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あるプラスチック関連の文献に「ポリプロピレンは無極性で素材の表面エネルギーが小さく密着性が悪い素材」とあったのですが、無極性で密着性が悪いというのは何となく理解できますが、素材の表面エネルギーが小さく密着性が悪いというのがうまく飲み込めません。この部分を分かりやすく説明していただけないでしょうか?

A 回答 (2件)

おはようございます。



「表面エネルギー」とは、「表面自由エネルギー」のことですね。
物体の表面は、その自由エネルギーが最小になる方向に動きます。「密着性」は「濡れ性」とも言い換えられますが、表面自由エネルギーの高い物体は、他の物質と接することによって自由エネルギーを下げようとする傾向があるので、「濡れ性」がよいのです。

一方、表面自由エネルギーの低い素材は、他の物質(接着剤など)と接しているよりも、その素材が露出した状態でいた方がエネルギー的に安定なため、「濡れ性=密着性」が悪くなります。
テフロン(PTFE)などがよい例ですね。
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この回答へのお礼

返事が遅くなって住みません。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2003/03/01 12:01

正確な表現ではないのですが.


物を接着するときには.
表面の凹凸を使って物理的に引っかける場合
表面に化学吸着・化学反応(拡大して考えてください。金属化合物生成等を化学反応と考えないと無機化合物による接着を説明できませんので)を起こして.変な中間体が生成することを使う場合
があります。
後者の場合には.表面の化学反応・化学吸着の反応程度が強いほど.強くくっつきます。

表面エネルギーは.この化学反応を起こしやすいときに高く(不安定なので.何かと結合して.乱雑さを増す).起こしにくいときに低くなります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2003/03/01 12:01

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