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みなさま、こんにちわ。

キリストの誕生日は12月25日とされていますが、
これは聖書には書いておらず、かつては冬至を1年の始まり(元旦)
とする習慣があったため、冬至の日をキリストの誕生日にしたという説があるようです。
またそれは4世紀半ば、コンスタンティヌス帝統治下のローマでのことだったとあります。

http://c-cross.cside2.com/html/e10ku001.htm

しかし、現在使用されているグレゴリオ暦では
冬至は12月21日~23日です。

3世紀のローマではおそらくユリウス暦を使っており、
ユリウス暦では1000年に約8日ずれますので、
こういったことから冬至の日が25日になったのか、と考えましたが

http://www.utopia-net.org/Japanese/0417jesus2.html 
によれば
昔は、月齢28日間で1ヶ月という「陰暦」を採用していたので、昔の冬至の日は、12月25日頃であった。
しかし、現在では、「太陽暦」を採用しているので、1ヶ月約30日間となり、現代の冬至の日は、12月22日頃になっている。
とあります。

(1)かつて太陰暦を使用していた地域はどこですか。
(2)日本でかつて使用されていた旧暦では冬至が12月25日になることはありません。
2000年から2009年までの冬至の日を旧暦換算すると11月内におさまり、12月となることはありません。
諸外国で使用されていた太陰暦と、日本の旧暦は月がずれていたのでしょうか。
(3)キリストの誕生日=冬至=12月25日となっている合理的な考え方があれば教えて下さい。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

月の満ち欠けは目で見てすぐにわかります. ですから, 基本的には人の住むほとんどの地域で月を基準にした太陰暦を用いていたと思われます. エジプトは非常に早い時期から太陽暦を使っていますが, その他の地域では太陰暦が主流だったと思います. というのが (1) の答えになるでしょうか.


ただ, 月の満ち欠けを基準にして「1か月=28日」って暦を使う地域があるとは想定しづらいんだけどなぁ.... 月の公転周期 (朔望月) はおよそ 29.5日だから, 月の満ち欠けを基準にして合理的なのは「1か月=29日か 30日」です. 諸事情で「1か月=29日か 31日」としたところもあるみたいですが.
したがって, 「1か月=28日」としてしまうと 1か月につき 1.5日, 1年で 18日はずれる計算になります. 分かりやすく言うと, 「ある月の 1日が新月」ならその 2ヶ月後には「新月が 4日」, さらに 2ヶ月後 (つまり最初から数えると 4ヶ月後) には「新月が 7日」という状況になります. これはさすがに無理があると思います. その URL でいう「陰暦」って, 何を意味してるんだろう.
ちなみにローマでユリウス暦を使うようになったのは紀元前 45年. そして, それ以来公式にはユリウス暦を使うことになっているはず.
おまけに言うとユダヤ暦は太陽太陰暦で 1か月は 29日か 30日で, かつ 19年に 7回のうるう月が入ります. この辺は日本の旧暦と同じですが, 月はずれています. これで (2) の回答になるかな (ただしやはり冬至が 12月に来ることはないようです)?
で, (3) についてはローマでよく信仰されていたミトラ教のお祭りである「ミトラ祭」(太陽神であるミトラの生まれ変わりを祝う) が冬至に行われており, キリスト教がそこにかぶせたというのが一般的な説明です.
以下は蛇足: 多くの地域で「年が違っても同じ月は大体同じ季節にしたい」という気持ちはあるようで, 太陰暦を使う地域であってもほとんどは太陽の動きで補正した太陽太陰暦を使っています. 上記のユダヤ教はまさにこれですし, 日本や中国も同じです. で, 完全に太陽の運行と切り離した暦になるとイスラム暦を見るのが最も分かりやすいと思います.
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この回答へのお礼

天文学のカテゴリーでも回答いただきました。
重ね重ねありがとうございます。

>ただ, 月の満ち欠けを基準にして「1か月=28日」って暦を使う地域があるとは想定しづらいんだけどなぁ

そうですよね。私もそう思うんです。
で、太陽暦では冬至は12月22日だけど
太陰暦では25日になると簡単に結論付けているあたり、
この記事の筆者の間違いなのかなあ、と・・・。
また陰暦という言葉自体よくわからないですし。

ユダヤ暦というものがあるのですね。
で、やっぱりユダヤ暦の冬至も12月ではないのですね。

やっぱり間違いですかね~。

お礼日時:2009/01/15 16:50

あああああ.


