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昔の車は右のドア部にハンドルがあり、左ハンドル車の登場はコストダウンの産物だと聞きました。が、ネットでもっと知りたいと探しましたが経緯がわかるサイトがありませんでした。ご存知のかたがいらっしゃいましたらご解説の儀、なにとぞよろしくお願いします。

A 回答 (6件)

 いろいろなクルマが登場し始めた1890年代末~1900年代初頭は、自動車メーカ毎に右・左ハンドルそれぞれバラバラで(当時、アメリカなど既に道路交通法が整備されてた国もあったにもかかわらず)、特に国毎の基準はありませんでした。



>左ハンドル車の登場はコストダウンの産物・・・

・・・という話は、恐らくフォート・モデルTを指しているモノと思われます。(フォード・モデルTは、自動車史に於いて『右側通行に於ける左ハンドルを定着させたクルマ』としても有名です。)

 20世紀初頭、上述した様にまだ自動車メーカ毎に勝手に右・左ハンドルを決めており、フォード社もモデルTの前身であるモデルNまでは右ハンドルでしたが、モデルTの設計が始まった1907年、ヘンリー・フォードは『クルマが右側通行となっている北米では、道路の見通しの点で左ハンドルの方が有利』と考え、モデルTでは左ハンドルを採用した、と伝えられています。(この話は、ちょっと想像してみてください。右側通行で右ハンドルの場合、右カーブでは運転席はカーブの一番内側という、カーブの先が最も見通せない位置に座ることになりますが、左ハンドルなら運転席が道路の中央に近く、右ハンドルよりはカーブの先が見通せる様になります。また、右側通行で路肩に駐停車中のクルマなどの障害物がある場合は、自車を左側の対向車線にハミ出させて路上障害物を避ける必要がありますが、そんな時も左ハンドルなら対向車を発見し易い、というワケです。)

 フォード・モデルTは自動車史上最初に量産された『大衆車』です。それまでのクルマとは比べ物にならないほどの台数が路上に溢れ、左ハンドルが『デファクト・スタンダード』となりました。

※当然、左ハンドル用の操舵装置も大量に作られる様になりましたが、実はモデルTのステアリング・ギヤボックスは非常に特殊で他に例の無い構造となっており、部品のコストダウンにはあまりつながらなかったでしょう。
 それより・・・モデルT以降のクルマで左ハンドルがスタンダードとなったのは、フォード社自身にとっては左ハンドル組立て用の製造ラインが確立したことが大きかったと考えられます。
 モデルTの製造ラインが他のクルマの製造ラインとして流用出来るというのは勿論『大幅なコストダウン』につながるワケで、モデルT以降に作られたクルマに関しては、『コストダウンの為に左ハンドルを採用した』と言えるでしょう。

※他の自動車メーカに関しては、どうだったでしょう?
 当時は大衆が買えるクルマはモデルTしかなかったワケです。(未熟練の組立工の年収でさえ、新車のタイプTを買いつつ1年間生活出来た、といわれているほどモデルTは低価格でした。もっとも当時のフォードの組立工の日給は、他の自動車メーカの1.2~2倍に達していましたが・・・。)
 このクルマで運転を学んだ一般大衆が次のクルマも左ハンドルを望むのは当然で、他メーカも左ハンドルに追従しなければなりませんでした。そして左ハンドルの生産台数が増えると、すぐにフォード社と同様『左ハンドルの方が安く作れる』という状況になったと考えて差し支えないでしょう。

※イギリスなどの左側通行圏ではどうだったか?ですが・・・
 20世紀初頭、西ヨーロッパ各国にも自動車メーカはありましたが、しかし一般大衆がクルマを購入出来る社会ではありませんでした。
 その為、北米の自動車メーカは『国内市場を最優先してクルマを作ればよい』状況でした。当然左ハンドルのクルマの方がケタ違いに生産台数が多かったはずで、この点も『左ハンドルの方が低コスト』の理由の一つとなっていたでしょう。
 更に、当時の欧州の自動車メーカはどこも高級車(価格的に、という意味で)しか作ってなく、当然最大の顧客は国内より北米でした。フォード・モデルT以降に北米で売られるクルマは、自動的に左ハンドルが標準となったと考えられます。

