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ステンレス角材 sus303(30mm × 30mm)を、高速切断機またはグラインダーで、切断する予定です。

そこで質問なのですが、切断するときの高熱によって、ステンレスの性質が変化して、錆びる等の不具合が心配です。

今回の場合、問題ないでしょうか? よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 高温にしたらだめです。

特に303は!そのための快削性ステンレス

 SUS303は、オーステナイト系のステンレスですが、オーステナイト系は外力や熱でマルテンサイトに一部変化します。そのため錆びやすくなります。

 元々、快削性ステンレスのSUS303は、耐食性ステンレスSUS304に比較して錆びやすいので、錆びないことを目的とした加工物なら、加工には注意が必要です。304に比較して焼き付が少ないため高温にはなりにくいですが、それでも500度を越えないように、・・・目視で言うなら赤くならないように・・・切断する必要があります。
 ステンレス用、ないし薄い切断砥石を使用して慎重に切断すること。
・・・まあ、オーステナイト系のステンレスのどれにもいえることです。・・・

 なお、ステンレスが錆びにくいのは、クロームの酸化物が極めて緻密でしかも不動態として作用するからですが、マルテンサイトはいわゆるアルファ鉄構造で、クロームの表面での配置や間隔の関係で酸化クロムの皮膜が均一にならないため・・。
 ですが、オーステナイトといえども高温になった状態(転移点)を超えた状態で九例されるとアルファ鉄の構造を残したまま冷却し、マルテンサイトになってしまうということ。

 ステンレスに鋼など他の鋼材が接触して、電解質を含む水と接すると、イオン化電位--いわゆるイオン化傾向の差によって、鋼が錆びてステンレスの上に付着します。「もらい錆び」という現象です。ステンレス自体は腐食していないので、研磨すれば修復できますが、放置しておくとステンレス自体も腐食します。
 いずれにしても、屋外構造物でしたら、すべて同じ鋼材で製作することをお勧めします。ボルトが304しか手にはいらなければ304で統一するほうが良い。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

やっぱりそうなんですね。 500度ですか、慎重に冷やしながら、やってみたいと思います。 

最初は、高速切断機を第一に考えていたのですが、やはり薄い切断砥石の方が熱を持ちにくいし、グラインダーも考えてみます。

詳細な解説、ありがとうございました。 非常に興味深く、読ませていただきました。

ヒントを参考に、もう一度考えてみます。

お礼日時:2009/01/03 09:06

SUSは錆びないと認識されている方も多いと思いますが錆びます。

錆びにくいのです。普通に使っていれば錆びにくいですが、SUSの上に錆びた鉄を置いておくと錆が移ります。これはSUSの加工工程でSUS表面に錆にくくする膜を張るためです。変色については熱を加えると変色します。また削った部分は収縮する傾向にあるので軽く変形しますよ。
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錆の発生なら、心配ありません。


何の問題もありません。錆びません。
溶接などで一度溶けた場合であっても何の処理も無く錆止め性能は維持されます。
ただし、熱による変色が起きる場合がありますので、気になるなら市販の焼け色取り剤(商品名ヤケトール等)を使ってください。
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仮に錆びても大したことはないと思いますが熱で変色してしまうと思います。


バンドソーやチップソーの方がいいと思います。
鉄工所などで切ってもらった方がいいと思います。
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