今まで気づかなかったんだけど, 下の方の「アイリーン・レクチャー」とか「ユートピア・ネットワーク」で思い出した....

参考URL:http://homepage3.nifty.com/hirorin/bookarion.htm
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この回答へのお礼

ナルホド! 納得しました(笑)
ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/16 16:55

暦のことはわかりませんが、質問者さまも書かれていますが、キリストの誕生日は実際にはよくわかってないというのが真実のようです。



あくまでも「降誕祭」=神の子の誕生を祝っているのであり、誕生日を祝ってるのではないようですね。

そのため、スペイン(カトリック)での降誕祭は1月6日、ロシア(正教)では1月7日と宗派によっても異なるみたいです。

参考までにスペインでは12月24日(クリスマスイブ)から1月6日(3賢人の祝日)までをクリスマス期間と考えてるようです。
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この回答へのお礼

地域によって降誕祭が異なっているというのは知りませんでした。
勉強になりました。
ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/16 14:38

ユリウス暦を用いたのはローマ帝国の支配下にあった地域と、『第三のローマ』を自称したロシア帝国です。


現在のグレゴリオ暦に移行したのは各地バラバラで、ロシアでは革命前まで使われていたせいで、十月革命なのか十一月革命なのか、ややこしくなってます。

冬至の日は年によって変化しますので、お祭りの準備には毎年決まった日付でないと不都合だったでしょうね。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AA% …
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この回答へのお礼

ほんとうにいろいろ教えて下さいましてありがとうございます。
ユリウス暦のこと、ミトラ教のこと、太陰暦のこと・・・
とても勉強になりました。

お礼日時:2009/01/16 14:36

結局のところその URL で言っている「陰暦」が何を指しているのかわからない (1月の日数はあやしいし, 「太陽暦」と「陰暦」の違いが「正確に 3日」ということは通常ありえない) ので, 議論として成り立ちえないと思います.


よって以下はほとんど余談:
28*13 = 364 で, 「1ヶ月=28日かつ1年=13ヶ月」というシステムを組めばうまくいくように見えます. が, よく見ると 1日足りません. つまり, この足らない 1日 (あるいは 2日) は, やはり補正してやらないとダメです.
ただ, この補正を入れちゃうと (いわゆる) 純粋な「太陰暦」にはならず, やはり「太陰太陽暦」と呼ばざるをえないでしょう.
あと, 「冬至は12月21日~12月23日」についてですが, この辺のびみょ~なずれに関しては, かつて「妖精現実」で秋分に関して議論がされています. ちょっと妖精現実で見つからなかったので, 検索して見付けたはてなブックマークの方を参考に挙げておきますね.

参考URL:http://d.hatena.ne.jp/a666666/20060929/1159541064
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この回答へのお礼

詳しく検証くださいまして、ありがとうございます。
Tacosan様の話を伺いまして、やっぱり上記URL の暦に関する記事は
間違いだろうと思いました。
ネットに限らず世の中には間違った情報も数多くありますから
慎重に受け取る必要がありますね!

