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「人間は、生まれてから見たものをすべて覚えているが、記憶の関係で思い出せないだけ」と聞いたことがあります。本当でしょうか?

A 回答 (4件)

「見たものをすべて覚えている」は正解ではないです。



ただ人間は、見た物を意識的に思い出すことはできる記憶以外に、その十万倍以上もの情景を潜在意識中に記憶されていると言われています。

これは、見た物だけに限ったことではなく、聴覚・嗅覚など五感すべてにあてはまれていると考えられています。

この能力は人間が寝ているときの「夢」の中で発揮されています。

例えば夢の中では、自分が語学の知識がなくとも英語やフランス語で会話ができて意味も分かる。

また、夢の中で何故か繰り返し出てくる風景に、ある日に偶然と遭遇し、それが自分の幼い頃に訪れた場所だったと気が付く。

名前を知らない「花」の名前が、夢の中での花壇の名札にちゃんと書かれている。
しかも、それをすぐに調べたら夢のとおりで合っていた。

或いは人間は、胎児だったころの記憶をも潜在的に持ち合わせているとも言われています。

全ては夢の中の世界だろうと言われれば話はそれで終わってしまいますが、人間の記憶力は常識をはるかに超えたものだと云うことです。

しかし残念ながら、この記憶力の限界がどこにあるのかが見いだせないでいて、これは人間に与えられた答えのできない永遠の課題なのです。
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こんにちは。


これはウソです。
特異体質の例もありますが、基本的には我々の脳は見たもの全てを記憶しません。

視覚情報といいますのはまず視神経で受容され、視覚野を通って大脳連合野に入力されます。視神経でこの情報が保持されるのは「0.1秒」ほどで、この間に知覚系が「注意状態」になりませんとそのまま消えてしまいます。
視覚野に到達しなければ「知覚処理」が行われませんので、その視覚情報は記憶できる状態にはなりませんし、連合野に取り込まれることもありません。

次に、我々の脳内で記憶の形成を行う連合野や海馬といいますのは、通常は「5-HT(セロトニン)」などの伝達物質によって「常に抑制」を受けています。これは、脳が無駄なエネルギーを消費しないためです。ですから、この抑制が解除され、注意状態や覚醒状態が亢進されなければ連合野や海馬はその機能を十分に発揮することができません。このため、一旦は連合野に入力された情報であっても、中枢系の覚醒状態によっては全てが記憶として残されるということにはならないわけです。
このように、我々の脳といいますのは「全て記憶することはできない」ようになっています。そしてこのことは、無駄なことはなるべく記憶せず、脳内では「記憶作業の優先順位」を決めるための役割を果たしています。
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記憶もホログラフィーの原理と同じという話を聞いたことがあります。

そうだとすると薄れてはいきますが決してすべて消えてしまうことにはならないのではないかと思います。思い出せないというより、焦点が合わないでぼやけた像のような形で思いだされていることを思い出せないという言い方をしているのではないでしょうか。つまり必ず思いだされてはいるという意味で、「・・・すべて覚えている」といえるのではないかと思います。
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記憶のメカニズムも、それ以上に忘却というプロセスがどのように起こっているのか、まだ解明されているとは言えません。

それはまだ「説」の段階で、誰にも否定は出来ませんが、確証をあたえることもできません。ただ、人間の記憶の量が普段意識されているものよりも遥かに多いというのは確かなようです。
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