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韓国でも国レベルでは景気はよくありませんが、個別の企業、特にサムソン、LG、現代、起亜といったトップ企業はこの世界的不況の中、黒字をキープしているようですね。一方、日本も同じように輸出をメインにした製造業が経済を引っ張っていますが、日本を代表する企業である、トヨタ、日産、ソニー、パナソニックといったエクセレントカンパニーが軒並み赤字で、円高、ウォン安と為替の問題が大きいとはいえ、対照的な結果になっていますね。円高はさらに進むと言われていますし、トヨタの今後の動向次第では、以前のソニーがサムソンに一気に追いつかれ、差を広げられたように、トヨタも近いうちに現代、起亜に追いつかれ、そのまま、差を広げられてしまう可能性は低くないのではないかと思うのですが、皆さんはどう思いますか?そうなると、韓国に対して日本はただ人口が多くて市場がでかいというだけということになり、新たな産業が日本を引っ張るようにしないと、まずいんじゃないですかね?内需拡大って言っても、人口減少が今後進んでいく中で簡単なことではないと思いますし。(ふと頭によぎったことをコメントしたので、情報が間違っていたらすいません)

A 回答 (5件)

韓国企業と比較すれば、日本企業もまだまだ生き残れる可能性が高いですが、世界全体の中での日本企業の位置づけとしては、やはり先端技術やブランド力など、既存の強みを生かす戦略を取らないと成長し続けるのは大変でしょう。



サムスンの携帯電話事業などは称賛に値しますが、多くの韓国企業の収益基盤は思ったより弱いです。

サムスンの半導体事業、LGのディスプレイ事業、現代の自動車事業にしろ、工場での製造用マシン、原材料、コア部品などは日本企業などからの輸入に頼っており、モノづくりで付加価値を生んでいるというよりは、組立プロセスで付加価値を生んでいる状況です。

つまり、これまで日米欧企業より積極果敢に生産能力向上のために工場に投資し、中国よりも基礎技術力の高い従業員を使って高い生産性を維持することで収益をあげてきました。

つまり、すでに労働力が高騰して単純な製造業としては成立しない日本でまだ製造業が存在しているのは、技術力とブランド、つまり独自で培っているものですが、韓国企業が世界的メーカーにのし上がった強みは、マーケティングの妙と安価で優良な労働力だったのです。

労働力は、すでに台湾・中国より安価ではなくなっていますから、残された強みはマーケティング力です。ただ、マーケティングは技術やブランド以上にマネされやすい分野ですので、同じ手法を台湾や中国に取られると、生き残る術がなくなるという危機をはらんでいます。

その点は、日本はまがりなりにも100年近い近代工業化の積み重ねが技術力を支えてますし、韓国の場合は工業化してから経た年数が少ないので、まだまだ裾野まで浸透しきっていない(大企業の下請けが整備されきっていない)点が大きいと思います。

とは言え、日本の競争相手は韓国だけではないので、ブランド力・構想力で先行する欧米、労働力で追い上げる途上国に対して、資金的にも潤沢とは言いがたく、動きが遅いといわれる日本企業の行く末は大変なことに変わりはありません。

質問者さまの言う通り、家電、造船、自動車などのから新しい産業に主役を切り替えないと、日本自体の行く末が不安ですね。

この回答への補足

つまり、裏を返せば、日本の大企業がさらなる収益力をつける、あるいは、今回の不況以前の収益力を回復するために、日本企業がやれることは、韓国のようなマーケティング手法をとるか、あるいは、安い労働力を求めて海外へ企業が出て行くしかないということなんですかね?どっちにしても、このまま円高が進むと現地生産なんかをもっと進めていかないといけなくなるだろうし、製造業への派遣も禁止すべきなんて声も聞こえてきますし、日本にいては人件費高騰、円高、高い法人税と企業にとっていいことがまるでないような気がしますね。法人税引下げに反対しているエコノミスト達が大企業が日本からどんどん出て行く現象が起こったときに、どういういいわけをするのか楽しみですが。どっちにしても日本は前途多難な気がしますから、定額給付金なんか止めて、なんかエコ関係の産業に集中投資して育てるぐらいのブラジルの大統領みたいな思い切ったことやってくれたら、夢がもてるんですけどね(ブラジルの大統領がなにをやったのかよく知りませんが)。

補足日時:2009/02/09 20:44
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました

お礼日時:2009/02/10 17:32

No.1ですが、ええっともうちょっと勉強して欲しいなあというのが正直な感想です。

(苦笑)

