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「1971年8月に米国が米ドルの金との交換性を停止したことによるブレトンウッズ体制の崩壊がある(ニクソン・ショック)」
これは wikipedia からです。米ドルと金との交換性を停止するということは、具体的には「ドルというお金で金(きん)を購入できない」ことを意味するのでしょうか?

A 回答 (4件)

ちがいます。

市場価格で、いくらでも、金は購入できます、現在も(^_^.)

 それまで世界の通貨は金ドル本位制と呼ばれる体制がとられていたのです。
第二次大戦後アメリカは世界の経済を支配するようになり、通貨決済手段としての金塊は、アメリカのフォート・ノックス金保管所に集中してしまいました。
このためアメリカのドルはニクソンショックまで金1オンス35ドル、という制限された兌換制度を維持していたのですが、
他国はもはや兌換制度を維持できなくなっていました。かろうじてドルとの交換により自国通貨の価値を保証していたのです。
つまり対ドル兌換制度みたいなものです。各国通貨の信頼はアメリカのドルに対する信頼であって、ドルの信頼源は、アメリカが、いつでも1ドルを35分の1オンスの金と交換してくれるという、ドルと金との兌換による信頼が根底にあったわけです。この体制をブレトン=ウッズ体制といいます。
※現在では、金との兌換性という客観的裏づけを、失ってしまい、ドルの信用は
超大国アメリカの国力への信用に依拠しています
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
たとえば 100円=1ドルだとします。実際に 3,500円を持っていたら1オンスの金と交換してくれたのでしょうか?別に市場価格があった、というのは2重価格でしょうか?
それとも政府間だけの取引にのみ、金1オンス35ドルというレートが適用されたのでしょうか?

お礼日時:2009/02/06 18:07

>実際に3,500円を持っていたら1オンスの金と


>交換してくれたのでしょうか?

大学の講義の時、ちょっと話が出たことがありますが、
いつでも即交換に応じていたわけではなかったらしいです。

>別に市場価格があった、というのは2重価格でしょうか?

二重価格があったと思いますが、実際どのくらい値段で
金が取引されていたか分かりません。

>それとも政府間だけの取引にのみ、金1オンス35ドルというレートが
>適用されたのでしょうか?

実際にどれくらい金に交換されていたのか分かりませんが、
国がアメリカに対し、交換を要求すると
外交問題に発展する恐れがあると思います。
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これ以前は35ドルを銀行に持って行くと、1トロイオンスの金と無条件に引き替えてくれました。


http://image.blog.livedoor.jp/dennismoore1988/im …
は古い日本のお札の写真ですが、肖像(和気清麻呂)の横に「此券引換に金貨拾圓相渡可申候」と書いてあります。
つまり、10円金貨=10円分の金塊といつでも交換しますよ、ということです。

 逆に金というものは基本的に市場のないモノだったわけです。
http://www.ginzatanaka.co.jp/coin/lesson/le02_03 …

要するに、これより以前は金というのは公定価格のみが存在していた訳です。以降は通常の品物と同様、需要と供給によって価格が決定する商品になりました。
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>具体的には「ドルというお金で金(きん)を購入できない」ことを意味するのでしょうか?



違います。

そんなことを言っていたら、主要先進国はどこも金本位制をとっていないので、金を購入できないことになります。

明治時代に政府の発行した紙幣には、兌換券と標記されていました。
これは、何円というお札を持っていけば、銀行で同額の金貨と交換してくれるということです。

もともと、金貨を発行していたのが、金を銀行に置き紙幣を発行するようになったという背景があります。

紙には信用が無いので、裏づけとして金を銀行が保有し交換することを保証していたわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
たとえば 100円=1ドルだとします。実際に 3,500円を持っていたら1オンスの金と交換してくれたのでしょうか?別に市場価格があった、というのは2重価格でしょうか?
それとも政府間だけの取引にのみ、金1オンス35ドルというレートが適用されたのでしょうか?

お礼日時:2009/02/06 18:07

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