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現在、大学で遺伝子関連の授業を受けているものです。
そこで外来遺伝子導入について学んだのですが相同遺伝子領域の挟まれたとこ(?)にネオマイシン耐性遺伝子を、その最端部位にチミジンキナーゼの遺伝子配列を組み込みます。次に外来遺伝子を導入するのですが相同組換えと非相同組換えの2通りが考えられると習いました。しかしこの後どういう流れでポジティブ、ネガティブ選択という意味になるのかが理解できません。
GCV(ガンシクロビル)はチミジンキナーゼによってリン酸化されると毒性を示すのはかろうじてわかります。
見当違いな質問かもしれませんが、詳しく教えていただけたら助かります。どうかお願いします。

A 回答 (2件)

ポジティブ-なかったら死ぬ


ネガティブ-あったら死ぬ
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ものすごく教科書的な話ですね…。


おそらく外来遺伝子導入というより、ノックアウトマウス作製などに用いられる
ジーンターゲティングの話をされているのだと思います。

相同組み換えが成功した場合には、ネオマイシン耐性遺伝子のみが導入され、
相同配列の外側にあるチミジンキナーゼ(TK)遺伝子配列は導入されません。
なので、導入された細胞は、G418などのネオマイシンを含有している培地で生きられます。
また、TKは組み込まれませんので、GCV含有培地でも生きられます。

一方、非相同的にゲノムにinsertionが起きた場合には、ネオマイシン耐性遺伝子と
TK遺伝子の両方がゲノムに組み込まれます。
この細胞は、ネオマイシン含有培地では生きられますが、GCV含有培地では生きられません。

よって、細胞にターゲティングに用いる配列を導入した後に、まずネオマイシン含有培地で培養し、
遺伝子導入が成功した細胞をセレクションします(このとき相同組み換えか非相同組み換えかは無関係です)
ネオマイシン耐性遺伝子が導入された細胞を選択するので、ポジティブセレクションといいます。
次に、GCV含有培地で培養すると、相同組み換えが成功した細胞のみが生き残ってきます。
TK遺伝子が導入されなかった細胞を選択するので、ネガティブセレクションといいます。

ノックアウトやノックインを可能にした美しい手法ですので、教科書でじっくり勉強してみてください。
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