お礼日時:2009/01/16 14:33

太陽暦は、黄道(天球における太陽の軌道)を観測し続けないといけませんので、働かずに空ばかり見てる神官を許容できる社会でないと作れないでしょう。

太陽暦の存在自体が世界史的にユニークであり、エジプトでしか確認されていない(マヤ文明については論争中のようです)ので、「太陰暦を使用していた地域はどこですか」という質問は、あまりに広すぎるかと。
あ、言うまでもありませんが、ユリウス暦はエジプトの太陽暦を土台にしています。

>立春(いわゆる節分)から一年が始まります。
「日本の旧暦は月がずれていたのでしょうか」という質問でしたので、上の記述は日本の太陰暦について、です。

「冬至は12月21日~23日なのに、なぜ12月25日となっているのですか」
ミトラス教における冬至のお祭りが、12月24日の晩から25日にかけて行なわれていたからです。一晩中、飲み明かして騒いだそうで、現在の日本でも似たようなものでしょうか。
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この回答へのお礼

なんどもありがとうございます。

わかりにくい質問で申し訳ありませんでした。
(1)は太陽暦がエジプトでしか確認されていない、ということをしらなかったもので、そういう質問の仕方をしてしまいました。

もしおわかりになれば、ユリウス暦が使用されていた地域はどこなのか
教えていただけると幸いです。

(2)は
質問のところであげたサイトに
※昔は、月齢28日間で1ヶ月という「陰暦」を採用していたので、昔の冬至の日は、12月25日頃であった。
※しかし、現在では、「太陽暦」を採用しているので、1ヶ月約30日間となり、現代の冬至の日は、12月22日頃になっている

という記述に対して、疑問を感じたために立てた質問です。

日本における冬至を旧暦(太陰暦)換算すると11月となって12月にはならない。
しかし、上記サイトでは陰暦で12月25日ごろが冬至であると記されているので、
その計算方法が日本の旧暦と同じ様なものであったとすれば
立春よりもあとを新年としないと、計算がおかしくなります。
そのため、「日本の旧暦は月がずれていたのでしょうか」と
質問したのです。
これもわかりにくいですね。申し訳ありません。

>ミトラス教における冬至のお祭りが、12月24日の晩から25日にかけて行なわれていたからです。

太陽暦における12月24日ですよね?
つまり、冬至より2,3日あとに御祭が行われていたと。
大変勉強になりました。

お礼日時:2009/01/15 22:56

1.月の満ち欠けを元に暦を作る太陰暦は、観測しやすいので世界中に存在したと思われます。

一年の長さが数日ずれても、短期的には農耕に影響ありませんので。ナイル川の周期的な増水という事情から、一年の長さを正確に測定しようとしたエジプトが、特殊だと考えるべきでしょう。

2.立春(いわゆる節分)から一年が始まります。
>日本でかつて使用されていた旧暦では冬至が12月25日になることはありません。
上の12月25日とは、4世紀のローマ帝国で定めた日付のことですね。ローマはキリスト以前から太陽暦(ユリウス暦)ですから、日本に限らず太陰暦とはずれます。
3.ありません。
福音書の記述からイエスの誕生日を探るなら、天に明るい星がまたたく時期でなければなりませんが、12月末はパレスティナの雨季にあたります。

クリスマスもイースターも、元は異教のお祭りと理解しておけばよろしいかと。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>確かに、月齢を利用した太陰暦はわかりやすいですから
世界中で利用されていたことでしょう。

しかし、ローマでは紀元前45年よりユリウス暦が使用されていたことがわかっています。
ローマの例のように、文献などから太陽暦ではなく太陰暦が使用されていたことが確認されている地域についてしりたいのです。
ちょっと質問の仕方が悪かったです。すいません。

>立春(いわゆる節分)から一年が始まります。
というのは、どの国の太陰暦でも立春から始まるということですか?
失礼とは思いますが、節分=立春ではなく、節分とは立春の前日のことです。

福音書の記述は大変参考になりました♪

※(3)キリストの誕生日=冬至=12月25日となっている合理的な考え方があれば教えて下さい。

これも質問の仕方が悪かったです。

冬至の日をキリストの誕生日にしたという説がありますが
冬至は12月21日~23日なのに、なぜ12月25日となっているのですか、と書けばよかったです。

この場を借りて読んでくださったみなさん、回答を下さったみなさんにお詫びをさせていただきます。

お礼日時:2009/01/15 17:08

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