分解、細菌などによる分解があります。いずれにしても反応するには分子自体が安定していることが変化が生じ難いことになります。そこで、結晶と液体を比較すると結晶の場合は分子が強固な結晶構造をしているため、小さな振動運動しているだけで他者の侵入を難しくしています。表面が侵されても内部まで進行するには時間が掛かります。それに対し、液体は振動、回転はもちろん移動など激しく運動をしており、それ自体が活性で他者と反応し易い状態にあり、表面が侵されると内部と入れ替わるため直ぐに内部まで進行することになります。No.4
- 回答日時:
長持ちするという概念は、一定時間を経ると、その有機物が何らかの理由でも原形以外の形になるということですよね。
単純に次の理由じゃないでしょうか?
例えばタンパク質の場合、分子内の結合が変わって変性をしてしまえば、原形以外の性質を持つことになります。分子内の結合が変わるには、分子の鎖が動く必要がありますから、結晶のように固定されている方が変質しにくいということになります。
また、他の物質と化学反応を起こして別のモノに変わる場合でも、結晶のまま化学反応を起こすというのは、実際はその他の物質と触れる機会が少ないために難しいですから、液体の方が反応しやすいということになります。
No.3
- 回答日時:
例えば、生体内の脂肪酸が不飽和である場合は、常温で液状にして組織を柔らかく保つためである。
この不飽和脂肪酸はふつうcis体だが,より安定な構造のtrans体ではないのは、cis体は融点を下げる効果が大きく有利なためである(そういう方向に進化したと思われる)。つまり、この場合液体は不安定なので反応性が高いので保存が悪い。アイスとして考えても凍らせて固体にしておけば賞味期限はないが、常温で液体で置いておけば腐ります。
No.2
- 回答日時:
そういったことは経験則として語られることが多いですが、常にそうであるかどうかは疑問であると思いますし、理論的な裏付けも明らかではないように思います。
私が知らないだけかもしれませんが。考えられることとしては、液体であれば分子がある程度自由に動き回れますので、その過程においてさまざまな方向からの衝突が起こるはずです。また、分子の運動速度もボルツマン分布に従うでしょうから、時として、大きなエネルギーをもった状態で、しかも反応を起こすのに好都合な方向からの衝突も起こるでしょう。結果的に、分解などの反応が進むことになるでしょう。
それに対して結晶であれば、分子は整然と配列していますし、衝突の方向にもかなりの制約がかかっているはずです。したがって、自由に動き回れる液体に比べれば分解反応が起こりにくいと言うことは納得できると思います。
No.1
- 回答日時:
簡単にしてしまうと、表面積の違いです。
有機物の場合には、活性酸素によって酸化が著しく進みます。驚くことなかれ、有機物には活性酸素は毒として働きます。これは、活性酸素によって、人体の老化が進むという仮説からも明らかです。液体の場合には、その表面積が大きいため、振動による攪拌などによって酸素に触れやすくなります。それに対して、固体であれば振動などによって攪拌などが起こりづらく、酸素には触れません。
これによって、有機物を固体化すれば保存がしやすくなるということです。
細かいところは、有機物の分子構造及び酸化・還元反応などについて調べてみてください。
ありがとうございます。
でもそれはおかしくないですか?
液体であれば、容器の中で一番上でしか空気と触れあいませんが、
固体だと立体的により多くの面積で空気と触れあうことになると思うのですが・・
それと固体状態と溶液に溶かした場合での安定性の違いについても教えて下さい。
よろしくお願い致します。
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