>国は一体何をしているんですかね……
>別に何か新しい産業をバックアップする気配もなし

不況対策には、段階があります。
まずは景気の悪化を食い止めるための、緊急景気対策。
経済が傾いてからもう半年近く経っていますが、今はこの議論をしています。

国はなにやってんだと怒りたくなりますが、ねじれ国会である以上、ほとんどの法案の審議に60日以上かかるので、時間はどうしてもかかります。
先の参議院選挙で、ねじれ国会となることを選んだのは国民なのですから、そのデメリットも甘受すべきでしょう。


>日本の将来が全く見えませんね。

もっと勉強してください。(苦笑)
マスコミはバカなので、大事なことは報道しませんので。

他の方の回答にあるように、部品や素材産業の競争力は非常に強いですし、また産業を支える工作機械の分野も非常に強いです。
ぶっちゃけ、中国や韓国が追い上げても、彼ら相手の商売で日本は設けることができるのです。


>せめて、さっさと選挙をしてほしいですね。

選挙をすれば、選挙の前だけで二ヶ月くらい、選挙後にもし政権交代があれば、新政権が方針を決めて、それに基づいて新たな法律を作り、それが実施されるのに、どんなに最短でも半年以上かかります。
それまでの間、国による経済対策は事実上ストップしますので、その間は国民生活は大変になりますよ。

どんなに遅れても今年の9月には、衆議院選挙があります。
それまでの間に少しでも経済を落ち着かせ、選挙前後で国の政治が止まっても大過ないように準備すべきです。
とはいっても、与党はともかく野党は、今のところ国会審議を遅らせることしか頭にないみたいですけどね。

まあ、アメリカのオバマ政権の経済政策が成功すれば、アメリカ経済の復活にともなって日本の輸出産業も回復しますので、最悪アメリカ頼りという手もなくはないのですが。
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この回答へのお礼

すみません、適当なコメントをしまして。第2次補正予算の中身で定額給付金以外は、それほどおかしなものはないようなので(民主党はその定額給付金にこだわっているようだが)、百年に一度と言われる不況で、国の一大事の時なんだから、与野党でいがみあってないで、補正予算をさっさと通して、それからさっさと選挙してほしいですねと言う意味だったんですが、要約しすぎたようですいませんでした。それと、自分は日本の企業とは言っていても、どちらかと言うと大企業の目線で考えていたものですから、トヨタのような日本のシンボリックな企業が落ち込んだら、日本としてはそういうのをカバーできる新たな産業なりを育てることを考えた方がいいんじゃないかなと思いまして。アメリカ経済の復活って言っても、ある程度は回復するでしょうが、年収300万円程度の人が何千万あるいはそれ以上の借金をして、買い物していた国ですから、そのシステムが壊れた以上、完全に元に戻るのはちょっと難しいのではないかと思いますし。民主党になって多少は保護主義になるようなことも聞きますし、以前と比べて日本の製品をどの程度買ってくれるのか、ある程度アメリカ経済が復活しても、以前よりも日本の製品がアメリカで売れなくなった場合は、その不足分をどこで補うのかってのもありますし(まあ、中国・インドでしょうけど)。中国や韓国の企業が大きくなれば、日本の部品などを扱う会社などが儲かると言うこと自体はわかるんですが、逆にトヨタなどが落ち込めば、それらの企業からの発注が減るわけですから、あんまりいいことではないんではないかと思いまして。まあ、自分は別に日本が崩壊するとまで言ってるわけではありませんし、特にあなたの意見に反論しているわけでもありません。ただ、ピンチはチャンスと言う言葉があるように、こういう変換期は逆に何かしろの飛躍するためのチャンスが潜んでいる可能性がありそうなのに、日本の政府や、首相を見ているとちょっとじれったく感じただけなんです。どうもコメントありがとうございました。

お礼日時:2009/02/10 18:30

まだまだ日本の企業は大丈夫だと思います。

韓国の大手企業は数えるほどしかありませんし、それぞれの企業を国が支援してやっとここまできた感じです。
大手の企業でも部品は輸入しています。韓国内では作れる企業が存在しないためです。たとえばサムスンにしても、液晶パネルに必要な偏向フィルムは、日東電工から購入していました。(日東電工の世界シェア40%)
やっと最近は自社で作るようになりましたが。
でもこの偏向フィルムの材料であるPVAフィルムは、クラレ と 日本合成化学の2社で世界シェア100%ですから、この材料は日本から購入している事になります。
このように韓国には素材や部品を作れる企業がほとんどありません。
日本にはたくさんの世界一の部品メーカーがあります。たとえば、
エプソントヨコム    水晶デバイス  
古野電気        魚群探知機
三菱化学        脱酸素剤
富士製作所       インスタントラーメン製造プラント
ハードロック工業    ゆるまないネジ
ポーライト       バイブモーター軸受け
ウシオ電機       産業用ランプ
日本電産        HDD用精密モーター
東洋炭素        等方性亜鉛
ワコム         コンピューター用タブレット
村田製作所       セラミックコンデンサー
ファインパーツ     髪の毛よりも細いバネ
D I C       インキ
ヒロボー        ラジコンヘリコプター
エルム         DVD修復装置
アロンアルファ     瞬間接着剤
安川電機        ロボット
ぜんぶ世界一です。まだまだこれの100倍くらいの会社があると思います。
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この回答へのお礼

