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1.公定歩合でコール市場の金利の上限を誘導できると思いますが、公定歩合は政策金利の意味合いはないと日銀にはあります、コール市場の金利の上限を誘導できるのであれば、政策金利の意味合いはない、というのはおかしいのでは?
2.もし日銀がコール市場の金利を上げたい場合下げたい場合、日銀がなにをして、どういうメカニズムでコール市場の金利が上がったり下がったりするのですか?
3.日銀がコール市場の金利を上げたい場合、日銀が金利を上げたところで、他の銀行が低い金利であれば、そこでやりとりされ金利は上がらないのでは?

A 回答 (2件)

1.日銀がコール市場(短期金利)の金利を誘導できるのは理解しているつもりです、そしてそれが公定歩合ではなく、公開市場操作(この場合も公開市場操作というのでしょうか?)によってということもです。

僕がわからないのは、公定歩合に政策金利の意味合いないとあるのに、コール市場の金利の上限=公定歩合、とあります、ならば公定歩合の意味合いはあるのでは?全くないのであれば、日銀もインターバンクもコール市場の金利の上限を裁量で決めるとおもうのですが。

成る程成る程。通常経済学か何かの教科書で書かれている公開市場操作の公開市場は、国債市場を使って、資金を吸い上げたり、供給したりする操作の説明書きがあると思いますが、コール市場も、公開ですから、これも公開市場操作といえると思います。ただ、私が分からないのは、公定歩合に政策金利の意味合いがないというくだりです。公定歩合は政策金利そのものだと思います。ただ、日本銀行の資金供給を含む公開市場操作に比べて、機動性が劣るので、政策としては、日本銀行の資金供給よりも公定歩合操作は、意味がないと言っているのかもしれない。

私が経済学を大学で勉強していたころは、今の経済状況と違っていましたので、なかなかイメージできないと思いますが、日本銀行は、公定歩合を、短期金利よりも低めに設定しておいて、通常、金融機関は、短期金融市場から資金のやり取りをさせていました。えー、どうして、短期金利よりも低い公定歩合で資金取らないの?と思うでしょうが、日本銀行から公定歩合で、しかも、デイリーベースでの資金供給を受けることは、中々、出来ない。しかし、何かあってどうしても資金を取りたい場合は、短期金利よりも低い公定歩合によって資金を取れる、という仕組みにしている、と講義を受けた記憶があります。ですから、公定歩合での貸し出しは、ある意味安全装置と言いますか、短期金融市場での取引に比べると、そんなに取引があるとは思えない。米国の場合、FRBから公定歩合で資金を取ったとなると、あそこの銀行、やばいのではないか?と市場から見られ、今度は短期金融市場(FF市場)で資金が取れなくなるということが起きています。

2.3.ありがとうございました、よくわかりました。より高い金利のところとはこの場合は日銀ですよね?その場合コール市場で吸い上げた?お金はその後どうするんでしょうか?

短期金融市場で、高金利を吹っかけられている金融機関のところに、おそらく、日本銀行は、短期の平均金利近辺で貸してあげるのではないでしょうか?それで、低位の誘導目標に近づけたりする。

金利を引き上げたい場合、これをやらないし、そもそも、市場を逼迫させる。また、手持ちの短期国債をバンバン売却して、資金を吸い上げてしまい、金利に上昇圧力をかける。

理解が深まればよいですが、日経新聞のマーケットのところに色々出ていますので、もしご覧になっていないなら、見てみると理解が深まると思います。
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この回答へのお礼

なるほど、本当にありがとうございました。日経新聞も読んでみます。

お礼日時:2009/01/18 20:36

1.公定歩合でコール市場の金利の上限を誘導できると思いますが、公定歩合は政策金利の意味合いはないと日銀にはあります、コール市場の金利の上限を誘導できるのであれば、政策金利の意味合いはない、というのはおかしいのでは?



公定歩合操作でコールの金利を調整するのではなく、日本銀行がコール市場に直接資金を供給することによって、短期金利をコントロールしている。従って、日本銀行は、金利をコントロールできる。

2.もし日銀がコール市場の金利を上げたい場合下げたい場合、日銀がなにをして、どういうメカニズムでコール市場の金利が上がったり下がったりするのですか?

資金をより大量に供給すれば、金利は下がりますし、資金を出さなければ、マーケットが逼迫してきて、金利が上昇する。

3.日銀がコール市場の金利を上げたい場合、日銀が金利を上げたところで、他の銀行が低い金利であれば、そこでやりとりされ金利は上がらないのでは?

通常、コール市場は、さまざまな金融機関が参加し、また、資金の出しては、余程の信用問題がない限り、より高い金利のところに資金を出す。

この回答への補足

1.日銀がコール市場(短期金利)の金利を誘導できるのは理解しているつもりです、そしてそれが公定歩合ではなく、公開市場操作(この場合も公開市場操作というのでしょうか?)によってということもです。僕がわからないのは、公定歩合に政策金利の意味合いないとあるのに、コール市場の金利の上限=公定歩合、とあります、ならば公定歩合の意味合いはあるのでは?全くないのであれば、日銀もインターバンクもコール市場の金利の上限を裁量で決めるとおもうのですが。
2.3.ありがとうございました、よくわかりました。より高い金利のところとはこの場合は日銀ですよね?その場合コール市場で吸い上げた?お金はその後どうするんでしょうか?

補足日時:2009/01/16 18:50
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