 尚、余談ですが・・・最後に。
 モデルT以前は左右ハンドルがバラバラに存在したと上述しましたが、数的には右ハンドルの方が圧倒的に多かった様です。(クルマが左側通行となっているイギリスは勿論ですが、イタリアやフランスでさえ多数のクルマが右ハンドルでした。)
 何故右ハンドルが多かったか?ですが、これは操縦装置が丸い『ステアリング・ホイール』となった最初のクルマ(ダイムラ・ベンツの乗用車です)が右ハンドルだったから、という事に由来していると考えられます。(それまで自動車のハンドルは操縦桿型の『ティラー』で、左右席の真ん中についていました。)
 それでは何故ベンツは最初に右ハンドルとしたか?ですが、この件に言及した書籍や論文は読んだことがありません。機械工学的には左右どちらでも選択出来たはずですが・・・フランス、パナール社のエミール・ルヴァソールが発明した『フロントエンジン・リヤドライブ』配置ではエンジンの左側に排気管が来るので、右側にステアリングシャフトを通しやすかった、という辺りが真相の様な気もします・・・。
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右のドア部にあったハンドルは窓の開閉のためのハンドルです。

この回答への補足

車が誕生した初期のころは、ハンドル(ステアリングホイール)が、現代の欧大陸のように左ハンドル車ではなく、車体の右前ドアの外側についていて、それを操作して運転していたイラストとともに、左ハンドル車の登場はコストダウンの産物とのこと。

補足日時:2009/01/12 13:45
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馬車の操縦者の着座位置が、ヨーロッパの大陸と英国では逆だったらしいですよ。


牽かせる馬の頭数や馬車の形の歴史に由来するとか。

大英帝国を参考にしたり植民地に係わる地域では英国風の馬車を使うので、
結果として左右の通行が世界に分布したらしいです。

すいませんが情報源は忘れました。
参考にして検索してみてください。
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ハンドルが左になるとコストダウンという理屈が良く判らん。

コストはどちらでも同じだと思うが?それにハンドル(ステアリング)は普通ドアには付いてないぞ?どうやって運転すんだ??そりゃネットで探しても見付からんだろう、そんな訳の判らん事実は古今東西有った事が無いんだから。

ハンドルの左右はあくまで道路の通行が右か左かだけで決まっています。コストでどうこう言うんなら軽自動車なぞみんな左ハンドルの筈でしょ?あなたの言う通りなら。因みに日本車メーカーで日本国内での販売を目的とした車の場合、万一「左ハンドルのほうが安い」としても、国土交通省が型式認定を下ろしません。以前はホンダのアメリカ製逆輸入車(アコードワゴンとか)が「ホンダオブアメリカ」製として左ハンドル車を輸入販売していましたが、現在は「あくまで日本車メーカーであるホンダが販売する、日本車メーカーの子会社製」ということで、ホンダが輸入して正規販売するという事であれば、左ハンドル車はたとえ逆輸入でも型式認定が下りないので販売出来なくなりました(現地販売車両の並行輸入は別)。

で、日本は右ハンドルですがコレは交通社会の構築にイギリスを手本にしたから。だから日本以外にイギリスとその旧植民地であるオーストラリアや確認はしてないけどニュージーランドもそうじゃないか?
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意味がイマイチわかりません。


冷静に自分の質問文をよく読んでみてください。

運転席が右のと左の車があるってことでしょうか?
それでしたら、日本で走っている自動車はほとんどが今でも右ハンドルですが。
左ハンドルの車は、右車線走行の国で売っている車を日本に持ってきているためです。右車線走行の国では左ハンドルが普通です。
日本仕様で右ハンドルがある車種も多くあります。
コストダウンは全然関係ありません。
ちなみに左側走行は日本とイギリスだけ(だったはず・・・)です。
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意味がよく分からないのですが、もしかしたら


馬車にエンジンを付けたような、物凄く昔の車の事でしょうか?
ハンドルやブレーキレバーが車外にあるヤツの事?
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