なるほど、確かにたくさんありますね、日本の経済を引っ張っているのは大企業より中小企業というのもありますしね。日本の世界シェア1位製品てどれぐらいあるんですかね?韓国は127製品らしいですけど。ただ、個々の製品と違って、企業レベルで考えた場合、特になんていうんですかね、電子系っていうか家電分野っていうか、そのあたりのメーカーの数が多すぎるような気がするんですよね。家電量販店へ行っても、炊飯器一つにたくさんのメーカーのものがあって、正直、そういうのが日本の企業の足を引っ張り合って、国際競争力を低下させているような気がするんですが、ある程度の再編が必要なんじゃないでしょうかね?適当なコメントですいませんが。どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/02/09 19:08

>トヨタも近いうちに現代、起亜に追いつかれ、そのまま、差を広げられてしまう可能性は低くないのではないかと思う




今年、三菱から電気自動車が発売されますが、ガソリン車から
大転換を図る日が数年後に確実にきます。
その時に燃料電池車も含め次世代の技術をどこがリードしているかです。
アメリカ3大メーカーは立ち遅れていると聞きます。
むしろ中国は産学一体で挑んでおり、ハイブリッド車を98万円で発売する所まできています。
下記にあるように現代も2010年後半に発売するようです。
こういう変革期は後発の方がしがらみがない分、追いつき追い越せの体制でくるので、トヨタが今までのような絶対的な存在でなくなってくる可能性は十分にあります。


http://www.konest.com/data/news_detail.html?no=3 …

この回答への補足

自分もおっしゃるとおりだと思います。だからこそ、こういったグローバル企業はお金(内部留保)をなかなか吐き出さないんでしょうね。よくテレビでエコノミストが今回の不況で解雇された人のために内部留保を出せと言っていますが、いくらトヨタがハイブリッドで先端をいってても、どこかの企業が革新的な電気自動車を世に送り出し、ニーズがそっちに移っちゃったら、一気に形勢逆転ってこともありますもんね。そうならないためにも常にこういう企業は、多額の資金を注ぎ込んで研究開発し続けなければならない運命にあるんでしょうね。そういう意味でも、現代自動車などが、このウォン安という状態を利用して、安くてそこそこの性能の車を国外に売り続けることで、確実に利益を稼ぎ出し続けて、内部留保をためて、そこから研究開発費に注ぎ込んで(研究開発費って内部留保から出すのかどうか知りませんが)、って感じでサイクルさせているうちに革新的な車を世に出す。そして現代が販売台数1位になるなんてことがあるんじゃないのかなと思ったんです。トヨタは円高がさらに進むと言われている中でどういうふうに利益を確保していくのかちょっと素人の自分にはわからないもんですから。

補足日時:2009/02/09 20:37
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました

お礼日時:2009/02/10 17:33

韓国の大企業の収益状況については、まだ十分下調べをしていないのですが、ウォン安の韓国と円高の日本で差が出たのかもしれません。



輸出企業については、通貨安が追い風となり、通貨高は逆風となります。
韓国はウォン安のため、国家経済はピンチであっても、輸出企業の収益にとっては、かえって追い風となったのでしょう。

日本について言えば、今の円高は輸出中心の製造業にとっては逆風です。
この状況をどう乗り切るか、今の私にも妙案はありませんが、日本の製造業の会社に問われている内容だと思います。


なおサムスンについては、日本の多くの電機メーカーを既に上回っています。
日本では著名ではありませんが、その実力は素直に認めざるをえません。
とはいえ、過去の日本企業と同じくまだ量産品の製造で収益を上げているようなので、最先端部門では日本の会社にまだ一日の長があるかもしれません。

この回答への補足

国は一体何をしているんですかね、円高はなすがまま(円安ドル高にすればアメリカの議会がトヨタを救ってビッグ3を潰すのかと怒るので協調介入は出来そうもないみたいだけど)、別に何か新しい産業をバックアップする気配もなし(自分が知らないだけかもしれませんが)、日本の将来が全く見えませんね。現時点での日本の技術力は素晴らしいですが、ミスター円いわく最近の若者は大学でも技術系に行かないと言ってましたから(去年、今年はどうか知りませんか)、日本の技術が未来永劫(あるいは、しばらくは)優位性を保ち続けるのかも疑問ですし。せめて、さっさと選挙をしてほしいですね。

補足日時:2009/02/09 21:49
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